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公開番号
2025118303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013550
出願日
2024-01-31
発明の名称
トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02P
5/46 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数のモータがそれぞれ最適な制御パラメータで駆動することができる、トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置を提供する。
【解決手段】本発明は、1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧に基づいて、前記モータにより支持している前記ユニットの質量を算出する算出部と、算出した前記質量と理想値との質量比較に基づいて前記モータの最適なゲインを設定する設定部と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧に基づいて、前記モータにより支持している前記ユニットの質量を算出する算出部と、
算出した前記質量と理想値との質量比較に基づいて前記モータの最適なゲインを設定する設定部と、
を備える、トルク制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧から支持している質量を算出する算出部と、
前記複数のモータの出力比に基づいて前記モータの最適なゲインを設定する設定部と、
を備える、トルク制御装置。
【請求項3】
1つのユニットを駆動し指示する複数のモータへの出力電流に基づいて、前記ユニットの質量を算出する算出部と、
算出した前記質量に基づいて、前記出力電流が前記モータの制限電流を超えないよう前記モータの加速度を制限する制御部と、
を備えるトルク制御装置。
【請求項4】
1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータへの出力電流に基づいて、前記ユニットの質量を算出する算出部と、
算出した前記質量に基づいて、前記出力電流が前記モータの制限電流を超えないように前記ユニットの目標位置を指定する指定部と、
を備えるトルク制御装置。
【請求項5】
算出した前記質量が前記理想値から一定値以上差異がある場合に異常検出する検出部、を備える、請求項1に記載のトルク制御装置。
【請求項6】
前記モータは、電圧駆動するDCブラシレスモータまたはDCブラシモータである、請求項1から5のいずれか一に記載のトルク制御装置。
【請求項7】
前記モータは、電流駆動するDCブラシレスモータまたはDCブラシモータである、請求項1から5のいずれか一に記載のトルク制御装置。
【請求項8】
前記ユニットは、角度をもって上下し、
前記算出部は、前記ユニットに働く力の垂直成分を支えるトルクに基づいて、前記質量を算出する、請求項1から5のいずれか一に記載のトルク制御装置。
【請求項9】
トルク制御装置で実行されるトルク制御方法であって、
1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧に基づいて、前記モータにより支持している前記ユニットの質量を算出するステップと、
算出した前記質量と理想値との質量比較に基づいて前記モータの最適なゲインを設定するステップと、
を含む、トルク制御方法。
【請求項10】
ユニットと、
前記ユニットを駆動しかつ支持する複数のモータと、
前記複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧に基づいて、前記モータにより支持している前記ユニットの質量を算出する算出部と、
算出した前記質量と理想値との質量比較に基づいて前記モータの最適なゲインを設定する設定部と、
を備える、駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、1つのユニットを前後2つのモータで昇降し、その位置を制御することで水平を保つ技術が開示されている。また、特許文献2には、画像形成装置において、インクタンク内のインク量に応じてキャリッジのモータの制御方法を変更することで、適切な位置にキャリッジを制御して印字品質の向上を実現しつつ、過電流要求が生じてキャリッジの駆動制御が困難になることを防ぐ技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の技術では、例えば、画像形成装置の印字ヘッドアレイにおいては、インク量および可動部のハーネス形状の経時変化、メカ的な負荷の経時変化、器差による前後のモータで支える重さの想定からの変化等が生じた場合に、重さに対する各モータの制御パラメータが最適ではないため、前後のモータで制御の追従性が変わってしまう。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のモータがそれぞれ最適な制御パラメータで駆動することができる、トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1つのユニットを駆動しかつ支持する複数のモータのそれぞれに出力している出力電圧に基づいて、前記モータにより支持している前記ユニットの質量を算出する算出部と、算出した前記質量と理想値との質量比較に基づいて前記モータの最適なゲインを設定する設定部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、複数のモータがそれぞれ最適な制御パラメータで駆動することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施の形態にかかるトルク制御装置を適用したラインヘッド型印刷機の構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機のレジスト・作像ユニットの構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機の印字ヘッドアレイの構成の一例を示す図である。
図4は、第1の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機のモータ制御コントローラの構成の一例を示すブロック図である。
図5は、第1の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機のモータ制御コントローラにおけるエレキ処理ブロックの一例を示す図である。
図6は、第1の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機におけるモータの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7は、第2の実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機におけるモータの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、トルク制御装置、トルク制御方法、および駆動装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるトルク制御装置を適用したラインヘッド型印刷機の構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかるラインヘッド型印刷機は、図1に示すように、レジスト・作像ユニット1、先塗ユニット2、給紙ユニット3、乾燥・冷却ユニット4、反転ユニット5、および排紙ユニット6を有する。
【0010】
給紙ユニット3は、用紙を2枚ずつ給紙して搬送する。先塗ユニット2は、用紙に依ってはインクが定着しにくいため、アンダーコート液を予め用紙に塗布する。レジスト・作像ユニット1は、用紙のレジストおよびスキューを検出しかつ補正する。その後、レジスト・作像ユニット1は、グリッパ(用紙搬送爪)13(図2参照)により、シリンダ(上流)から作像ドラム15(図2参照)へと用紙を受け渡す。また、レジスト・作像ユニット1は、用紙を作像ドラム15に吸着させながら、ラインヘッド等の印字ヘッド17a~17d(図2参照)で印刷を行う。以下の説明では、印字ヘッド17a~17dを区別しない場合には、印字ヘッド17と記載する。
(【0011】以降は省略されています)
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