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公開番号2025118155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013299
出願日2024-01-31
発明の名称記録装置、その制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シリアルヘッドを備えるインクジェット記録装置において、反応液の吐出位置の調整を比較的簡便に実現する。
【解決手段】第1~第2ノズル列を含む記録ヘッドと、記録ヘッドを往復移動させながら駆動することにより記録媒体に記録を行う記録制御手段とを備え、第1ノズル列は、カラーインクを吐出可能に構成され、第2ノズル列は、カラーインクを記録媒体上に定着させる反応液を吐出可能に構成され、第2ノズル列が第1ノズル列に対して下流側となる記録ヘッドの移動方向を往路とし、その反対の方向を復路としたとき、記録制御手段は、記録ヘッドの往路および復路のそれぞれについて、反応液のパターンとカラーインクのパターンとが重なってなる調整パターンを形成し、復路にて調整パターンを形成する場合には、その前の往路において第2ノズル列により下地パターンを更に形成するように記録ヘッドを駆動する第1駆動制御を実行する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
第1ノズル列および第2ノズル列を含む記録ヘッドと、
前記記録ヘッドをシリアルヘッドとして往復移動させながら駆動することにより記録媒体に記録を行う記録制御手段と、を備え、
前記第1ノズル列は、カラーインクを吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列は、カラーインクと反応して該カラーインクを記録媒体上に定着させる反応液を吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列が前記第1ノズル列に対して下流側となる前記記録ヘッドの移動方向を往路とし、その反対の方向を復路としたとき、
前記記録制御手段は、
前記記録ヘッドの往路および復路のそれぞれについて、吐出位置を調整するための調整パターンであって反応液のパターンとカラーインクのパターンとが重なってなる調整パターンを形成し、
前記記録ヘッドの復路にて前記調整パターンを形成する場合には、その前の往路において前記第2ノズル列により下地パターンを更に形成する
ように前記記録ヘッドを駆動する第1駆動制御を実行する
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記記録制御手段は、更に、
前記記録ヘッドの往路において、前記調整パターンを形成し、
前記記録ヘッドの復路において、前記調整パターンの一部である反応液のパターンを形成し、かつ、その次の往路において、前記調整パターンの他の一部であるカラーインクのパターンを形成する
ように前記記録ヘッドを駆動する第2駆動制御を実行可能である
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
記録媒体の種類を特定するための特定手段を更に備え、
前記記録制御手段は、前記特定手段の特定結果に基づいて前記第1駆動制御および前記第2駆動制御を選択的に行う
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録制御手段は、前記調整パターンが前記第1駆動制御および前記第2駆動制御の何れにより形成されるべきかを評価するための2以上のテストパターンを形成するように前記記録ヘッドを駆動し、
前記特定手段は、前記2以上のテストパターンに基づいて前記特定を行う
ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
【請求項5】
前記調整パターンのうち、
カラーインクのパターンは、一様なパターンであり、
反応液のパターンは、ドット密度が異なる2以上のパターンが交互に形成されてなるパターンである
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項6】
前記下地パターンは、前記一様なカラーインクのパターンとは異なる他の一様なパターンである
ことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
【請求項7】
前記調整パターンは、複数の調整パターンの1つであり、
前記交互に形成される2以上のパターンの位置は、前記複数の調整パターンの間において前記記録ヘッドの往復移動の方向に互いに異なる
ことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
【請求項8】
前記調整パターンを読み取る読取手段を更に備え、
前記記録制御手段は、前記読取手段の読取結果に基づいて前記第2ノズル列の駆動のタイミングを補正する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項9】
前記記録ヘッドの往復移動により前記第1ノズル列および前記第2ノズル列が通過する領域を該往復移動の方向と交差する方向にて第1領域と第2領域とに分割した場合、
前記記録制御手段は、
前記第1領域に対しては、前記記録ヘッドの往路にて前記調整パターンを形成し、
前記第2領域に対しては、前記記録ヘッドの復路にて前記調整パターンを形成する
ように前記第1駆動制御を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項10】
第1ノズル列および第2ノズル列を含む記録ヘッドと、前記記録ヘッドをシリアルヘッドとして往復移動させながら駆動することにより記録媒体に記録を行う記録制御手段と、を備える記録装置の制御方法であって、
前記第1ノズル列は、カラーインクを吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列は、カラーインクと反応して該カラーインクを記録媒体上に定着させる反応液を吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列が前記第1ノズル列に対して下流側となる前記記録ヘッドの移動方向を往路とし、その反対の方向を復路としたとき、
前記制御方法は、
前記記録ヘッドの往路および復路のそれぞれについて、吐出位置を調整するための調整パターンであって反応液のパターンとカラーインクのパターンとが重なってなる調整パターンを形成するステップと、
前記調整パターンを前記記録ヘッドの復路にて形成する場合に、その前の往路において前記第2ノズル列により下地パターンを更に形成するステップと、
を含む
ことを特徴とする制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主にインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置のなかには、カラーインクを吐出する他、記録媒体上に吐出されたカラーインクと反応する反応液を吐出するものがある(特許文献1参照)。反応液がカラーインクと反応することにより、該カラーインクを記録媒体上に定着させることができる。カラーインクの吐出位置と、反応液の吐出位置とは、記録媒体上において実質的に互いに一致することが求められるが、反応液は典型的には無色透明であるため、反応液の吐出位置を適切に調整するための技術が一般に求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-138494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、記録ヘッドが記録媒体に対して往復移動しながら記録を行うヘッド、いわゆるシリアルヘッドの場合、記録ヘッドの往路と復路とで反応液の吐出位置が変動してしまう可能性がある。更に、往路と復路とでは、カラーインクおよび反応液の何れが先に記録媒体上に吐出されるかという点でも異なる。よって、反応液の吐出位置の適切な調整を比較的簡便に実現可能な技術が求められる。
【0005】
本発明は、シリアルヘッドを備えるインクジェット記録装置において、反応液の吐出位置の調整を比較的簡便に実現することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は記録装置にかかり、前記記録装置は、
第1ノズル列および第2ノズル列を含む記録ヘッドと、
前記記録ヘッドをシリアルヘッドとして往復移動させながら駆動することにより記録媒体に記録を行う記録制御手段と、を備え、
前記第1ノズル列は、カラーインクを吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列は、カラーインクと反応して該カラーインクを記録媒体上に定着させる反応液を吐出可能に構成され、
前記第2ノズル列が前記第1ノズル列に対して下流側となる前記記録ヘッドの移動方向を往路とし、その反対の方向を復路としたとき、
前記記録制御手段は、
前記記録ヘッドの往路および復路のそれぞれについて、吐出位置を調整するための調整パターンであって反応液のパターンとカラーインクのパターンとが重なってなる調整パターンを形成し、
前記記録ヘッドの復路にて前記調整パターンを形成する場合には、その前の往路において前記第2ノズル列により下地パターンを更に形成する
ように前記記録ヘッドを駆動する第1駆動制御を実行する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、反応液の吐出位置の調整を比較的簡便に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る記録装置の全体斜視図。
記録装置の内部構成を示す断面模式図。
光学センサの構成例を示す模式図。
記録ヘッドの吐出口面を示す模式図。
記録装置の制御系統を説明するためのブロック図。
調整パターンを構成するサブパターンの例を示す模式図。
各サブパターンのドット密度の例を示す模式図。
光学センサによる検出結果の例を示す模式図。
光学センサによる検出結果の例を示す模式図。
往路用の調整パターンの例を示す模式図。
復路用の調整パターンの例を示す模式図。
調整パターンの記録方法の参考例を示す模式図。
調整パターンの記録方法について第1の例の概要を示す模式図。
調整パターンの記録方法について第1の例の詳細を示す模式図。
調整パターンの記録方法について第2の例の概要を示す模式図。
調整パターンの記録方法について第2の例の詳細を示す模式図。
調整パターンの記録方法について第3の例の詳細を示す模式図。
反応液の位置ずれを補正するための方法を示すフローチャート。
反応液の位置ずれを評価するための調整パターンの例を示す模式図。
反応液の位置ずれを補正するための方法を示すフローチャート。
反応液の位置ずれを補正するための方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<記録装置の構成>
図1は、実施形態に係る記録装置10の一例を示す全体斜視図である。図2は、記録装置10の内部構成を示す断面模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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