特許ウォッチ

公開番号2025117026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011661
出願日2024-01-30
発明の名称無停電電源装置に使用される電池盤
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250804BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電池ユニットの保温性能を保ちつつ、ヒータの消費電力を抑える電池盤を提供する。
【解決手段】無停電電源装置10に使用される電池盤20であって、筐体80と、前記筐体内部に設けられ、ヒータ96を内蔵した保温室90と、前記保温室90に収容された蓄電池ユニット70と、を備える。さらに、前記筐体80の下部に、入出力ユニット及び並列ユニットを配置し、前記筐体80の上部に、前記保温室を配置する。また、前記ヒータを、前記保温室90の底部に配置する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
無停電電源装置に使用される電池盤であって、
筐体と、
前記筐体内部に設けられ、ヒータを内蔵した保温室と、
前記保温室に収容された蓄電池ユニットと、を備える、電池盤。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
請求項１に記載の電池盤であって、
前記筐体の下部に、入出力ユニット及び並列ユニットを配置し、
前記筐体の上部に、前記保温室を配置した、電池盤。
【請求項３】
請求項１又は請求項２に記載の電池盤であって、
前記ヒータを、前記保温室の底部に配置した、電池盤。
【請求項４】
請求項１又は請求項２に記載の電池盤であって、
前記保温室は、上下方向に複数の取付部材を有し、
前記取付部材は、前記蓄電池ユニットの底面を支える水平な支持壁を有し、
前記取付部材の前記支持壁には、上下方向から見て前記蓄電池ユニットを避けた位置に、上下に貫通する通気孔が設けられている、電池盤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無停電電源装置に使用される電池盤に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
無停電電源装置は、無停電で、負荷に対して電力を供給する機器であり、蓄電池ユニット、出力の切り換えを行う並列ユニット及び電力変換器等を有している。無停電電源装置に関する技術を開示する文献として、特許文献１がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１５１０５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
蓄電池ユニットは、温度低下により、性能が低下する場合や機能保護停止する場合がある。蓄電池ユニットの性能低下や機能保護停止を抑制するには、ヒータで電池盤全体を温めて、蓄電池ユニットの温度を保つことが考えられる。しかし、この場合、広い範囲を温めることになるから、ヒータの消費電力が大きくなる。
【０００５】
本発明の課題は、蓄電池ユニットの保温性能を保ちつつ、ヒータの消費電力を抑える、ことである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
無停電電源装置に使用される電池盤であって、筐体と、前記筐体内部に設けられ、ヒータを内蔵した保温室と、前記保温室に収容された蓄電池ユニットと、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
この本発明は、筐体全体を温めて保温する場合に比べて、ヒータの消費電力を抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
無停電電源装置の正面図
図１から電池盤の前面壁を取り外した状態を示す図
入出力ユニットの拡大図
並列ユニットの内部構造を示す斜視図
無停電電源装置の斜視図（電池盤の前面壁及び電力変換盤の上面パネルは略）
無停電電源装置の回路図
保温室と空気の循環経路を示す図
筐体の垂直断面図
取付部材及び蓄電池ユニットの斜視図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（本実施形態の概要）
（１）本発明の一実施形態に係る電池盤は、無停電電源装置用であり、筐体と、前記筐体内部に設けられ、ヒータを内蔵した保温室と、前記保温室に収容された蓄電池ユニットと、を備える。
【００１０】
本発明の一実施形態に係る電池盤によれば、電池盤内部に保温室を設けず、電池盤全体を温める場合と比較して、ヒータで温める容積を小さくすることができる。そのため、ヒータの消費電力を抑えることが出来る。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許