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公開番号2025116787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024092338
出願日2024-06-06
発明の名称現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250801BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像ローラと現像剤供給回転体との対向距離が短くても、現像ローラと現像剤供給回転体との間を仕切るようにシート状部材を設ける。
【解決手段】現像装置26に収容された現像剤Gが外部に漏出しないように、現像ローラ26aと第1搬送スクリュ26b1(現像剤供給回転体)との間を仕切って、現像装置26における第1搬送スクリュ26b1の側の内部に現像剤Gが収容された現像剤プレ収容部を形成する、取外し可能なシート状部材26rが設けられている。そして、現像ローラ26a又は第1搬送スクリュ26b1の回転軸部に直交する断面でみたときに、現像ローラ26aの回転中心と第1搬送スクリュ26b1の回転中心とを結ぶ仮想線Sに対してシート状部材26rが90±10度で交わるように配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、内部に現像剤が収容された現像装置であって、
現像剤を担持して、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像ローラと、
前記現像ローラに対向して、所定方向に回転して前記現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給回転体と、
当該現像装置に収容された現像剤が外部に漏出しないように、前記現像ローラと前記現像剤供給回転体との間を仕切って、当該現像装置における前記現像剤供給回転体の側の内部に現像剤が収容された現像剤プレ収容部を形成する、取外し可能なシート状部材と、
を備え、
前記現像ローラ又は前記現像剤供給回転体の回転軸部に直交する断面でみたときに、前記現像ローラの回転中心と前記現像剤供給回転体の回転中心とを結ぶ仮想線に対して前記シート状部材が90±10度で交わるように配置されたことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記断面でみたときに、前記現像ローラと前記シート状部材との対向距離が、前記現像剤供給回転体と前記シート状部材との対向距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記断面でみたときに、前記シート状部材の両端が取外し可能に貼着されて、前記シート状部材と前記仮想線とが交わる交点から前記現像ローラの回転方向下流側に対応する下流側シート貼着位置までの距離が、前記交点から前記現像ローラの回転方向上流側に対応する上流側シート貼着位置までの距離に比べて短いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記シート状部材が取外し可能に貼着されるとともに前記シート状部材によって封止される開口を有する台座部が形成されて、前記現像ローラと前記現像剤供給回転体とをそれぞれ回転可能に保持する現像ケースを備え、
前記台座部に前記下流側シート貼着位置と前記上流側シート貼着位置とが形成されたことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記台座部の短手方向の範囲内であって、前記開口の短手方向の範囲を含むように、前記シート状部材の短手方向の範囲が設定されたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
前記現像ケースは、前記台座部が形成された現像下ケースと、前記現像下ケースの上方に配置された現像上ケースと、を具備し、
前記台座部は、長手方向端部において前記現像上ケースと重なる部分を減ずる切欠き部又は凹部が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項7】
前記台座部は、前記下流側シート貼着位置が前記現像剤供給回転体の頂上部よりも低い位置に位置して、前記上流側シート貼着位置が前記頂上部よりも高い位置に位置するように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項8】
前記開口は、上方から下方に向けて前記仮想線に直交する開口面積が漸減するように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項9】
前記現像剤供給回転体に対して斜め上方に配置された前記現像ローラに対して、下方で対向して前記現像ローラの表面に担持された現像剤の量を規制する現像剤規制部材を備え、
前記現像剤規制部材は、前記現像ローラに対向する先端部の位置が、前記下流側シート貼着位置よりも高く、前記上流側シート貼着位置よりも低いことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項10】
前記シート状部材は、外力が加わって前記現像ローラの側に寄せられても前記現像ローラに当接しない位置に取り外し可能に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、感光体ドラムなどの像担持体に形成された潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に着脱可能に設置される現像装置において、工場出荷時に新品の現像装置の内部に予め収容した現像剤が輸送時などに現像装置の外部に漏出しないように、現像剤が収容された空間を閉空間として隔絶するシート状部材(封止シート)を取外し可能に設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、画像形成装置本体に装着されて使用が開始される前の現像装置には、内部に予め収容(プリセット)された現像剤が外部に漏れないように、現像剤が収容された閉空間を形成するように内部を隔絶するシート状部材が、現像ローラと第1搬送スクリュ(現像剤供給回転体)との間を仕切るように設けられている。
そして、画像形成装置本体において使用が開始される前に、そのシート状部材が長手方向(現像ローラの回転軸方向に対応する方向である。)に引き抜かれて、現像装置の内部に全体的に現像剤が収容された状態になる。こうして、現像装置によって現像工程(画像形成)をおこなうことが可能になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、現像ローラと現像剤供給回転体との間を仕切るようにシート状部材を設けるために、現像ローラと現像剤供給回転体との対向距離を比較的大きく設定していた。そのため、現像装置が大型化してしまったり、プリセット用の現像剤の量を減量しようとしてもできなかったり、していた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像ローラと現像剤供給回転体との対向距離が短くても、現像ローラと現像剤供給回転体との間を仕切るようにシート状部材を設けることができる、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における現像装置は、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されて、内部に現像剤が収容された現像装置であって、現像剤を担持して、像担持体の表面に形成される潜像を現像する現像ローラと、前記現像ローラに対向して、所定方向に回転して前記現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給回転体と、当該現像装置に収容された現像剤が外部に漏出しないように、前記現像ローラと前記現像剤供給回転体との間を仕切って、当該現像装置における前記現像剤供給回転体の側の内部に現像剤が収容された現像剤プレ収容部を形成する、取外し可能なシート状部材と、を備え、前記現像ローラ又は前記現像剤供給回転体の回転軸部に直交する断面でみたときに、前記現像ローラの回転中心と前記現像剤供給回転体の回転中心とを結ぶ仮想線に対して前記シート状部材が90±10度で交わるように配置されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、現像ローラと現像剤供給回転体との対向距離が短くても、現像ローラと現像剤供給回転体との間を仕切るようにシート状部材を設けることができる、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す断面図である。
現像装置を長手方向に示す図である。
現像装置の要部を示す拡大図である。
現像下ケースの台座部を長手方向に示す上面図である。
比較例としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
変形例1としての、現像装置におけるギヤ列とシート状部材との位置関係を示す図である。
変形例2としての、現像装置における長手方向端部の要部を示す拡大図である。
変形例3としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
変形例4としての、現像装置の要部を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが中間転写ベルト40に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。また、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21に対向するように現像装置26(図2参照)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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