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公開番号2025114752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025078633,2024008819
出願日2025-05-09,2024-01-24
発明の名称田植機
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250729BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】苗載せ台を折り畳む際、ガイドレールが邪魔にならないように折り畳める田植機を提供すること。
【解決手段】苗載せ台に沿って左右方向に配置されたガイドレールおよび、ガイドレールの上を左右に移動する、散布機を有する薬剤散布装置と、を備え、ガイドレールの左右の左右端部のどちらか一方または両方は、ガイドレールの中央部へ移動して折り畳み可能であり、ガイドレールの中央部は、苗載せ台に、前後方向へ回動可能に立設された支持支柱によって支持されており、苗載せ台を折り畳む際には、先にガイドレールの左右端部のどちらか一方または両方を折り畳むとともに、支持支柱を通常の姿勢状態と比べて前側へ移動させた上で、折り畳まれたガイドレールが、折り畳まれた苗載せ台の左右側部のどちらか一方または両方と苗載せ台の中央側部の間に挟まれるように、苗載せ台を折り畳むことを特徴とする田植機。
【選択図】図28
特許請求の範囲【請求項１】
車体（１）の後部に装設され、左右側部のどちらか一方または両方が中央側部へ移動して折り畳み可能な苗載せ台（２）と、
前記苗載せ台（２）に沿って左右方向に配置されたガイドレール（３）および、前記ガイドレール（３）の上を左右に移動する、薬剤を施すための散布機を有する薬剤散布装置（５）と、を備え、
前記ガイドレール（３）の左右の左右端部のどちらか一方または両方は、前記ガイドレール（３）の中央部へ移動して折り畳み可能であり、
前記ガイドレール（３）の中央部は、前記苗載せ台（２）に、前後方向へ移動可能に立設された支持支柱（６）によって支持されており、
前記苗載せ台（２）を折り畳む際には、先に前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方を折り畳むとともに、前記支持支柱（６）を通常の姿勢状態と比べて前側へ回動させた上で、前記折り畳まれたガイドレール（３）が、折り畳まれた前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方と前記苗載せ台（２）の中央側部の間に挟まれるように、前記苗載せ台（２）を折り畳むことを特徴とする田植機。
続きを表示（約 560 文字）【請求項２】
前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方を中央側部へ折り畳んだ際、前記ガイドレール（３）やその付属部品に対して前記苗載せ台（２）が接触しないように、前記中央側部への折り畳みのための移動を所定位置に規制する規制部材（１７）が設けられている、請求項１記載の田植機。
【請求項３】
左右側部のどちらか一方または両方が移動して折り畳み可能な苗載せ台（２）は、回動機構により中央側部へ回動する構成であり、前記回動機構による回動角度が、９０度超過１８０度未満であることを特徴とする請求項２記載の田植機。
【請求項４】
前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方は、前記折り畳まれる前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方に、移動可能に立設した支持フレーム（１０）によって脱着可能に支持されており、
前記ガイドレール（３）が折り畳まれる際には、前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方から前記支持フレーム（１０）が分離され、さらに、前記支持フレーム（１０）は前記立設した状態から退避するよう移動し、その後、前記苗載せ台の左右側部のどちらか一方または両方が折り畳まれる、請求項１から３の何れか１項に記載の田植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、苗を植付ける苗載せ台を備えた田植機に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、苗を植付ける苗載せ台の両側を非作業時には中央側へ折り畳む田植機が知られている。例えば、特許文献１に示すように、苗載せ台が、左右の苗載せ台部分が非対称で、左右方向で折り畳み可能に構成され、薬剤散布装置は、左右方向に沿うガイドレールと、そのガイドレールに案内されて苗載せ面に沿って横移動する移動散布器とを備え、ガイドレールは、左右方向長さを異ならせて各苗載せ台部分に固定された複数の分割ガイドレールによって構成され、かつ長い方の分割ガイドレールが短い方の分割ガイドレールよりも使用状態で前方側に位置するように配設された田植機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１８７９４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、そのような田植機では、苗載せ台が折り畳まれても、薬剤散布装置は折り畳まれるようになっていない。
【０００５】
本発明では、そのような従来の田植機の課題を考慮し、苗載せ台を折り畳む際、ガイドレールが邪魔にならないように折り畳める田植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１の本発明は、
車体（１）の後部に装設され、左右側部のどちらか一方または両方が中央側部へ移動して折り畳み可能な苗載せ台（２）と、
前記苗載せ台（２）に沿って左右方向に配置されたガイドレール（３）および、前記ガイドレール（３）の上を左右に移動する、薬剤を施すための散布機を有する薬剤散布装置（５）と、を備え、
前記ガイドレール（３）の左右の左右端部のどちらか一方または両方は、前記ガイドレール（３）の中央部へ移動して折り畳み可能であり、
前記ガイドレール（３）の中央部は、前記苗載せ台（２）に、前後方向へ移動可能に立設された支持支柱（６）によって支持されており、
前記苗載せ台（２）を折り畳む際には、先に前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方を折り畳むとともに、前記支持支柱（６）を通常の姿勢状態と比べて前側へ回動させた上で、前記折り畳まれたガイドレール（３）が、折り畳まれた前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方と前記苗載せ台（２）の中央側部の間に挟まれるように、前記苗載せ台（２）を折り畳むことを特徴とする田植機である。
【０００７】
第２の本発明は、
前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方を中央側部へ折り畳んだ際、前記ガイドレール（３）やその付属部品に対して前記苗載せ台（２）が接触しないように、前記中央側部への折り畳みのための回動を所定位置に規制する規制部材（１７）が設けられている、第１の本発明の田植機である。
【０００８】
第３の本発明は、
左右側部のどちらか一方または両方が移動して折り畳み可能な苗載せ台（２）は、回動機構により中央側部へ回動する構成であり、前記回動機構による回動角度が、９０度超過１８０度未満であることを特徴とする第２の本発明の田植機である。
【０００９】
第４の本発明は、
前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方は、前記折り畳まれる前記苗載せ台（２）の左右側部のどちらか一方または両方に移動可能に立設した支持フレーム（１０）によって脱着可能に支持されており、
前記ガイドレール（３）が折り畳まれる際には、前記ガイドレール（３）の左右端部のどちらか一方または両方から前記支持フレーム（１０）が分離され、さらに、前記支持フレーム（１０）は前記立設した状態から退避するよう移動し、その後、前記苗載せ台の左右側部のどちらか一方または両方が折り畳まれる、第１から第３の何れか１項の本発明の田植機である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明により、ガイドレールを前側へ倒すことによって、苗載せ台を折り畳む際、後方へ出っ張ることを抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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