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公開番号
2025114695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025076797,2023546236
出願日
2025-05-02,2022-01-28
発明の名称
追加の参照測定を有する電気化学測定
出願人
ラジオメーター・メディカル・アー・ペー・エス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
27/333 20060101AFI20250729BHJP(測定;試験)
要約
【課題】液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの濃度を示す電位差を測定する、より費用効率が高く、単純で、正確で、少ない試料体積での作業を可能にし、耐久性があり、故障しにくい方法および装置
【解決手段】液体全血試料中の参照イオンの濃度を示すパラメーターを参照イオン測定設定(104)を用いて測定すること(ここで、参照イオン測定設定(104)は、電気分析測定設定とは異なる)、分析物イオン測定設定(105)を用いて固体の作用電極のそれぞれの間で分析物イオンに選択的であるイオン選択性電極を含む固体の作用電極および参照イオンに選択的である固体の参照電極のそれぞれの間で直接または間接的に電位差を測定することを含み、分析物イオン測定設定は、電気分析的設定である。加えて、装置(100)および前記の装置の使用が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を測定する方法であって、前記の方法が以下の工程を含み:
-参照イオン測定設定を用いて、試料中の参照イオンの濃度を示すパラメーターを測定すること、ここで、該参照イオン測定設定は、電気分析的測定設定とは異なる、そして
-分析物イオン測定設定を用いて、試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を以下の間で直接的または間接的に測定すること:
i.1以上の作用電極の各々であって、分析物イオンに関して選択的であるイオン選択性電極を含む、1以上の作用電極の各々、および
ii.参照イオンに関して選択的である参照電極、
分析物イオン測定設定が電位差測定設定のような電気分析設定である、方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、該1以上の作用電極の各々が固体電極であり、かつ/または該参照電極が固体参照電極である、方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、以下:
i. 参照イオンの濃度、および
ii. 1以上の電位差
に基づいて試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を決定することを含む、方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法であって、該1以上の電位差が該試料中の該参照イオン濃度に依存する、方法。
【請求項5】
請求項3および4に記載の方法であって、該試料中の該1以上の分析物イオンの該1以上の濃度を決定することが、該1以上の電位差の該試料中の該参照イオン濃度に対する依存性を反映する、および/または組み込む発現に基づく、方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の方法であって、該試料が液体全血試料である、方法。
【請求項7】
請求項11~17のいずれかに記載の装置のような装置の試料入口で試料を吸引することのような該試料を吸引することを含み、それによって該試料の吸引された部分を生成し、該参照イオン測定設定を用いた測定および該分析物イオン測定設定を用いた測定の各々が該試料の該吸引された部分上で行われる、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法であって、該参照イオン測定設定を用いて該試料中の該参照イオンの濃度を測定することが、光学測定を含む、方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法であって、該参照イオンが、水素イオン、例えばH
+
、ナトリウムイオン、例えばNa
+
、またはカリウムイオン、例えばK
+
である、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、該光学測定がpHに依存する光学パラメーターP
o
を測定することを含み、pHの変化dpHを伴う光学パラメーターの変化dP
o
、dP
o
/dpHが[7;8]のpH間隔内、例えばpH間隔[7.2、7.6]内、例えば7.4においてまたは約7.4において局所的および/または全体的な最大値を有する、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体中の分析物イオンの濃度を示すパラメーターを測定する方法に関し、より詳細には、試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を測定するための方法に関し、さらに、対応する装置およびそのような装置の使用に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を決定することができることは、多数の理由のために有利であるが、そうすることは、高価で複雑かつ/または不正確な装置を含む可能性があり、それは、大きな試料体積を必要とする可能性もあり、それはさらに、限られた耐用年数を有する、かつ/または故障しやすい可能性もある。
【0003】
従って、試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を測定する向上した方法およびそのための装置、特に、より費用効率が高く、より単純で、より正確で、より少ない試料体積での作業を可能にし、さらに、より耐久性があり、かつ/または故障しにくい向上した方法および装置に関する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を測定するための既知の方法および装置の欠点の少なくとも一部を克服する向上した方法および装置を提供することである。加えて、またはあるいは、既知の方法および装置の代替を提供することが、本発明の目的である。
【0005】
第1側面によれば、本発明は、試料が液体全血試料であるような試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を測定し、場合によりさらに1以上の分析物イオンの1以上の濃度を決定する方法を提供し、前記の方法は、以下の工程を含む:
-場合により第2側面に従う装置を提供すること、
-参照イオン測定設定を用いて、試料中の参照イオンの濃度を示すパラメーターを測定すること、ここで、参照イオン測定設定(104)は、電気分析的測定設定とは異なり、場合によりさらに、参照イオン濃度を決定し、そして
-分析物イオン測定設定を用いて、試料中の1以上の分析物イオンの1以上の濃度を示す1以上の電位差を以下の間で直接的または間接的に測定すること:
i.1以上の作用電極の各々、例えば1以上の固体作用電極であって前記の作用電極の各々が分析物イオンに関して選択的であるイオン選択性電極を含む固体作用電極、および
ii.参照イオンに関して選択的である固体参照電極のような参照電極、
ここで、分析物イオン測定設定は、電位差測定設定のような電気分析設定であり、かつ-場合により、1以上の分析物イオンの1以上の濃度を決定する。
【0006】
本発明の可能性のある利点は、参照イオン測定設定が既知のまたは予測可能に変動する電位の参照電極の必要性を省くこと、例えば安定した電位を有する参照の必要性を省くことまたは条件によって変動する電位を有する参照に関する条件を知るもしくは予測することができる必要性を省くことを可能にすることであり、それは今度はより費用効率の高い、より単純な、および/またはより正確な方法の1つ以上をもたらす可能性があり、それ
はさらにより耐久性があり、かつ/または故障しにくく、かつ/またはより少ない試料体
積で作業できる可能性がある。
【0007】
本発明の要旨は、一定の、既知のまたは予測可能に変動する電位を提供することが、有利には、参照イオンの濃度の測定に置き換えられる可能性があることを認識することと見なされることができ、それは、(例えば、電極が一定の電位を維持することを必要としないことによって)参照電極の要求、および/または(例えば、測定溶液の参照イオンの濃度のようなパラメーターが既知であることまたは予測可能であることを必要としないことによって)液体全血のような測定溶液の要求を減少させるであろう。
【0008】
例えば、標準水素電極(SHE)のような水性電極による名目上既知の電位の参照電極に頼る代わりに、pH感応性固体電極のような固体イオン選択性電極を参照として有する(さらに、pHを測定するための参照測定設定を有する)ことが可能であり得る。水性参照電極は、状況に左右され(circumstantial)、高価で、(例えば液-液
接合および別個の電解質溶液チャンバーにより)場所を取る可能性があり、電解質チャンバーから試料および/またはすすぎ溶液へのイオンの損失により限られた耐用年数を有する可能性がある。さらに、イオン損失自体が、試料および/またはすすぎ溶液の汚染の問題を引き起こす可能性があり、それは、測定誤差および正確性の喪失を導入する可能性がある。水性参照電極のイオン漏れは、作用電極および参照電極の間に大きな距離を必要とさせる可能性があり、それは転じて、サイズを増大させ、より大きな試料体積を必要とさせる可能性がある(ここで、新生児および/または集中治療患者に関するような特定のケースにおいて、大きな体積は全血試料にとって特に不利である可能性がある)。
【0009】
別の例として、条件によって変動する参照電極に頼る代わりに、さらに測定条件を知ることまたは予測することに頼る代わりに、pH感応性固体電極のようなイオン選択性電極を参照として有し、例えばpHを測定するための設定を介するなどして参照イオン濃度を測定することが可能である可能性がある。参照イオン濃度を測定することの利点は、それが分析物イオンの濃度の決定の正確度の増大を可能にすることである可能性があり、ここで、分析物イオンの濃度の決定の正確度の増大は、測定が仮定または予測よりも正確であることによる参照イオンの濃度の正確度の増大からもたらされる。加えて、参照イオンの濃度などの条件が既知ではないかまたは予測不可能な適用に方法の使用可能性を拡大することは、参照イオン濃度を測定する利点であると考えられ得る。例えば、特定の参照イオンの既知の一定濃度に頼る場合、または特定の参照イオンの濃度が予測可能な様式で挙動する状況に頼る場合、参照イオンの選択は、濃度が既知で一定であるかまたは予測可能な様式で挙動する参照イオン(候補)に限定される。これは、(参照)イオン濃度が個体間で(例えば異なるヒトに関して)真に一定でないこと、および/またはこのように適用可能な参照イオンおよび最適イオン選択参照電極の間に重複がない可能性があること(換言すれば、最適参照電極が特異的である参照イオンの濃度が既知でなく一定でないかまたは予測可能でないため、最適未満の参照電極を採用する必要がある可能性があること)を含むいくつかの理由で不利である可能性がある。対照的に、本発明による態様において、参照イオンは、例えば最適な参照(イオン特異的)電極に従って自由に選択されることができる。これは、今度は参照イオン測定設定の正確度に利益をもたらす可能性があり、それは今度は分析物イオン濃度の決定に関する全体的な正確度に利益をもたらす可能性がある。
【0010】
’1以上の電位差を測定すること’とは、当該技術分野で一般的であるように(ここで、電位差は電気的な電位差である)、例えば直流電圧のような1以上の電圧を測定などと理解されるべきである。そのような電位差の測定は、例えば電位差測定によって行われることができる。複数の電位差の場合、各電位差は、参照電極および(それぞれの)作用電極の間で測定されるべきであることであると理解される。
(【0011】以降は省略されています)
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