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公開番号
2025112817
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007310
出願日
2024-01-22
発明の名称
光デバイス、光送信器及び光受信器
出願人
古河ファイテルオプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02F
1/01 20060101AFI20250725BHJP(光学)
要約
【課題】ヒータ電極に対する通電の信頼性を確保できる光デバイス等を提供する。
【解決手段】光デバイスは、基板上に形成されたヒータ電極と、ヒータ電極に通電するための電極と、ヒータ電極と電極との間を接続する複数の貫通電極と、を有する。ヒータ電極は、第1の領域と、第1の領域と接続し、第1の領域に比較して幅の狭い第2の領域と、を有する。貫通電極は、第1の領域と電極との間に形成されると共に、複数の貫通電極の内、第2の領域に最も近い貫通電極の長辺が、第2の領域側に対向するように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に形成されたヒータ電極と、前記ヒータ電極に通電するための電極と、前記ヒータ電極と前記電極との間を接続する複数の貫通電極と、を有する光デバイスであって、
前記ヒータ電極は、
第1の領域と、
前記第1の領域と接続し、前記第1の領域に比較して幅の狭い第2の領域と、を有し、
前記貫通電極は、
前記第1の領域と前記電極との間に形成されると共に、前記複数の貫通電極の内、前記第2の領域に最も近い貫通電極の長辺が、前記第2の領域側に対向するように配置されていることを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記第2の領域に最も近い貫通電極の平面形状は、
長方形状であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記貫通電極の長辺が、前記第2の領域側に対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記貫通電極の平面形状は、
長方形状であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記第2の領域に最も近い貫通電極の平面形状は、
前記第2の領域から離れるように窪んだ円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記貫通電極の平面形状は、
前記第2の領域から離れるように窪んだ円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
前記第1の領域に形成された各貫通電極は、
前記第2の領域から離れるに連れて前記長辺が長くなることを特徴とする請求項1~6の何れか一つに記載の光デバイス。
【請求項8】
前記第1の領域の平面形状は、
前記第2の領域から離れるに連れて長辺の幅が拡がることを特徴とする請求項7に記載の光デバイス。
【請求項9】
前記第2の領域に最も近い貫通電極は、
前記ヒータ電極の略中心線上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項10】
電気信号を用いて、光源から発生する光を変調する光変調器素子を有する光送信器であって、
前記光変調器素子内の位相シフタは、
基板上に形成されたヒータ電極と、前記ヒータ電極に通電するための電極と、前記ヒータ電極と前記電極との間を接続する複数の貫通電極と、を有し、
前記ヒータ電極は、
第1の領域と、
前記第1の領域と接続し、前記第1の領域に比較して幅の狭い第2の領域と、を有し、
前記貫通電極は、
前記第1の領域と前記電極との間に形成されると共に、前記複数の貫通電極の内、前記第2の領域に最も近い貫通電極の長辺が、前記第2の領域側に対向するように配置されていることを特徴とする光送信器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイス、光送信器及び光受信器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
高速の光通信に使用される光送信器の光変調器素子内の位相シフタや光受信器の光受信器素子内の光検出器等の光デバイスが内蔵されている。例えば、位相シフタは、例えば、ヒータ熱で光導波路内の温度を上昇させ、温度上昇による光導波路内の屈折率が変化し、屈折率の変化に応じて光導波路内を通過する信号光の位相をシフトさせることになる。
【0003】
図12は、従来の位相シフタ200の一例を示す略平面図、図13は、図12に示すA-A線の略断面図である。図12に示す位相シフタ200は、Si基板211と、クラッド層212と、光導波路201と、ヒータ電極202と、電極203と、ビア204とを有する。クラッド層212は、Si基板211上に積層され、Si基板211上に配置された光導波路201の周囲及び光導波路201上に配置されたヒータ電極202の周囲を囲っている。
【0004】
クラッド層212は、光導波路201のSi(シリコン)に比較して屈折率が低い材料、例えば、SiO
2
(二酸化ケイ素)で形成する誘電体である。光導波路201は、例えば、Siで形成され、信号光が通過する、例えば、チャネル型導波路等の導波路である。ヒータ電極202は、例えば、TiN(窒化チタン)やTi(チタン)等の抵抗のある金属で形成され、駆動電流に応じてヒータ熱を発生し、光導波路201内の温度を上昇させる。電極203は、電圧を印加することでヒータ電極202に電流を入力する入力側の電極と、ヒータ電極202から電流を出力する出力側の電極とを有する。電極203は、例えば、Al(アルミニウム)やCu(銅)等の抵抗値の低い金属で形成する。ビア204は、ヒータ電極202と電極203との間を電気的に接続する。ビア204は、例えば、タングステン等の金属で形成する。
【0005】
位相シフタ200は、電極203に電圧を印加した場合、ヒータ電極202に電流が流れるため、ヒータ熱が発生し、このヒータ熱で光導波路201の温度を上昇させる。光導波路201は、温度が上昇すると、光導波路201を形成するSiの熱光学効果により光導波路201内の屈折率が変化する。更に、位相シフタ200は、光導波路201内の屈折率の変化に応じて、光導波路201内を通過する信号光の位相をシフトする。
【0006】
位相シフタ200は、ヒータ電極202の電極幅を狭くしているので、ヒータ電極202で発生したヒータ熱が光導波路201の部分を局所的に加熱できる。その結果、位相シフタ200の消費電力を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許出願公開第2021/267043号明細書
特開2017-161591号公報
特開2023-45423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の位相シフタ200では、平面から見て幅広のビア204から細長いヒータ電極202に電流が流れることになる。しかしながら、従来の位相シフタ200では、ヒータ電極202と電極203との間を電気的に接続するビア204が1本であるため、ビア204が断線した場合、ヒータ電極202への通電ができず、信頼性を確保することができない。
【0009】
一つの側面では、ヒータ電極に対する通電の信頼性を確保できる光デバイス等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一つの態様の光デバイスは、基板上に形成されたヒータ電極と、ヒータ電極に通電するための電極と、ヒータ電極と電極との間を接続する複数の貫通電極と、を有する。ヒータ電極は、第1の領域と、第1の領域と接続し、第1の領域に比較して幅の狭い第2の領域と、を有する。貫通電極は、第1の領域と電極との間に形成されると共に、複数の貫通電極の内、第2の領域に最も近い貫通電極の長辺が、第2の領域側に対向するように配置されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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