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公開番号2025107007
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000680
出願日2024-01-05
発明の名称面発光型レーザ、及び、その製造方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類H01S 5/11 20210101AFI20250710BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】特性を向上可能な光面発光型レーザ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、面発光型レーザは、第1、第2電極と、発光層と、第1、第2結晶層と、を含む。第1結晶層は、発光層と第2電極との間に設けられる。第1結晶層は、第1部分領域及び第2部分領域を含む。第2結晶層は、複数の構造体を含む。複数の構造体は、発光層と第1部分領域との間に設けられる。第2部分領域の少なくとも一部は、複数の構造体の間に設けられる。複数の構造体の1つは、第1領域と、第1領域と第1部分領域との間に設けられた第2領域と、を含む。第2部分領域における第1元素の濃度は、第2領域における第1元素の濃度よりも高い。または、第2部分領域は第1元素を含み第2領域は第1元素を含まない。第1領域の屈折率は、第2部分領域の屈折率よりも高い。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた発光層と、
前記発光層と前記第2電極との間に設けられた第1結晶層であって、前記第1結晶層は、第1部分領域及び第2部分領域を含む、前記第1結晶層と、
複数の構造体を含む第2結晶層であって、前記複数の構造体の少なくとも一部は、前記第1電極から前記第2電極への第1方向と交差する第2方向において並び、前記複数の構造体は、前記第1方向において前記発光層と前記第1部分領域との間に設けられ、前記第2部分領域の少なくとも一部は、前記第2方向において前記複数の構造体の間に設けられ、前記複数の構造体の1つは、第1領域と、前記第1領域と前記第1部分領域との間に設けられた第2領域と、を含み、前記第2部分領域における第1元素の濃度は、前記第2領域における前記第1元素の濃度よりも高い、または、前記第2部分領域は前記第1元素を含み前記第2領域は前記第1元素を含まず、前記第1領域の屈折率は、前記第2部分領域の屈折率よりも高い、前記第2結晶層と、
を備えた、面発光型レーザ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1結晶層は、InPを含み、
前記第1元素は、Si及びFeよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、請求項1に記載の面発光型レーザ。
【請求項3】
前記第1領域は、InGaAsを含み、
前記第2領域は、InPを含む、請求項2に記載の面発光型レーザ。
【請求項4】
前記第2結晶層は、第1面状領域をさらに含み、
前記第1領域は、前記第1面状領域の一部と前記第2領域との間に設けられ、
前記第2部分領域は、前記第1面状領域の別の一部と前記第2電極との間に設けられた、請求項1~3のいずれか1つに記載の面発光型レーザ。
【請求項5】
前記第1面状領域における前記第1元素の濃度は、前記第2領域における前記第1元素の前記濃度よりも高い、または、前記第1面状領域は前記第1元素を含み前記第2領域は前記第1元素を含まない、請求項4に記載の面発光型レーザ。
【請求項6】
前記複数の構造体の前記1つは、第3領域をさらに含み、
前記第3領域は、前記第1面状領域と前記第1領域との間に設けられ、
前記第3領域における前記第1元素の濃度は、前記第2部分領域における前記第1元素の前記濃度よりも低い、または、前記第2部分領域は前記第1元素を含み前記第3領域は前記第1元素を含まない、請求項4に記載の面発光型レーザ。
【請求項7】
前記第2領域の前記第1方向に沿う第2厚さは、前記第1領域の前記第1方向に沿う第1厚さよりも薄い、請求項1~3のいずれか1つに記載の面発光型レーザ。
【請求項8】
前記複数の構造体の前記1つは、第4領域をさらに含み、
前記第4領域は、前記第2方向において前記第2部分領域と前記第1領域との間に設けられ、
前記第2部分領域における前記第1元素の前記濃度は、前記第4領域における前記第1元素の濃度よりも高い、または、前記第2部分領域は前記第1元素を含み前記第4領域は前記第1元素を含まない、請求項1~3のいずれか1つに記載の面発光型レーザ。
【請求項9】
発光層の上に設けられた第1面状領域膜の上に、第1領域と、前記第1領域の上の第2領域と、を含む加工体を形成し、
前記加工体の一部を除去して、前記第1面状領域膜の一部を露出させて凹部を形成し、
前記凹部の中、及び、前記第2領域の上に第1結晶層を形成し、
前記第1結晶層における第1元素の濃度は、前記第2領域における前記第1元素の濃度よりも高い、または、前記第1結晶層は前記第1元素を含み前記第2領域は前記第1元素を含まず、
前記第1領域の屈折率は、前記第1結晶層の屈折率よりも高い、面発光型レーザの製造方法。
【請求項10】
発光層の上に設けられた第1面状領域膜の上に、第1領域を含む加工体を形成し、
前記加工体の一部を除去して凹部を形成し、前記凹部において、前記第1面状領域膜の一部、及び、前記第1領域の側面が露出し、
前記第1面状領域膜の前記一部、前記第1領域の前記側面、及び、残った前記第1領域の上に結晶膜を形成し、
前記凹部の残余の空間に第1結晶層を形成し、
前記第1結晶層における第1元素の濃度は、前記結晶膜における前記第1元素の濃度よりも高い、または、前記第1結晶層は前記第1元素を含み前記結晶膜は前記第1元素を含まず、
前記第1領域の屈折率は、前記第1結晶層の屈折率よりも高い、面発光型レーザの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、面発光型レーザ、及び、その製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、フォトニック結晶など光学素子が面発光型レーザに用いられる。面発光型レーザにおいて特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-98135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、特性を向上可能な光面発光型レーザ及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、面発光型レーザは、第1電極と、第2電極と、発光層と、第1結晶層と、第2結晶層と、を含む。前記発光層は、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられる。前記第1結晶層は、前記発光層と前記第2電極との間に設けられる。前記第1結晶層は、第1部分領域及び第2部分領域を含む。前記第2結晶層は、複数の構造体を含む。前記複数の構造体の少なくとも一部は、前記第1電極から前記第2電極への第1方向と交差する第2方向において並ぶ。前記複数の構造体は、前記第1方向において前記発光層と前記第1部分領域との間に設けられる。前記第2部分領域の少なくとも一部は、前記第2方向において前記複数の構造体の間に設けられる。前記複数の構造体の1つは、第1領域と、前記第1領域と前記第1部分領域との間に設けられた第2領域と、を含む。前記第2部分領域における第1元素の濃度は、前記第2領域における前記第1元素の濃度よりも高い。または、前記第2部分領域は前記第1元素を含み前記第2領域は前記第1元素を含まない。前記第1領域の屈折率は、前記第2部分領域の屈折率よりも高い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る面発光型レーザを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係る面発光型レーザの一部を例示する模式的平面図である。
図3は、第1実施形態に係る面発光型レーザを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係る面発光型レーザを例示する模式的断面図である。
図5は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
図6は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
図7は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
図8は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
図9は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
図10は、第2実施形態に係る面発光型レーザの製造方法を例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る面発光型レーザを例示する模式的断面図である。
図2は、第1実施形態に係る面発光型レーザの一部を例示する模式的平面図である。
図1に示すように、実施形態に係る面発光型レーザ110は、第1電極51、第2電極52、発光層11E、第1結晶層21、及び、第2結晶層22を含む。
【0009】
発光層11Eは、第1電極51と第2電極52との間に設けられる。第1結晶層21は、発光層11Eと第2電極52との間に設けられる。発光層11Eは、例えば活性層である。第1結晶層21は、第1部分領域21a及び第2部分領域21bを含む。
【0010】
第1電極51から第2電極52への第1方向D1をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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