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公開番号
2025106711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000247
出願日
2024-01-04
発明の名称
モータユニット
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
5/20 20060101AFI20250709BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】冷却性能を向上させることができるモータユニットを提供する。
【解決手段】モータユニットは、モータと、モータを収容するハウジングと、ハウジングの壁面内に設けられ、冷媒が流通するように構成された冷媒流路と、を備える。冷媒流路は、外部から冷媒を受け入れる流入路と、流入路に接続されており、流入路から冷媒が流れ込む分岐路と、分岐路に接続されており、分岐路から冷媒が流れ込む第1流路と、分岐路に接続されており、分岐路から冷媒が流れ込むとともに、第1流路よりも経路長が短い第2流路と、を備えている。分岐路の内面には、流入路から冷媒が流入する流入口と、第1流路へ冷媒が流出する第1流出口と、第2流路へ冷媒が流出する第2流出口と、が画定されている。流入口の中心と第1流出口の中心との距離は、流入口の中心と第2流出口の中心との距離よりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
前記モータを収容するハウジングと、
前記ハウジングの壁面内に設けられ、冷媒が流通するように構成された冷媒流路と、
を備え、
前記冷媒流路は、
外部から前記冷媒を受け入れる流入路と、
前記流入路に接続されており、前記流入路から前記冷媒が流れ込む分岐路と、
前記分岐路に接続されており、前記分岐路から前記冷媒が流れ込む第1流路と、
前記分岐路に接続されており、前記分岐路から前記冷媒が流れ込むとともに、前記第1流路よりも経路長が短い第2流路と、
を備えており、
前記分岐路の内面には、前記流入路から前記冷媒が流入する流入口と、前記第1流路へ前記冷媒が流出する第1流出口と、前記第2流路へ前記冷媒が流出する第2流出口と、が画定されており、
前記流入口の中心と前記第1流出口の中心との距離は、前記流入口の中心と前記第2流出口の中心との距離よりも小さい、
モータユニット。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記第1流出口の面積は、前記第2流出口の面積よりも大きい、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項3】
前記ハウジングは、
前記モータの回転軸周りの筒形状を有する胴体部と、
前記回転軸の一方側における前記胴体部の第1端面を塞いでいる第1カバーと、
を備えており、
前記第1流出口および前記第2流出口は、互いに隣接して前記第1端面に配置されており、
前記分岐路は、前記第1カバーに形成されており、
前記分岐路の前記流入口は、前記第1流出口および前記第2流出口に対向して配置されており、
前記流入口から前記第1流出口までの最短距離は、前記流入口から前記第2流出口までの最短距離よりも小さい、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記モータの回転軸周りの筒形状を有しており、
前記冷媒流路は、前記第1流路および前記第2流路から前記冷媒を排出する排出口をさらに備えており、
前記回転軸方向から見たときに、前記ハウジングの周方向において、前記流入路の位置と前記排出口の位置とが異なっており、
前記第1流路は、前記ハウジングの周方向における第1領域であって、前記流入路から周方向の一方側に向けて前記排出口に至る第1領域に設けられており、
前記第2流路は、前記ハウジングの周方向における第2領域であって、前記流入路から周方向の他方側に向けて前記排出口に至る第2領域に設けられている、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項5】
前記ハウジングは、
前記モータの回転軸周りの筒形状を有する胴体部と、
前記回転軸の一方側における前記胴体部の第1端面を塞いでいる第1カバーと、
を備えており、
前記分岐路は、前記第1カバーに形成されており、
前記第1流路および前記第2流路の少なくとも一部は、前記胴体部に形成されている、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項6】
前記ハウジングは、前記回転軸の他方側における前記胴体部の第2端面を塞いでいる第2カバーをさらに備えており、
前記第1流路および前記第2流路は、互いに平行に延びる複数の直進部が、複数の屈曲部によって一連に接続された構造を有し、
前記第1流路の前記直進部および前記第2流路の前記直進部は、前記回転軸と平行な方向へ延びており、
前記第1流路の前記直進部および前記第2流路の前記直進部は、前記胴体部に形成されており、
前記第1流路の前記屈曲部および前記第2流路の前記屈曲部は、前記第1カバーおよび前記第2カバーに形成されている、請求項5に記載のモータユニット。
【請求項7】
モータと、
前記モータを収容するハウジングと、
前記ハウジングの壁面内に設けられ、冷媒が流通するように構成された冷媒流路と、
を備え、
前記冷媒流路は、
外部から前記冷媒を受け入れる流入路と、
前記流入路に接続されており、前記流入路から前記冷媒が流れ込む分岐路と、
前記分岐路に接続されており、前記分岐路から前記冷媒が流れ込む第1流路と、
前記分岐路に接続されており、前記分岐路から前記冷媒が流れ込むとともに、前記第1流路よりも経路長が短い第2流路と、
を備えており、
前記分岐路の内面には、前記流入路から前記冷媒が流入する流入口と、前記第1流路へ前記冷媒が流出する第1流出口と、前記第2流路へ前記冷媒が流出する第2流出口と、が画定されており、
前記第1流出口の面積は、前記第2流出口の面積よりも大きい、
モータユニット。
【請求項8】
前記ハウジングは、前記モータの回転軸周りの筒形状を有しており、
前記冷媒流路は、前記第1流路および前記第2流路から前記冷媒を排出する排出口をさらに備えており、
前記回転軸方向から見たときに、前記ハウジングの周方向において、前記流入路の位置と前記排出口の位置とが異なっており、
前記第1流路は、前記ハウジングの周方向における第1領域であって、前記流入路から周方向の一方側に向けて前記排出口に至る第1領域に設けられており、
前記第2流路は、前記ハウジングの周方向における第2領域であって、前記流入路から周方向の他方側に向けて前記排出口に至る第2領域に設けられている、請求項7に記載のモータユニット。
【請求項9】
前記ハウジングは、
前記モータの回転軸周りの筒形状を有する胴体部と、
前記回転軸の一方側における前記胴体部の第1端面を塞いでいる第1カバーと、
を備えており、
前記分岐路は、前記第1カバーに形成されており、
前記第1流路および前記第2流路の少なくとも一部は、前記胴体部に形成されている、請求項7に記載のモータユニット。
【請求項10】
前記ハウジングは、前記回転軸の他方側における前記胴体部の第2端面を塞いでいる第2カバーをさらに備えており、
前記第1流路および前記第2流路は、互いに平行に延びる複数の直進部が、複数の屈曲部によって一連に接続された構造を有し、
前記第1流路の前記直進部および前記第2流路の前記直進部は、前記回転軸と平行な方向へ延びており、
前記第1流路の前記直進部および前記第2流路の前記直進部は、前記胴体部に形成されており、
前記第1流路の前記屈曲部および前記第2流路の前記屈曲部は、前記第1カバーおよび前記第2カバーに形成されている、請求項9に記載のモータユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、モータユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、第1流路と第2流路との2系統の冷媒経路を備えたモータユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/074571号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1流路と第2流路との間で経路長の差異が存在する場合、両流路間に圧力損失量の差異が発生してしまう。その結果、両流路間で流量バランスが崩れ、両流路間の冷却能力に望まない差が発生してしまう場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、モータユニットは、モータと、モータを収容するハウジングと、ハウジングの壁面内に設けられ、冷媒が流通するように構成された冷媒流路と、を備える。冷媒流路は、外部から冷媒を受け入れる流入路と、流入路に接続されており、流入路から冷媒が流れ込む分岐路と、分岐路に接続されており、分岐路から冷媒が流れ込む第1流路と、分岐路に接続されており、分岐路から冷媒が流れ込むとともに、第1流路よりも経路長が短い第2流路と、を備えている。分岐路の内面には、流入路から冷媒が流入する流入口と、第1流路へ冷媒が流出する第1流出口と、第2流路へ冷媒が流出する第2流出口と、が画定されている。流入口の中心と第1流出口の中心との距離は、流入口の中心と第2流出口の中心との距離よりも小さい。
【0006】
上記の構成では、第1流路の方が第2流路よりも経路長が長い。そして、流入口の中心と第1流出口の中心との距離を、流入口の中心と第2流出口の中心との距離よりも小さくしている。これにより、第1流路へ流れ込む冷媒の流量を、第2流路へ流れ込む冷媒の流量よりも大きくすることができる。従って、より長い経路長を有する第1流路に、より冷媒流量が大きくなるように、冷媒の流量分配を調整することができる。第1流路と第2流路との間の冷却能力のバランスを、適切に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
モータユニット1の概略断面図である。
胴体部33の平面図である。
第1カバー31の平面図である。
冷媒流路40の展開図である。
図2における拡大領域EA1の拡大図である。
実施例2における分岐路42の近傍領域の拡大図である。
変形例における分岐路42の近傍領域の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、第1流出口の面積は、第2流出口の面積よりも大きくてもよい。
【0009】
上記の構成によると、第1流路へ流れ込む冷媒の流量を、第2流路へ流れ込む冷媒の流量よりも大きくすることができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1の態様において、ハウジングは、モータの回転軸周りの筒形状を有する胴体部と、回転軸の一方側における胴体部の第1端面を塞いでいる第1カバーと、を備えていてもよい。第1流出口および第2流出口は、互いに隣接して第1端面に配置されていてもよい。分岐路は、第1カバーに形成されていてもよい。分岐路の流入口は、第1流出口および第2流出口に対向して配置されていてもよい。流入口から第1流出口までの最短距離は、流入口から第2流出口までの最短距離よりも小さくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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