TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025105837
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025074043,2024029592
出願日
2025-04-28,2018-08-03
発明の名称
ミラー装置
出願人
浜松ホトニクス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
26/10 20060101AFI20250703BHJP(光学)
要約
【課題】ミラー部が撓むこと及び可動部が破損することの両方を抑制することができるミラー装置を提供する。
【解決手段】ミラー装置は、ベースと、枠状の支持部と、ミラー面が形成された可動部と、第1軸線を中心線として可動部が揺動可能となるように、可動部を支持部に連結する第1トーションバーと、第2軸線を中心線として支持部が揺動可能となるように、支持部をベースに連結する第2トーションバーと、を備える。支持部には、第1梁構造が設けられている。第1梁構造は、支持部において第1トーションバーと接続された部分に形成され、第2軸線に沿った方向に延在する第1部分と、支持部において第2トーションバーと接続された部分に形成され、第1軸線に沿った方向に延在する第2部分と、を有する。第1軸線に沿った方向における第1部分の幅は、第2軸線に沿った方向における第2部分の幅よりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ベースと、
枠状の支持部と、
ミラー面が形成された可動部と、
第1軸線を中心線として前記可動部が揺動可能となるように、前記可動部を前記支持部に連結する第1トーションバーと、
第2軸線を中心線として前記支持部が揺動可能となるように、前記支持部を前記ベースに連結する第2トーションバーと、を備え、
前記支持部には、第1梁構造が設けられており、
前記第1梁構造は、前記支持部において前記第1トーションバーと接続された部分に形成され、前記第2軸線に沿った方向に延在する第1部分と、前記支持部において前記第2トーションバーと接続された部分に形成され、前記第1軸線に沿った方向に延在する第2部分と、を有し、
前記第1軸線に沿った前記方向における前記第1部分の幅は、前記第2軸線に沿った前記方向における前記第2部分の幅よりも小さい、ミラー装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1梁構造は、枠状の前記支持部に沿って環状に延在している、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項3】
前記第1軸線及び前記第2軸線の両方に垂直な方向から見た場合に、環状に延在している前記第1梁構造の内縁の曲率は連続している、請求項2に記載のミラー装置。
【請求項4】
前記第1軸線及び前記第2軸線の両方に垂直な方向から見た場合に、環状に延在している前記第1梁構造の外縁の形状は八角形状である、請求項2又は3に記載のミラー装置。
【請求項5】
前記第1梁構造には、肉抜きが形成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載のミラー装置。
【請求項6】
前記ミラー面は、前記可動部における一方側の表面に形成されており、
前記第1梁構造は、前記支持部における前記一方側とは反対側の裏面に設けられている、請求項1~5のいずれか一項に記載のミラー装置。
【請求項7】
前記第1部分の中心位置は、前記支持部において前記第1トーションバーと接続された前記部分の中心位置よりも外側に位置しており、
前記第1部分の前記中心位置は、前記第1軸線に沿った前記方向における幅の中心位置であり、
前記支持部において前記第1トーションバーと接続された前記部分の前記中心位置は、前記第1軸線に沿った前記方向における幅の中心位置である、請求項1~6のいずれか一項に記載のミラー装置。
【請求項8】
前記可動部には、第2梁構造が設けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載のミラー装置。
【請求項9】
前記可動部は、前記第1トーションバーが接続された枠状のフレームと、前記フレームの内側に配置されたミラー部と、を有し、
前記ミラー面は、前記ミラー部における一方側の表面に形成されており、前記第2梁構造は、前記ミラー部における前記一方側とは反対側の裏面に設けられている、請求項8に記載のミラー装置。
【請求項10】
前記第1トーションバーにおける前記支持部側の端部の幅は、前記第1軸線及び前記第2軸線の両方に垂直な方向から見た場合に、前記支持部に近づくほど大きくなっている、請求項1~9のいずれか一項に記載のミラー装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとして構成されたミラー装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
MEMSデバイスとして、支持部と、ミラー部が設けられた可動部と、所定の軸線を中心線として可動部が揺動可能となるように可動部を支持部に連結する一対のトーションバーと、を備えるミラー装置が知られている。このようなミラー装置では、可動部が高速で(例えば、可動部の共振周波数レベル(数KHz~数十KHz)で)揺動させられた際にミラー部が撓むのを抑制するために、可動部において、ミラー部が、上記の軸線上に配置された一対の連結部を介して枠状のフレームに連結される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7619802号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したようなミラー装置においては、一対のトーションバー及び一対の連結部が同一の軸線上に配置されているため、可動部が高速で揺動させられると、一対のトーションバーの捩れに起因して一対の連結部に発生する応力が大きくなり、連結部において可動部が破損するおそれがある。
【0005】
本開示は、ミラー部が撓むこと及び可動部が破損することの両方を抑制することができるミラー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面のミラー装置は、支持部と、可動部と、第1軸線上における可動部の両側に配置され、第1軸線を中心線として可動部が揺動可能となるように、可動部を支持部に連結する一対のトーションバーと、を備え、可動部は、一対のトーションバーが接続された枠状のフレームと、フレームの内側に配置されたミラー部と、を有し、ミラー部は、第1軸線に垂直な第2軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置する一対の第1接続領域のそれぞれにおいてフレームに接続されており、ミラー部とフレームとの間の領域のうち一対の第1接続領域以外の領域は、空間であり、ミラー部の外縁とフレームの内縁とは、第1軸線及び第2軸線に垂直な方向から見た場合に、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて曲率が連続するように接続されている。
【0007】
このミラー装置では、枠状のフレームに接続された一対のトーションバーが第1軸線上に配置されており、ミラー部と枠状のフレームとが互いに接続された一対の第1接続領域が第1軸線に垂直な第2軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置している。これにより、可動部が高速で揺動させられたとしても、例えば、一対の接続領域のみが第1軸線上に位置している場合や、1つの接続領域のみにおいてミラー部と枠状のフレームとが互いに接続されている場合等に比べ、一対のトーションバーの捩れに起因して一対の第1接続領域のそれぞれに発生する応力が小さくなる。更に、このミラー装置では、ミラー部の外縁とフレームの内縁とが、第1軸線及び第2軸線に垂直な方向から見た場合に、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて曲率が連続するように接続されている。これにより、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて応力集中が起こり難くなる。以上により、このミラー装置によれば、ミラー部が撓むこと及び可動部が破損することの両方を抑制することができる。
【0008】
本開示の一側面のミラー装置は、支持部と、可動部と、第1軸線上における可動部の両側に配置され、第1軸線を中心線として可動部が揺動可能となるように、可動部を支持部に連結する一対のトーションバーと、を備え、可動部は、一対のトーションバーが接続された枠状のフレームと、フレームの内側に配置されたミラー部と、を有し、ミラー部は、第1軸線に垂直な第2軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置する一対の第1接続領域のそれぞれ、及び第1軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置する一対の第2接続領域のそれぞれにおいて、フレームに接続されており、ミラー部とフレームとの間の領域のうち一対の第1接続領域及び一対の第2接続領域以外の領域は、空間であり、ミラー部の外縁とフレームの内縁とは、第1軸線及び第2軸線に垂直な方向から見た場合に、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて曲率が連続するように接続されている。
【0009】
このミラー装置では、枠状のフレームに接続された一対のトーションバーが第1軸線上に配置されており、ミラー部と枠状のフレームとが互いに接続された一対の第1接続領域が第1軸線に垂直な第2軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置している。更に、ミラー部と枠状のフレームとが互いに接続された一対の第2接続領域が第1軸線に平行な方向におけるミラー部の両側に位置している。これにより、可動部が高速で揺動させられたとしても、例えば、一対の接続領域のみが第1軸線上に位置している場合や、1つの接続領域のみにおいてミラー部と枠状のフレームとが互いに接続されている場合等に比べ、一対のトーションバーの捩れに起因して一対の第1接続領域のそれぞれ及び一対の第2接続領域のそれぞれに発生する応力が小さくなる。更に、このミラー装置では、ミラー部の外縁とフレームの内縁とが、第1軸線及び第2軸線に垂直な方向から見た場合に、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて曲率が連続するように接続されている。これにより、一対の第1接続領域のそれぞれにおいて応力集中が起こり難くなる。以上により、このミラー装置によれば、ミラー部が撓むこと及び可動部が破損することの両方を抑制することができる。
【0010】
本開示の一側面のミラー装置では、ミラー部の外縁とフレームの内縁とは、第1軸線及び第2軸線に垂直な方向から見た場合に、一対の第2接続領域のそれぞれにおいて曲率が連続するように接続されていてもよい。これにより、一対の第2接続領域のそれぞれにおいて応力集中が起こり難くなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社シグマ
結像光学系
15日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
6日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
20日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
20日前
株式会社コシナ
ズームレンズ
29日前
日本電波工業株式会社
光学フィルタ
14日前
株式会社シグマ
大口径比超広角レンズ
20日前
株式会社シャルマン
眼鏡
16日前
個人
2重らせん構造式仮想現実シミュレーター
19日前
本多通信工業株式会社
光コネクタ
28日前
TDK株式会社
網膜投影装置
20日前
住友化学株式会社
光学積層体
16日前
新光電気工業株式会社
光導波路部品
15日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
22日前
住友化学株式会社
偏光子の製造方法
15日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
29日前
AGC株式会社
光学フィルタ
28日前
AGC株式会社
光学フィルタ
28日前
AGC株式会社
光学フィルタ
28日前
信越化学工業株式会社
シングルモード光ファイバ
14日前
日本通信電材株式会社
光成端箱
1か月前
日本通信電材株式会社
光配線架
1か月前
日本化薬株式会社
偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置
21日前
上海天馬微電子有限公司
液晶表示装置
13日前
マクセル株式会社
空中浮遊映像表示装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
日本電気株式会社
光送信器及び光送信器の制御方法
22日前
AGC株式会社
光学素子
21日前
日本放送協会
角度選択フィルター
27日前
ウシオ電機株式会社
光源装置および光測定装置
6日前
セイコーエプソン株式会社
光学表示装置
16日前
シャープ株式会社
光走査装置および画像形成装置
1か月前
日東電工株式会社
調光フィルム
20日前
日東電工株式会社
調光フィルム
20日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
15日前
住友電気工業株式会社
光学素子
28日前
続きを見る
他の特許を見る