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公開番号
2025101637
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218617
出願日
2023-12-25
発明の名称
吸収性物品製造装置
出願人
王子ホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A61F
13/15 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】吸収性物品の製造工程において、吸収体の厚みを均一にするとともに型崩れを防止することができる技術を提供する。
【解決手段】型枠を備える回転ドラムと、回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において吸収性材料を型枠に向けて供給する吸収性材料供給手段と、型枠を介して回転ドラムの円筒内部に空気を吸引することにより吸収性材料を型枠内に堆積させる吸引手段と、吸引堆積部と離型部との間に配置され、型枠に堆積した吸収性材料を回転ドラムの内側方向に押しつけることにより型枠内の吸収性材料の厚みを均す押圧手段と、を有する吸収性物品製造装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空円筒形であり、通気性を有するとともに吸収性材料を堆積可能に形成された底部を備える型枠が外周面の周方向に沿って設けられ、円筒の中心軸周りに回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において前記吸収性材料を前記型枠に向けて供給する、吸収性材料供給手段と、
前記型枠を介して前記回転ドラムの円筒内部に空気を吸引することにより前記吸収性材料を前記型枠内に堆積させる吸引手段と、
前記回転ドラムの回転方向において前記吸収性材料を前記型枠内に堆積する領域である吸引堆積部と前記型枠内に堆積された前記吸収性材料を離型する領域である離型部との間に配置され、前記型枠に堆積した前記吸収性材料を前記回転ドラムの内側方向に押しつけることにより前記型枠内の前記吸収性材料の厚みを均す押圧手段と、
を有する、
吸収性物品製造装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記回転ドラムの回転の駆動軸は前記回転ドラムの一方の端部側に設けられ、
前記吸引手段による空気の吸引方向は前記駆動軸が設けられる側の前記回転ドラムの一方の端部側となるように構成されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項3】
前記回転ドラムの前記外周面には、複数の吸収体に対応する前記型枠が設けられており、
前記型枠は、前記回転ドラムの回転方向において前方に位置する前記吸収体に対応する領域の後端部と、当該領域の直後に位置する前記吸収体に対応する領域の前端部とが連通している、
ことを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
【請求項4】
前記型枠には、前記回転ドラムの周方向に長手方向を有するとともに外側に向けて突出する凸部が設けられ、
前記押圧手段は、前記凸部に対応する凹部が外周面に形成された円筒状の回転体である、
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の製造装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、紙おむつ、尿漏れパッド、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる吸収体に、パルプ繊維などセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維に親水化処理を施した短繊維の隙間に、水を吸収し保持することのできる架橋構造を持つ親水性ポリマーであるSAP(高吸収性重合体:Super Absorbent Polymer)等の粒状の吸収性樹脂を保持させる技術が知られている(例えば特許文献1など)。また、吸収体にスリット(或いは溝状の凹部、以下同様)を設けることにより、排液の通液性や吸収性物品の着用性などを向上させることも知られている。
【0003】
上記のようなSAPは繊維に満遍なく(均一に)保持されるように吸収体が成形される。また、吸収体にスリットを形成する際には、排液を吸収するための吸収性材料が配置されない領域を設けることによって形成される。即ち、吸収性物品はスリット部に吸収性材料が存在しないことを前提にして、通液性(着用者にとっての快適性)などの所定の性能を発揮するように設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-172862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、吸収性物品の製造過程において、上記のような吸収体は成形された後にコンベアによって搬送されることが一般的である。この際に、吸収性物品の厚みにばらつきがある場合には、搬送時に吸収体が振動しやすくなってしまう。そして、吸収体が振動することにより、繊維間に保持されていたSAPが移動してしまい、SAPの配置に偏りが生じてしまう場合がある。
【0006】
また、吸収体にスリットを設けた場合、振動により移動したSAPがスリット部分に入り込んでしまうと、吸収性物品の使用時に排液がスリット部分のSAPに吸収されることにより通液性が低下し、吸収性物品が設計通りの性能を発揮できなくなってしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑み、吸収性物品の製造工程において、吸収体の厚みを均一にするとともに型崩れを防止することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本開示の一側面に係る吸収性物品の製造装置は次のような構成を採用する。即ち、
中空円筒形であり、通気性を有するとともに吸収性材料を堆積可能に形成された底部を備える型枠が外周面の周方向に沿って設けられ、円筒の中心軸周りに回転する回転ドラムと、
前記回転ドラムの外周に隣接する一部の領域において前記吸収性材料を前記型枠に向けて供給する、吸収性材料供給手段と、
前記型枠を介して前記回転ドラムの円筒内部に空気を吸引することにより前記吸収性材
料を前記型枠内に堆積させる吸引手段と、
前記回転ドラムの回転方向において前記吸収性材料を前記型枠内に堆積する領域である吸引堆積部と前記型枠内に堆積された前記吸収性材料を離型する領域である離型部との間に配置され、前記型枠に堆積した前記吸収性材料を前記回転ドラムの内側方向に押しつけることにより前記型枠内の前記吸収性材料の厚みを均す押圧手段と、
を有する、
吸収性物品製造装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、吸収性物品の製造工程において、吸収体の厚みを均一にするとともに型崩れを防止することができる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係る吸収性物品製造装置の一部を示す概略図である。
図2Aは、実施形態1に係るフォーミングドラムの概略を示す斜視図である。図2Bは、実施形態1に係る型枠の概略形状を示す図である。
図3Aは、実施形態1に係る押圧ロールの概略形状を示す斜視図である。図3Bは、実施形態1に係る押圧ロールが型枠に堆積した吸収性材料を押し付ける態様を示す説明図である。
図4は、実施形態1の変形例に係るフォーミングドラムの概略を示す斜視図である。
図5は、実施形態2に係るフォーミングドラムの概略を示す斜視図である。
図6Aは、実施形態2に係る型枠の概略形状を示す図である。図6Bは、実施形態2に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第1の図である。図6Cは、実施形態2に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第2の図である。図6Dは、実施形態2に係る型枠の凸部の形状の概略を示す第3の図である。
図7Aは、実施形態2に係る押圧ロールの概略形状を示す斜視図である。図7Bは、実施形態2に係る押圧ロールを側面から見た状態を示す概略図である。
図8Aは、実施形態2において、吸収性材料が堆積した状態の型枠を示す説明図である。図8Bは、実施形態2に係る型枠の凸部と、押圧ロールの凹部との当接状態を示す説明図である。
図9は、実施形態3に係る吸収性物品製造装置の一部を示す概略図である。
図10は、型枠の変形例の概略形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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