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公開番号
2025100468
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024223673
出願日
2024-12-19
発明の名称
バッテリパック及び電動車両
出願人
株式会社AESCジャパン
代理人
個人
主分類
H01M
50/211 20210101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】箱体内の空間を十分に活用して体積利用率とエネルギー密度を向上させる。
【解決手段】箱体1と、1つ以上のセル積層体3、4と、電極固定コンポーネント100とを含む、バッテリパックを提供する。セル積層体は、複数のパウチ型電池セルがパウチ型電池セルの厚み方向に積層されて形成されたものである。電極固定コンポーネントは、バスバーと、前記バスバーを支持するバスバーブラケットとを含む。バスバーブラケットは箱体の固定構造と係合して接続され、バスバーはセル積層体の電極と係合して接続される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
底板を含む、箱体と、
前記箱体内に位置し、複数のパウチ型電池セルを積層することによって形成されたセル積層体であって、前記セル積層体は前記パウチ型電池セルの長手方向における端部には電極導出部が設けられた、セル積層体と、
前記セル積層体と前記底板との間に直接接着される、熱伝導性構造接着剤と、
前記セル積層体の前記電極導出部が形成された端部に位置し、バスバーと、前記バスバーを支持するバスバーブラケットとを含み、前記バスバーブラケットは前記箱体と係合して接続され、前記電極導出部は前記バスバーに固定される、電極固定コンポーネントと
を含む
ことを特徴とする、
バッテリパック。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記箱体は、前記底板に固定されたビームを含み、
前記バスバーブラケットはその内部に予め組み込まれたナット部材を含み、
前記バスバーブラケットは直接前記ビームに固定され、または、接続構造を介して前記ビームに固定され、
前記バスバーは前記ナット部材設置に対応する形式で前記バスバーブラケットと接続される
ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリパック。
【請求項3】
前記バスバーは板状本体と出力接続部とを含み、前記出力接続部は前記板状本体の端部が折り曲げられて延伸することにより形成され、
前記バスバーブラケットは第1バスバー支持部と第2バスバー支持部とを含み、前記第2バスバー支持部は予め内部に組み込まれた前記ナット部材を含み、且つ直接前記ビームに固定されるか、接続構造を介して前記ビームに固定され、
前記板状本体は、前記第1バスバー支持部と面合わせで接する形式で固定接続され、
前記出力接続部は、前記ナット部材と重なってつながる形式で前記第2バスバー支持部と固定接続される
ことを特徴とする、
請求項2に記載のバッテリパック。
【請求項4】
前記出力接続部には長孔が設けられ、前記長孔は前記パウチ型電池セルの積層方向に沿って延伸する長さを有し、
前記出力接続部は、前記長孔と前記ナット部材を順に貫通するボルトを用いて前記第2バスバー支持部と固定接続される
ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリパック。
【請求項5】
前記第1バスバー支持部は遮蔽板を備え、前記遮蔽板は前記セル積層体と前記バスバーとの間に位置し、前記板状本体は前記遮蔽板の前記パウチ型電池セルの積層方向に平行な面と貼り合わされる
ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリパック。
【請求項6】
前記第2バスバー支持部は、前記ビーム又は前記接続構造に係合するバックルを備える
ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリパック。
【請求項7】
前記ナット部材の頂部は垂直方向において前記第2バスバー支持部の前記出力接続部に近い上面よりも高く、且つ前記ナット部材の頂部と前記第2バスバー支持部の上面との間の垂直距離差Dは0.3mm≦D≦0.5mmを満たす
ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリパック。
【請求項8】
前記第2バスバー支持部の前記ナット部材に対応する位置の壁の厚みHは1.2mm≦H≦1.8mmを満たす
ことを特徴とする、
請求項7に記載のバッテリパック。
【請求項9】
前記セル積層体とビームとの間には発泡接着剤が充填され、前記発泡接着剤は前記電極導出部の少なくとも一部と前記バスバーの少なくとも一部を包み込む
ことを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1項に記載のバッテリパック。
【請求項10】
前記バスバーは2つ存在し、
前記第1バスバー支持部には2つの前記バスバーの前記板状本体を離間させる第1仕切り部が設けられ、
前記第2バスバー支持部には2つの前記バスバーの前記出力接続部を離間させる第2仕切り部が設けられる
ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリパック。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はパワーバッテリの技術分野に関するものであり、具体的にはバッテリパック及び該バッテリパックを搭載した電動車両に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
単一の二次電池の動作電圧は約2.5V~4.5Vである。大容量及び高電圧出力を要する電動車両又はエネルギー貯蔵システムにおいて、通常、複数のセルを直列及び/又は並列接続してバッテリモジュールを形成した後、バッテリモジュールを直列及び/又は並列接続してバッテリパックを形成し、更にバッテリパックを電動車両のエネルギーを供給するエネルギーシステム又エネルギー貯蔵システムとして用いる必要がある。バッテリパックを構築するために用いられるバッテリモジュールの数、形状、及び、バッテリモジュールを構成するために用いられるセルの数、形状等は、実際の要件に応じて柔軟に変更することができる。
【0003】
電動車両が用いるパワーバッテリの分野において、電動車両のフル充電での走行距離及び充電速度を向上させるため、バッテリパックのエネルギー密度と冷却性能を更に強化する必要がある。エネルギー密度を向上させる1つの手法として、CTP(cell to pack)型バッテリパックはセルを直列及び/又は並列接続してバッテリモジュールを形成するステップを省いてセルを直接バッテリパックに搭載することにより、バッテリモジュール形成に必要な構造と電気接続部材を省き、セル自体のための空間を増加させる。
【0004】
現在、一般的なセルは構造の違いに基づいて、円筒形セル、角形セル、パウチ型電池セル等に分類される。角形セルを用いるCTP型バッテリパックは既に広く宣伝されて広く用いられている。パウチ型電池セルは外部からの衝撃に弱く且つ組立性が劣るという欠点のため、CTP型バッテリパックとして搭載する過程においてまだ一連の問題に直面し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、既存技術におけるパウチ型電池セルのパウチ型電池CTPバッテリパックへの搭載で直面する複数の問題のうちの少なくとも1つを解決する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、箱体と、セル積層体と、熱伝導構造接着剤と、電極固定コンポーネントとを含むバッテリパックを提供する。箱体は底板を含む。セル積層体は箱体内に位置し、複数のパウチ型電池セルを積層することによって形成され、セル積層体はパウチ型電池セルの長手方向における端部には電極導出部が設けられる。熱伝導性構造接着剤はセル積層体と底板との間に直接接着される。電極固定コンポーネントは、セル積層体の電極導出部が形成された端部に位置し、バスバーと、バスバーを支持するバスバーブラケットとを含み、バスバーブラケットは箱体に係合して接続され、電極導出部はバスバーに固定される。
【0007】
選択できる技術的解決策のバッテリパックにおいて、箱体は底板に固定されたビームを含み、バスバーブラケットはその内部に予め組み込まれたナット部材を含み、バスバーブラケットはビームに直接固定されるか、接続構造を介してビームに固定され、バスバーはナット部材設置に対応する形式でバスバーブラケットと接続される。そのうち、バスバーがナット部材設置に対応する形式とは、バスバーを該ナット部材を用いてバスバーブラケットと接続させる形式を指し、更に具体的には、バスバー上の接続に用いられる貫通孔がナット部材のネジ穴と対応している形式を指す。
【0008】
選択できる技術的解決策のバッテリパックにおいて、バスバーは板状本体と出力接続部とを含む。出力接続部は、板状本体の端部が折り曲げられて延伸することにより形成される。バスバーブラケットは、第1バスバー支持部と第2バスバー支持部とを含む。第2バスバー支持部は予め内部に組み込まれたナット部材を含み、且つビームに直接固定されるか、接続構造を介してビームに固定される。板状本体は、第1バスバー支持部と面合わせで接する形式で固定接続される。出力接続部は、ナット部材と重なってつながる形式で第2バスバー支持部と固定接続される。そのうち、板状本体が第1バスバー支持部と面合わせで接するとは、板状本体と第1バスバー支持部の支持面とが相互に貼り合わされることを指す。
【0009】
選択できる技術的解決策のバッテリパックにおいて、出力接続部には長孔が設けられ、長孔はパウチ型電池セルの積層方向に沿って延伸する長さを有し、出力接続部は長孔とナット部材を順に貫通するボルトを用いて第2バスバー支持部と固定接続される。
【0010】
選択できる技術的解決策のバッテリパックにおいて、第1バスバー支持部は遮蔽板を備え、遮蔽板はセル積層体とバスバーとの間に位置し、板状本体は遮蔽板のパウチ型電池セルの積層方向に平行な面と貼り合わされる。
(【0011】以降は省略されています)
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