TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025099783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216710
出願日
2023-12-22
発明の名称
二次電池の製造方法及び二次電池
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
4/139 20100101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】微小短絡の発生を抑制すると共に、イオンの移動抵抗を低減することが可能な二次電池の製造方法及び二次電池を提供すること。
【解決手段】二次電池1の製造方法は、反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を集電体に塗布する第1の塗布工程S1と、集電体及び正極合材に対し、正極板の厚さ方向に磁場を印加する第1の磁場印加工程S2と、第1の磁場印加工程S2の後、集電体及び正極合材を乾燥させる乾燥工程S3と、乾燥工程S3の後、第1の磁場印加工程S2において磁場が印加された正極合材に対し、反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を塗布する第2の塗布工程S4と、第2の塗布工程S4の後、集電体及び正極合材に対し、正極板の面方向に磁場を印加する第2の磁場印加工程S5とを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池の製造方法であって、
反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を集電体に塗布する第1の塗布工程と、
前記集電体及び前記正極合材に対し、正極板の厚さ方向に磁場を印加する第1の磁場印加工程と、
前記第1の磁場印加工程の後、前記集電体及び前記正極合材を乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程の後、前記第1の磁場印加工程において磁場が印加された前記正極合材に対し、反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を塗布する第2の塗布工程と、
前記第2の塗布工程の後、前記集電体及び前記正極合材に対し、正極板の面方向に磁場を印加する第2の磁場印加工程と
を含む、二次電池の製造方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第1の塗布工程において塗布された前記正極合材の厚みと前記第2の塗布工程において塗布された前記正極合材の厚みの比率は、7:3~3:7の範囲内である、請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項3】
前記反磁性の繊維状導電性材料は、炭素系繊維状導電性材料である、請求項1又は2に記載の二次電池の製造方法。
【請求項4】
集電体上に正極合材を有する正極板を備えた二次電池であって、
前記正極合材は、反磁性の繊維状導電性材料を含み、
前記正極合材は、前記集電体側に位置する第1の正極合材層と、前記正極板の表層側に位置する第2の正極合材層で形成され、
前記第1の正極合材層内の第1の反磁性の繊維状導電性材料の長手軸と前記正極板の面方向とのなす角をθ
1
としたときの複数の第1の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
1
の代表値は、前記第2の正極合材層内の第2の反磁性の繊維状導電性材料の長手軸と前記正極板の面方向とのなす角をθ
2
としたときの複数の第2の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
2
の代表値よりも大きいことを特徴とする、
二次電池。
【請求項5】
前記sinθ
1
の代表値は、前記複数の第1の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
1
の平均値又は中央値であり、
前記sinθ
2
の代表値は、前記複数の第2の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
2
の平均値又は中央値である、請求項4に記載の二次電池。
【請求項6】
前記第1の反磁性の繊維状導電性材料及び前記第2の反磁性の繊維状導電性材料は、炭素系繊維状導電性材料である、請求項4又は5に記載の二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の製造方法及び二次電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等では、リチウムイオン電池等の二次電池が採用されている。このような二次電池では、二次電池内に混入した金属異物を原因とする微小短絡が発生することがある。このため、そのような微小短絡を抑制するための種々の技術が提案されている。
【0003】
このような技術の一例として、特許文献1は、ランダムに配向した繊維状炭素の層と、面方向に配向した繊維状炭素の層で構成された電極を備えた二次電池を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/147234号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1が開示する二次電池は、ランダムに配向した繊維状炭素の層においてイオンの移動抵抗が増加し、直流抵抗が悪化する可能性がある。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためのものであり、微小短絡の発生を抑制すると共に、イオンの移動抵抗を低減することが可能な二次電池の製造方法及び二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る二次電池の製造方法は、
反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を集電体に塗布する第1の塗布工程と、
集電体及び正極合材に対し、正極板の厚さ方向に磁場を印加する第1の磁場印加工程と、
第1の磁場印加工程の後、集電体及び正極合材を乾燥させる乾燥工程と、
乾燥工程の後、第1の磁場印加工程において磁場が印加された正極合材に対し、反磁性の繊維状導電性材料を含む正極合材を塗布する第2の塗布工程と、
第2の塗布工程の後、集電体及び正極合材に対し、正極板の面方向に磁場を印加する第2の磁場印加工程とを含む。
【0008】
また、第1の塗布工程において塗布された正極合材の厚みと第2の塗布工程において塗布された正極合材の厚みの比率は、7:3~3:7の範囲内とし得る。
【0009】
さらに、反磁性の繊維状導電性材料は、炭素系繊維状導電性材料とし得る。
【0010】
本開示に係る集電体上に正極合材を有する正極板を備えた二次電池は、
正極合材は、反磁性の繊維状導電性材料を含み、
正極合材は、集電体側に位置する第1の正極合材層と、正極板の表層側に位置する第2の正極合材層で形成され、
第1の正極合材層内の第1の反磁性の繊維状導電性材料の長手軸と正極板の面方向とのなす角をθ
1
としたときの複数の第1の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
1
の代表値は、第2の正極合材層内の第2の反磁性の繊維状導電性材料の長手軸と正極板の面方向とのなす角をθ
2
としたときの複数の第2の反磁性の繊維状導電性材料のsinθ
2
の代表値よりも大きいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日東精工株式会社
端子部品
21日前
株式会社ExH
電流開閉装置
1日前
レナタ・アーゲー
電池
16日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
6日前
株式会社クオルテック
空気電池
13日前
株式会社メルビル
ステージ
8日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
三洲電線株式会社
撚線
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
20日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
今日
中国電力株式会社
移動用変圧器
15日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
1日前
住友電装株式会社
端子台
今日
住友電装株式会社
コネクタ
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
21日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
22日前
東洋電装株式会社
操作装置
2日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
6日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
2日前
住友電装株式会社
コネクタ
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
14日前
三菱電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
1日前
株式会社村田製作所
二次電池
6日前
続きを見る
他の特許を見る