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公開番号
2025098570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214795
出願日
2023-12-20
発明の名称
モールドコイルの製造方法及びリアクトルの製造方法
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
41/04 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】センサーの設置精度を向上させるモールドコイルの製造方法及びリアクトルの製造方法を提供する。
【解決手段】モールドコイル5は、コイル配置工程と取付け工程と接地工程と固定工程とモールド成形工程を含んで製造される。コイル配置工程では、少なくとも2個のコイル2を、双方の周面を対面させて横並び配置する。取付け工程では、センサー4をセンサーブラケット72に取り付ける。設置工程では、センサー4が2個のコイル2,2間の隙間に入るように、センサーブラケット72を設置する。固定工程では、コイルモールド樹脂91の射出ゲートGとは反対側から、スライド金型MSでセンサーブラケット72を支持する。モールド成形工程では、スライド金型MSを含む金型内で、コイルモールド樹脂91の溶融樹脂を射出する。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
センサーを搭載したモールドコイルの製造方法であって、
少なくとも2個のコイルを、周面を対面させて横並び配置するコイル配置工程と、
前記センサーをセンサーブラケットに取り付ける取付け工程と、
前記センサーが前記2個のコイル間の隙間に入るように、前記センサーブラケットを前記コイルに設置する設置工程と、
モールド樹脂の射出ゲートとは反対側から、スライド金型で前記センサーブラケットを支持する固定工程と、
前記スライド金型を含む金型内で、前記モールド樹脂を射出するモールド成形工程と、
を含むこと、
を特徴とするモールドコイルの製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記固定工程では、前記射出ゲートとは反対側のスライド金型と前記射出ゲート側のスライド金型で前記センサーブラケットを挟んで支持すること、
を特徴とする請求項1記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項3】
前記センサーブラケットは、互いに離間する方向に延びる2個の突出片を有し、
前記射出ゲートとは反対側のスライド金型と前記射出ゲート側のスライド金型は、前記2個の突出片の先端面に当接すること、
を特徴とする請求項2記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項4】
前記センサーブラケットは、前記センサーが嵌合する嵌合孔を有し、
前記射出ゲートとは反対側のスライド金型と前記射出ゲート側のスライド金型は、前記嵌合孔を挟んで正対すること、
を特徴とする請求項2記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項5】
前記センサーブラケットは、前記嵌合孔の中心を挟んで互いに離間する方向に延びる2個の突出片を有し、
前記射出ゲートとは反対側のスライド金型と前記射出ゲート側のスライド金型は、前記2個の突出片の先端面に当接すること、
を特徴とする請求項4記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項6】
前記スライド金型と前記突出片は、線膨張係数が異なること、
を特徴とする請求項5記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項7】
前記センサーは、前記嵌合孔を突き通して配置され、
前記センサーブラケットは、前記2個の突出片に沿って拡がる狭持板を有し、
前記狭持板は、前記嵌合孔から突き出した前記センサーの突き出し部分に沿って切り込まれ、当該突き出し部分が挿嵌される切り欠きを有し、
前記センサーは、前記切り欠きの内表面によって狭持されること、
を特徴とする請求項6記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項8】
前記狭持板は、前記センサーの幅と同一又は厚い板厚を有すること、
を特徴とする請求項7記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項9】
前記切り欠きは、前記嵌合孔から延びるに連れて、前記射出ゲートから離れる方向に斜めに延びること、
を特徴とする請求項7記載のモールドコイルの製造方法。
【請求項10】
前記センサーは、当該センサーが前記嵌合孔に挿入される挿入側先端とは反対端にリード線が延設されて成り、
前記センサーブラケットは、底面に前記嵌合孔を有する溝部を有し、
前記溝部に前記リード線が配設されること、
を特徴とする請求項4乃至9の何れかに記載のモールドコイルの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイルを樹脂によってモールドして成るモールドコイルの製造方法、及びこのモールドコイルを備えるリアクトルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コイルは、通電により巻数に従って磁束を発生させる。そのため、コイルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品として用いられる。コイルは、リアクトルとも呼ばれ、多種多様の用途に使用されている。リアクトルとも呼ばれるコイルの利用分野としては、昇圧リアクトル、直列リアクトル、並列リアクトル、限流リアクトル、始動リアクトル、分路リアクトル、中性点リアクトル及び消弧リアクトル等が挙げられる。
【0003】
昇圧リアクトルは、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等の車載用の昇圧回路に組み込まれる。直列リアクトルは、電動機回路に直列に接続し短絡時の電流を制限する。並列リアクトルは、並列回路間の電流分担を安定させる。限流リアクトルは、短絡時の電流を制限する。始動リアクトルは、機械を保護する電動機回路に直列に接続して始動電流を制限する。分路リアクトルは、送電線路に並列接続されて進相無効電力の補償や異常電圧を抑制する。中性点リアクトルは、中性点と大地間に接続して電力系統の地絡事故時に流れる地絡電流を制限するために使用する。消弧リアクトルは、三相電力系統の1線地絡時に発生するアークを自動的に消滅させる。
【0004】
リアクトルには、リアクトルの温度等の物理量を検出するセンサーの搭載が多く要望される。このセンサーは、物理量の検出に適した所望位置に出来るだけ近づけて設置されるべきである。例えば、複数のコイルを横並びにして備えるリアクトルに対し、温度を検出するセンサーの所望位置は、コイル間の隙間内である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-124267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コイルは樹脂によって被覆される場合がある。コイルを樹脂で被覆することにより、コイルが装着されるコアとコイルとが電気的に絶縁される。樹脂で被覆されたコイルはモールドコイルと呼ばれる。コイル周りの樹脂は、コイルと樹脂との密着性を高めるため、モールド成形により形成される。
【0007】
コイルをモールド成形するための樹脂の射出圧は、センサーを所望位置から位置ズレさせてしまう虞がある。具体的には、センサーは樹脂製センサーブラケットに取り付け、樹脂製センサーブラケットを介して所望位置にセンサーを位置決めされる。この樹脂製センサーブラケットがモールド成形の射出圧に煽られて位置ズレを起こしたり、形状を歪ませたりすることで、センサーの位置ズレが生じる。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、センサーの設置精度を向上させるモールドコイルの製造方法及びリアクトルの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような課題を解決するため、本実施形態に係るモールドコイルの製造方法は、センサーを搭載したモールドコイルの製造方法であって、少なくとも2個のコイルを、周面を対面させて横並び配置するコイル配置工程と、前記センサーをセンサーブラケットに取り付ける取付け工程と、前記センサーが前記2個のコイル間の隙間に入るように、前記センサーブラケットを設置する設置工程と、モールド樹脂の射出ゲートとは反対側から、スライド金型で前記センサーブラケットを支持する固定工程と、前記スライド金型を含む金型内で、前記モールド樹脂を射出するモールド成形工程と、を含む。
【0010】
前記固定工程では、前記射出ゲートとは反対側のスライド金型と前記射出ゲート側のスライド金型で前記センサーブラケットを挟んで支持するようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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