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公開番号2025097825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214258
出願日2023-12-19
発明の名称二次電池
出願人トヨタバッテリー株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/593 20210101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解液の絶縁フィルムの外側への漏出を抑制する。
【解決手段】電池セル10は、捲回体50と、開口部12Aを有し、捲回体50を電解液Uとともに収容するケース12と、開口部12Aを塞ぎ電解液Uの注入口21Aが形成された蓋体21と、蓋体21と、捲回体50に接続された端子部30A,40Aと、の間に配置された第1絶縁部材34,44と、捲回体50の全方位と、端子部30A,40Aの一部と、を覆い、端子部30A,40Aが貫通して配置される第1開口81を備え、第1開口81を形成する縁部が、第1絶縁部材34,44に接合されている絶縁フィルム60と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
電極体と、
開口部を有し、前記電極体を電解液とともに収容するケースと、
前記開口部を塞ぎ前記電解液の注入口が形成された蓋体と、
前記蓋体と、前記電極体に接続された端子部と、の間に配置された絶縁部材と、
前記電極体の全方位と、前記端子部の一部と、を覆い、前記端子部が貫通して配置される第１開口を備え、前記第１開口を形成する縁部が、前記絶縁部材に接合されている絶縁フィルムと、
を備える二次電池。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記絶縁フィルムは、前記注入口に対応する位置に、第２開口を備えている
請求項１に記載の二次電池。
【請求項３】
前記第１開口及び前記第２開口は、前記絶縁フィルムの上端に上下方向に延在したスリットによって形成されている
請求項２に記載の二次電池。
【請求項４】
前記スリットは、前記第１開口を形成する第１スリットと、前記第２開口を形成する第２スリットと、を備え、
前記第１スリットと前記第２スリットとは、同じ長さに形成されている
請求項３に記載の二次電池。
【請求項５】
前記絶縁フィルムは、前記絶縁フィルムの端部同士が接合されて、袋状に形成されている
請求項１に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、二次電池に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
二次電池では、電極体と電池ケースと間に絶縁フィルムを配置して、電極体と電池ケースとを絶縁することが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
特許文献１には、袋状に形成されて電極体を収容する、絶縁性を有する樹脂材料から形成された絶縁袋を備え、絶縁袋とケースの内壁面とは熱溶着されている技術が開示されている。これにより、ケース内において電極体が移動することを抑制できる。
【０００４】
ところで、二次電池では、電解液の絶縁フィルムの外側への漏出を抑制することが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１３－２２２５０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、上記事実を考慮し、電解液の絶縁フィルムの外側への漏出を抑制した二次電池を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の第１態様の二次電池は、電極体と、開口部を有し、前記電極体を電解液とともに収容するケースと、前記開口部を塞ぎ前記電解液の注入口が形成された蓋体と、前記蓋体と、前記電極体に接続された端子部と、の間に配置された絶縁部材と、前記電極体の全方位と、前記端子部の一部と、を覆い、前記端子部が貫通して配置される第１開口を備え、前記第１開口を形成する縁部が、前記絶縁部材に接合されている絶縁フィルムと、を備える。
【０００８】
本発明の第２態様の二次電池では、本発明の第１態様の二次電池であって、前記絶縁フィルムは、前記注入口に対応する位置に、第２開口を備えている
【０００９】
本発明の第３態様の二次電池では、本発明の第２態様の二次電池であって、前記第１開口及び前記第２開口は、前記絶縁フィルムの上端に上下方向に延在したスリットによって形成されている。
【００１０】
本発明の第４態様の二次電池では、本発明の第３態様の二次電池であって、前記スリットは、前記第１開口を形成する第１スリットと、前記第２開口を形成する第２スリットと、を備え、前記第１スリットと前記第２スリットとは、同じ長さに形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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