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公開番号2025094426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023209952
出願日2023-12-13
発明の名称変圧器用ケーブルダクト
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H01F 27/04 20060101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】変圧器の仮供給用ケーブルの取り付け作業、電力ケーブルの取り付け、取り外し作業等を容易に行うことができる変圧器用ケーブルダクトを提供する。
【解決手段】ケーブルダクト1の水平部4から垂直部5にかけて設けられた主回路導体6と、主回路導体6に接続され、ケーブル9を接続するための接続導体8が接続可能な分岐導体7と、を有し、分岐導体7を垂直部5に収容し、垂直部5の分岐導体7より下方に、仕切壁13によって分岐された第1分岐空間18aと第2分岐空間18bを形成し、垂直部5に、第1分岐空間18aに臨む第1開口部31と、第2分岐空間18bに臨む第2開口部32と、を設け、それぞれの分岐空間18a,18bに引き込まれるケーブルを接続導体8を介して分岐導体7に接続可能とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
変圧器の上方に設けられた水平部と、この水平部から下方に延びる垂直部と、を備えた変圧器用ケーブルダクトであって、
前記変圧器のブッシングに接続され、前記水平部から前記垂直部にかけて設けられた主回路導体と、
前記主回路導体に接続され、ケーブルを接続するための接続導体が接続可能な分岐導体と、を有し、
前記分岐導体は、前記垂直部に収容され、前記垂直部の前記分岐導体より下方には、仕切壁によって分岐された第1分岐空間と第2分岐空間が形成され、
前記垂直部には、前記第1分岐空間に臨む第1開口部と、前記第2分岐空間に臨む第2開口部と、がそれぞれ設けられ、
それぞれの前記分岐空間に引き込まれるケーブルは、前記接続導体を介して前記分岐導体に接続可能であることを特徴とする変圧器用ケーブルダクト。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記主回路導体の前記垂直部に収容される部分には、前記主回路導体と前記分岐導体との導通を断接する断接部が設けられ、前記垂直部には、この断接部を外部から操作可能な第3開口部がさらに設けられていることを特徴とする請求項1記載の変圧器用ケーブルダクト。
【請求項3】
それぞれの分岐空間には、前記分岐導体に前記接続導体が接続されていない場合に、前記分岐導体との間を遮蔽する回動式の絶縁機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の変圧器用ケーブルダクト。
【請求項4】
前記垂直部の前記分岐導体より上方には、前記断接部により前記主回路導体と前記分岐導体との導通が遮断されている場合に、前記主回路導体と前記分岐導体との間を遮蔽するスライド式の絶縁機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の変圧器用ケーブルダクト。
【請求項5】
前記回動式の絶縁機構は、分岐空間の上端部を開状態にする位置と閉状態にする位置の間で回動可能とする絶縁板と、絶縁板の先端部に揺動可能に設けられた揺動片と、を備え、前記揺動片を前記仕切壁又は前記ケーブルダクトの垂直部に先端部が着磁可能とすることを特徴とする請求項3記載の変圧器用ケーブルダクト。
【請求項6】
前記スライド式の絶縁機構は、前記主回路導体と前記分岐導体との間を開状態にする位置と閉状態にする位置との間でスライド可能な絶縁板と、前記絶縁板の先端部に固定されたフランジ部と、を備え、前記フランジ部を、前記ケーブルダクトの前記垂直部に着磁可能とすることを特徴とする請求項4記載の変圧器用ケーブルダクト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器の二次側に設けられ、電力ケーブルと仮供給用ケーブル又は交換用電力ケーブルとが設置可能な変圧器用ケーブルダクトに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
変圧器用ケーブルダクトとして、本出願人は先に下記の特許文献1及び特許文献2に示される構成を提案している。
【0003】
前者のケーブルダクトは、電力ケーブルに対して外部ケーブルを接続する作業用の第1の開口部を備え、この第1の開口部を覆うように、ケーブルダクトの外面に拡張ダクトを設け、この拡張ダクトに第2の開口部を形成し、電力ケーブルと接続されて第1の開口部から外部に突出した接続部材と外部ケーブルとの接続作業を第2の開口部を介して行えるようにしたものである。また、ケーブルダクト内の変圧器の電力を負荷側へ供給する主回路導体と電力ケーブルとの間の導通を断接する断接部がダクト上部に設けられ、ケーブルダクトの上面には、この断接部を外部から操作可能な開口部が設けられている。
【0004】
また、後者のケーブルダクトは、ケーブルダクト内において変圧器からのリード線の接続端の下側に取り外し可能な絶縁板を設け、その絶縁板の下側に作業を行うための作業空間を設けるようにしたものである。この絶縁板は、ダクトの内側に固定したアングル部材、アーム部材又は接着テープ等の取付部材に対してボルト等により取り付けられ、取り外した後にはケーブルダクトの外部へ取り出し保管する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-207905号公報
特開2007-189758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前者の構成においては、ケーブルダクトの第1の開口部を覆うように拡張ダクトが設けられているので、ケーブルダクト内の作業が必要となる場合には、拡張ダクトの第2の開口部から手を差し入れ、さらに第1の開口部に手を入れて行わなければならず、作業がしにくくなる。しかも、開口部が狭いと作業ができなくなるため、拡張ダクトを撤去せざるを得なくなる不都合がある。
【0007】
また、後者の構成においては、電力ケーブルに加えて仮供給用ケーブルや交換用電力ケーブルを接続できるようにして、ケーブルの切り替えを容易にできる構成を意図しておらず、また、絶縁板もケーブルダクト内に常時収容されて、必要な時に充電部との間を簡易且つ即座に遮蔽するものではないため、絶縁板の取り付け・取り外し作業に時間を要し、作業効率が悪く、また、絶縁板の不使用時には、絶縁板をケーブルダクトの外部へ取り出す必要があるため、紛失するリスクを有するものであった。
【0008】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、変圧器の仮供給用ケーブルの取り付け作業や、電力ケーブルの取り付け、取り外し作業等を容易に行うことができる変圧器用ケーブルダクトを提供することを主たる課題としている。
【0009】
また、充電部との間を遮蔽する絶縁板をダクト内に常時収容して、絶縁板の設置及び取り外しを容易に行うことが可能な変圧器用ケーブルダクトを提供することをも課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために、本発明に係る変圧器用ケーブルダクトは、
変圧器の上方に設けられた水平部と、この水平部から下方に延びる垂直部と、を備えた変圧器用ケーブルダクトであって、
前記変圧器のブッシングに接続され、前記水平部から前記垂直部にかけて設けられた主回路導体と、
前記主回路導体に接続され、ケーブルを接続するための接続導体が接続可能な分岐導体と、を有し、
前記分岐導体は、前記垂直部に収容され、前記垂直部の前記分岐導体より下方には、仕切壁によって分岐された第1分岐空間と第2分岐空間が形成され、
前記垂直部には、前記第1分岐空間に臨む第1開口部と、前記第2分岐空間に臨む第2開口部と、がそれぞれ設けられ、
それぞれの前記分岐空間に引き込まれるケーブルは、前記接続導体を介して前記分岐導体に接続可能であることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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