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公開番号
2025091104
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206109
出願日
2023-12-06
発明の名称
コンデンサ
出願人
株式会社村田製作所
,
株式会社指月電機製作所
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01G
4/32 20060101AFI20250611BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】温度が変化しても、バスバーと充填樹脂との間の剥離及び充填樹脂のクラックの発生を抑制可能なコンデンサを提供する。
【解決手段】コンデンサは、素体11と、素体11の表面上に設けられた外部電極を有するコンデンサ素子10と、外部電極に電気的に接続されたバスバー(第1バスバー20a)と、開口部31が設けられた有底筒状であり、バスバー(第1バスバー20a)が開口部31から外部に向かって突出するようにコンデンサ素子10が内部に収納された外装ケース30と、コンデンサ素子10を埋設するように外装ケース30の内部に充填された充填樹脂40とを備え、バスバーにおいて、コンデンサ素子10と開口部31との間に位置する部分には、第1貫通孔21aaが設けられ、第1貫通孔21aaが延びる貫通方向DHaaが、開口部31の開口面31sに対して45°未満の角度をなし、第1貫通孔21aa全体が、充填樹脂40に埋設されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
素体と、前記素体の表面上に設けられた外部電極と、を有するコンデンサ素子と、
前記外部電極に電気的に接続されたバスバーと、
開口部が設けられた有底筒状であり、前記バスバーが前記開口部から外部に向かって突出するように前記コンデンサ素子が内部に収納された外装ケースと、
前記コンデンサ素子を埋設するように前記外装ケースの内部に充填された充填樹脂と、を備え、
前記バスバーにおいて、前記コンデンサ素子と前記開口部との間に位置する部分には、貫通孔が設けられ、
前記貫通孔が延びる貫通方向が、前記開口部の開口面に対して45°未満の角度をなし、
前記貫通孔の全体が、前記充填樹脂に埋設されている、ことを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記貫通方向が、前記開口部の前記開口面に平行である、請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記バスバーにおいて前記貫通孔が設けられている面が、前記開口部の前記開口面に垂直である、請求項1又は2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記外部電極が、第1外部電極及び第2外部電極を含み、
前記バスバーが、前記第1外部電極に電気的に接続された第1バスバーと、前記第2外部電極に電気的に接続された第2バスバーと、を含み、
前記貫通孔が、前記第1バスバーに設けられた第1貫通孔と、前記第2バスバーに設けられた第2貫通孔と、を含み、
前記第1バスバー及び前記第2バスバーが重なり合う領域において、前記第1貫通孔の少なくとも一部と前記第2貫通孔の少なくとも一部とが、重なり合って連通している、請求項1又は2に記載のコンデンサ。
【請求項5】
素体と、前記素体の表面上に設けられた外部電極と、を有するコンデンサ素子と、
前記外部電極に電気的に接続されたバスバーと、
開口部が設けられた有底筒状であり、前記バスバーが前記開口部から外部に向かって突出するように前記コンデンサ素子が内部に収納された外装ケースと、
前記コンデンサ素子を埋設するように前記外装ケースの内部に充填された充填樹脂と、を備え、
前記バスバーにおいて、前記コンデンサ素子と前記開口部との間に位置する部分には、貫通孔と、前記貫通孔の周縁から突出する突出部とが設けられ、
前記突出部の少なくとも先端側の部分が延びる突出方向が、前記開口部の開口面に対して45°未満の角度をなし、
前記貫通孔の少なくとも一部、及び、前記突出部の全体が、前記充填樹脂に埋設されている、ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項6】
前記貫通孔の全体、及び、前記突出部の全体が、前記充填樹脂に埋設されている、請求項5に記載のコンデンサ。
【請求項7】
前記貫通孔の一部、及び、前記突出部の全体が、前記充填樹脂に埋設されている、請求項5に記載のコンデンサ。
【請求項8】
前記突出方向が、前記開口部の前記開口面に平行である、請求項5~7のいずれか1つに記載のコンデンサ。
【請求項9】
前記貫通孔が延びる貫通方向が、前記開口部の前記開口面に対して45°未満の角度をなす、請求項5~7のいずれか1つに記載のコンデンサ。
【請求項10】
前記貫通方向が、前記開口部の前記開口面に平行である、請求項9に記載のコンデンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンデンサ素子(1)をケース(2)に収納し樹脂(3)を充填するとともに、外部接続端子(6)(7)を充填樹脂(3)から外方へと導出して成るコンデンサにおいて、外部接続端子(6)(7)においては、樹脂表面との接触部及びその近傍の位置に、他の部分よりも横断面積の小となる括れ部(10)を設けたことを特徴とするコンデンサが開示されている。
【0003】
特許文献2には、ケース(31)に、ケース(31)外部との接続用端子(11)を取り付けた電気素子(21)を、接続用端子(11)の先端部がケース(31)外部に出るように収納し、ケース(31)内に樹脂(32)を充填した電気部品であって、接続用端子(11)のケース(31)内部から外部にかけての境界部分近傍に、貫通孔(13)、及びケースの内部から外部方向に延びる突出部(14)を設け、貫通孔(13)、及び突出部(14)のそれぞれ一部分が樹脂(32)で覆われるように樹脂(32)を充填することを特徴とする電気部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-234708号公報
特開2005-85880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2に開示されているように、従来のコンデンサとして、バスバー(引出端子)が電気的に接続されたコンデンサ素子を、開口部が設けられた外装ケースの内部に、バスバーが開口部から外部に向かって突出するように収納し、更に、コンデンサ素子を埋設するように外装ケースの内部に充填樹脂を充填することによって構成されるコンデンサが知られている。
【0006】
しかしながら、従来のコンデンサでは、コンデンサ素子、バスバー、及び、充填樹脂の熱膨張係数が異なるため、以下の問題が生じるおそれがある。
【0007】
従来のコンデンサでは、使用環境の温度が変化すると、コンデンサ素子が膨張又は収縮することにより、コンデンサ素子に電気的に接続されたバスバーに応力が加わることがある。この場合、従来のコンデンサでは、バスバーがバスバーの周囲にある充填樹脂に対してせん断方向にずれるように動くことにより、バスバーと充填樹脂との界面におけるせん断応力でバスバーと充填樹脂との間の剥離が発生したり、せん断方向に動くバスバーからの応力(押圧力)で充填樹脂にクラックが発生したりするおそれがある。
【0008】
例えば、従来のコンデンサでは、高温環境下での使用時に、コンデンサ素子が膨張することにともなって、バスバーが充填樹脂に対して外装ケースの開口部側にずれるように動くことにより、バスバーと充填樹脂との界面におけるせん断応力でバスバーと充填樹脂との間の剥離が発生したり、外装ケースの開口部側に動くバスバーからの応力(押圧力)で充填樹脂にクラックが発生したりするおそれがある。
【0009】
以上の問題に対して、特許文献1に記載のコンデンサでは、外部接続端子に設けられた括れ部に進入した充填樹脂によって、外部接続端子と充填樹脂との相対移動の規制が強化され、この結果、コンデンサの設置場所の周囲温度が変化しても外部接続端子の封止樹脂からの引き出し部分においてクラックが発生するのを抑制することが可能である、とされている。しかしながら、特許文献1に記載のコンデンサでは、外部接続端子と充填樹脂との間の剥離の発生、及び、充填樹脂のクラックの発生を更に抑制する点で改善の余地がある。
【0010】
また、特許文献2に記載の電気部品では、接続用端子に貫通孔を設けたことにより、熱衝撃が加わった場合の、端子の幅方向の膨張量を減じることができ、また、貫通孔により、端子の膨張による樹脂の変形領域も複数ヶ所に分割され、変形を分散させることが可能となるため、樹脂のクラックの発生、及び剥離を防止することができる、とされている。しかしながら、特許文献2に記載の電気部品では、接続用端子と樹脂との間の剥離の発生、及び、樹脂のクラックの発生を更に抑制する点で改善の余地がある。
(【0011】以降は省略されています)
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