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公開番号
2025088208
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202756
出願日
2023-11-30
発明の名称
電子デバイス
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250604BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】重量増加を抑えつつ、磁界結合に対して十分な磁気シールド効果を得る。
【解決手段】通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第一の磁界発生部と、第一の磁界発生部に対し、第一方向に離間して設けられ、通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第二の磁界発生部と、第一の磁界発生部に対し、予め設定された近接寸法の範囲内に配置された第一の磁気シールド部材と、を備え、第一の磁気シールド部材は、導電材料から形成され、第一方向から見た際、中央部に開口を有する第一の導電部を有し、第一の導電部は、少なくともその一部が、第一の磁界発生部と重なるように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第一の磁界発生部と、
前記第一の磁界発生部に対し、第一方向に離間して設けられ、通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第二の磁界発生部と、
前記第一の磁界発生部に対し、予め設定された近接寸法の範囲内に配置された第一の磁気シールド部材と、を備え、
前記第一の磁気シールド部材は、導電材料から形成され、前記第一方向から見た際、中央部に開口を有する第一の導電部を有し、
前記第一の導電部は、前記第一方向から見た際、少なくともその一部が、前記第一の磁界発生部と重なるように形成されている
電子デバイス。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記第一の導電部は、前記第一方向から見た際、その全体が前記第一の磁界発生部と重なるように形成されている
請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記第一の磁界発生部、及び前記第二の磁界発生部は、前記第一方向に交差する面に沿って形成されている
請求項1又は2に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記第二の磁界発生部に対し、予め設定された近接寸法の範囲内に配置された第二の磁気シールド部材と、を備え、
前記第二の磁気シールド部材は、導電材料から形成され、前記第一方向から見た際、中央部に開口を有する第二の導電部を有し、
前記第二の導電部は、少なくともその一部が、前記第二の磁界発生部と重なるように形成されている
請求項1又は2に記載の電子デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子デバイスに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
各種の電気機器から放射される電磁ノイズの影響を抑えることが望まれている。これに対し、例えば、特許文献1には、電磁ノイズを放射する回路を含む電気機器を収容するシールドケースにおいて、シールドケースの開口部で電気機器から離れた位置に磁気シールド部材として、導電板を張り渡す構成が開示されている。
また、特許文献2には、筐体内に収容されたリアクトルやバスバーからの漏れ磁束が、他の電子部品(電流センサ)に影響を及ぼすのを抑えるため、筐体内に磁気シールド効果を有する仕切を、磁気シールド部材として備えた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-88332号公報
特開2021-145486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、回路基板上に設けられた複数の素子、及びこれら複数の素子を接続する回路パターンの基板上におけるレイアウトにより、駆動時に流れる電流の経路(電路)が、意図せずループ状に構成されることがある。ループ状に形成された電流の経路も、磁界を発生する。このような、ループ状に形成された電流の経路が、発生する磁界の範囲内に複数存在する場合、一のループ状に形成された電流の経路で発生する磁界と、他のループ状に形成された電流の経路で発生する磁界との間で磁界結合が生じることがある。このような磁界結合を抑えるため、特許文献1、2に開示されたような、磁気シールド部材を設けることが考えられる。
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に開示されたような磁気シールド部材は、鉄等の金属材料で形成されている。しかも、磁気シールド部材は、十分な磁気シールド効果を得るために、一定の厚さを有したものとすることが多く、磁気シールド部材、及び磁気シールド部材を備えた電子デバイスの重量増加に繋がってしまう。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、重量増加を抑えつつ、磁界結合に対して十分な磁気シールド効果を得ることができる電子デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る電子デバイスは、通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第一の磁界発生部と、前記第一の磁界発生部に対し、第一方向に離間して設けられ、通電時に電流が流れる電路が、磁界を発生するループ状に形成された第二の磁界発生部と、前記第一の磁界発生部に対し、予め設定された近接寸法の範囲内に配置された第一の磁気シールド部材と、を備え、前記第一の磁気シールド部材は、導電材料から形成され、前記第一方向から見た際、中央部に開口を有する第一の導電部を有し、前記第一の導電部は、少なくともその一部が、前記第一の磁界発生部と重なるように形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電子デバイスによれば、重量増加を抑えつつ、磁界結合に対して十分な磁気シールド効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る電子デバイスの概略的な構成を示す模式図である。
上記電子デバイスの断面図である。
本開示の第二実施形態に係る電子デバイスの概略的な構成を示す模式図である。
シミュレーションによる検討に用いた、比較例としての電子デバイスの概略的な構成を示す模式図である。
シミュレーションによる検討に用いた、他の比較例としての電子デバイスの概略的な構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本開示による電子デバイスを実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(電子デバイスの構成)
図1は、本開示の実施形態に係る電子デバイスの概略的な構成を示す模式図である。図2は、電子デバイスの断面図である。
本開示の実施形態に係る電子デバイスとしては、例えば、電流を交流と直流との間で変換する電力変換器、モータ(電動機)等に備えられるEMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁両立性)フィルタが例示できる。このEMCフィルタは、直流電流用のものであってもよいし、三相交流用のものであってもよい。本開示の実施形態に係る電子デバイスは、EMCフィルタに限らず、他の用途、他の構造の電子機器であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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