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公開番号
2025087822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2025035123,2024558404
出願日
2025-03-06,2024-06-24
発明の名称
位置検出装置及びセンサ
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】EMRセンサを含む構造体の薄型化を実現できる位置検出装置を提供する。
【解決手段】本発明による位置検出装置は、パネル面上における静電容量方式によるタッチ入力及び電磁誘導方式によるペン入力を検出する位置検出装置であって、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、パネル面と表示画像生成層の間に配置された統合センサ層と、を含み、統合センサ層は、第1の方向に並べて配置された複数の第1の電極、及び、第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極、第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極と異なる複数の第3の電極を含む。位置検出装置は、タッチ入力を検出する場合、複数の第1の電極及び複数の第2の電極により検出を行ない、ペン入力を検出する場合、複数の第1の電極及び複数の第3の電極により検出を行なう。
【選択図】図24
特許請求の範囲
【請求項1】
パネル面上における静電容量方式によるタッチ入力及び電磁誘導方式によるペン入力を検出する位置検出装置であって、
駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、
前記パネル面と前記表示画像生成層の間に配置された統合センサ層と、を含み、
前記統合センサ層は、第1の方向に並べて配置された複数の第1の電極、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極、前記第2の方向に並べて配置された前記複数の第2の電極と異なる複数の第3の電極を含み、
前記タッチ入力を検出する場合、前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極により検出を行ない、
前記ペン入力を検出する場合、前記複数の第1の電極及び前記複数の第3の電極により検出を行なう、
位置検出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記統合センサ層は、2層又は3層で形成される、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項3】
前記複数の第1の電極は第1の層に形成され、
前記複数の第3の電極はそれぞれ、前記第1の層に形成された部分と、前記第1の層とは異なる第2の層に形成された部分とがビア導体によって接続された構成を有する、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項4】
前記複数の第2の電極はそれぞれ、前記第1の層に形成された部分と、前記第2の層に形成された部分とがビア導体によって接続された構成を有する、
請求項3に記載の位置検出装置。
【請求項5】
前記第3の電極の前記第2の層に形成された部分は、該第3の電極の前記第1の層に形成された複数の部分を接続する接続導体である、
請求項4に記載の位置検出装置。
【請求項6】
前記複数の第2の電極と、前記複数の第3の電極とは、平面的に見て重ならないように延設される、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項7】
前記複数の第2の電極と、前記複数の第3の電極とは、前記第2の方向に見て交互に延設される、
請求項6のいずれか一項に記載の位置検出装置。
【請求項8】
前記複数の第3の電極は、それぞれ前記第1の方向に延在する複数の歯部をそれぞれの一端で前記第2の方向に延在する基部に接続してなる構成を有する櫛形コイルの前記複数の歯部を構成する、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項9】
前記複数の第1の電極は前記タッチ入力を検出するためのタッチセンサの送信電極、及び、前記ペン入力を検出するためのEMRセンサの送信電極として用いられ、
前記複数の第2の電極は前記タッチセンサの受信電極を構成し、
前記複数の第3の電極は前記EMRセンサの受信電極を構成する、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項10】
センサコントローラをさらに含み、
前記センサコントローラは、
前記タッチ入力を検出する場合、前記複数の第1の電極の中から選択される一の第1の電極に交流電流を供給し、
前記ペン入力を検出する場合、前記複数の第1の電極の中から選択される一の第1の電極と、前記複数の第1の電極の中から選択される他の一の第1の電極とに、互いに逆位相の交流電力を供給する、
請求項9に記載の位置検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は位置検出装置及びセンサに関し、特に、電磁誘導方式(EMR方式)によりペンの位置検出を行う位置検出装置及びセンサに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
タブレット端末などのパネル面上における電磁誘導ペンの位置を検出するための方式の1つとして、EMR方式が知られている。EMR方式による位置検出装置は、X方向に並べられたXコイルと、Y方向に並べられたYコイルとを含むEMRセンサを有し、EMRセンサと電磁誘導ペンの間の電磁誘導作用により、電磁誘導ペンの位置を導出するよう構成される。特許文献1には、EMRセンサの一例が開示されている。これらの文献に開示されているように、EMRセンサは一般に、ディスプレイの下側(パネル面から遠い側)に配置される。また、ディスプレイの上側(パネル面から近い側)には、パネル面上における指の位置を検出するためのタッチセンサが配置される。
【0003】
また、近年、折り畳み式のディスプレイ(フォルダブルディスプレイ)が登場している。特許文献2,3には、折り畳み式のディスプレイの例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-033543号公報
米国特許出願公開第2023-0071229号明細書
米国特許出願公開第2021―0208709号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のEMRセンサでは、Xコイル、Yコイルともに、隣接するコイル間で配線の重なり合う部分がある。つまり、Xコイル、Yコイルともに多層構造であり、その分、EMRセンサ及びディスプレイを含む構造体の厚みが大きくなってしまうので、改善が必要とされていた。
【0006】
したがって、本発明の目的の他の一つは、EMRセンサを含む構造体の薄型化を実現できる位置検出装置及びセンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の側面による位置検出装置は、パネル面上におけるペン及び指の位置を検出する位置検出装置であって、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、前記パネル面と前記表示画像生成層の間に配置された統合センサ層と、を含み、前記統合センサ層は、前記パネル面上における指の位置を静電容量方式により検出するためのタッチセンサ、及び、前記パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出するためのEMRセンサを含み、前記タッチセンサは、第1の方向に並べて配置された複数の第1の電極、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極を含み、前記EMRセンサは、前記第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイル、及び、前記第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを含み、前記複数の第2の電極それぞれの少なくとも一部分は、前記複数の第1のコイル又は前記複数の第2のコイルと同じ層に形成される、位置検出装置である。
【0008】
本発明の第2の側面による位置検出装置は、パネル面上におけるペン及び指の位置を検出する位置検出装置であって、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層と、前記パネル面と前記表示画像生成層の間に配置された統合センサ層と、を含み、前記統合センサ層は、前記パネル面上における指の位置を静電容量方式により検出するためのタッチセンサ、及び、前記パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出するためのEMRセンサを含み、前記タッチセンサは、第1の方向に並べて配置された複数の第1の電極、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極を含み、前記EMRセンサは、前記第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイル、及び、前記第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを含み、前記複数の第2のコイルは、それぞれ前記第1の方向に延在する複数の歯部をそれぞれの一端で前記第2の方向に延在する基部に接続してなる構成を有する櫛形コイルによって構成される、位置検出装置である。
【0009】
本発明の第3の側面による位置検出装置は、パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出する位置検出装置であって、それぞれ中空部を有し、格子状に配置された複数の第1の電極と、前記複数の第1のメッシュ電極それぞれの前記中空部内に配置された複数の第2の電極と、前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極とは異なる層に形成され、第1の方向に隣接する2つの前記第2の電極を相互に接続することにより、前記第1の方向に延在する複数の第1の配線を構成する複数の第1の接続配線と、を含み、前記複数の第1の配線は、前記パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出するためのEMRセンサの受信コイルを構成する、位置検出装置である。
【0010】
本発明の第1の側面によるセンサは、パネル面上におけるペン及び指の位置を検出する電子機器とともに用いられるセンサであって、前記電子機器は、駆動回路による制御に従って表示画像を生成する表示画像生成層を含み、前記センサは、前記パネル面と前記表示画像生成層の間に配置され、前記パネル面上における指の位置を静電容量方式により検出するためのタッチセンサ、及び、前記パネル面上におけるペンの位置を電磁誘導作用により検出するためのEMRセンサを含み、前記タッチセンサは、第1の方向に並べて配置された複数の第1の電極、及び、前記第1の方向と交差する第2の方向に並べて配置された複数の第2の電極を含み、前記EMRセンサは、前記第1の方向に並べて配置された複数の第1のコイル、及び、前記第2の方向に並べて配置された複数の第2のコイルを含み、前記複数の第2の電極それぞれの少なくとも一部分は、前記複数の第1のコイル又は前記複数の第2のコイルと同じ層に形成される、センサである。
(【0011】以降は省略されています)
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