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公開番号
2025085189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198896
出願日
2023-11-24
発明の名称
電力変換装置、電力変換装置の制御方法
出願人
Astemo株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20250529BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
偏磁抑制用コンデンサを備えた電力変換装置において、高効率化と小型・軽量化の両立が可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】
DC電源から供給される第1のDC電圧をブリッジ回路とトランス、整流回路を介して第2のDC電圧に変換する電力変換装置であって、前記ブリッジ回路と前記トランスの間に設けられる第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサと並列または直列に設けられる第2のコンデンサと、前記第1のコンデンサと並列または直列に設けられる第1の半導体スイッチと、前記ブリッジ回路を構成する素子の位相シフト量を調整するスイッチングによる電圧制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
DC電源から供給される第1のDC電圧をブリッジ回路とトランス、整流回路を介して第2のDC電圧に変換する電力変換装置であって、
前記ブリッジ回路と前記トランスの間に設けられる第1のコンデンサと、
前記第1のコンデンサと並列または直列に設けられる第2のコンデンサと、
前記第1のコンデンサと並列または直列に設けられる第1の半導体スイッチと、
前記ブリッジ回路を構成する素子の位相シフト量を調整するスイッチングによる電圧制御手段と、
を備える電力変換装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第2のコンデンサは、前記第1のコンデンサと並列に接続され、
前記第1の半導体スイッチは、前記第1のコンデンサと並列に接続され、かつ、前記第2のコンデンサと直列に接続される電力変換装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第2のコンデンサは、前記第1のコンデンサと直列に接続され、
前記第1の半導体スイッチは、前記第1のコンデンサと直列に接続され、かつ、前記第2のコンデンサと並列に接続される電力変換装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の電力変換装置であって、
前記第1のDC電圧が所定値より低い場合は、前記第1の半導体スイッチをオフさせて、前記ブリッジ回路のスイッチングで前記第2のDC電圧を制御し、
前記第1のDC電圧が所定値以上の場合は、前記第1の半導体スイッチをオンさせて、前記ブリッジ回路のスイッチングで前記第2のDC電圧範囲を拡張する電力変換装置。
【請求項5】
請求項2に記載の電力変換装置であって、
前記第1のコンデンサの電圧が最大のとき、前記第1の半導体スイッチをオンに切り替える電力変換装置。
【請求項6】
請求項3に記載の電力変換装置であって、
前記第2のコンデンサの電圧が0Vのとき、前記第1の半導体スイッチをオンに切り替える電力変換装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載の電力変換装置であって、
前記第1のコンデンサの電圧のピークが前記第2のコンデンサの電圧より小さくなった場合、前記ブリッジ回路のオン時間を増加させることで、前記第1のコンデンサの電圧を増加させ、前記第1のコンデンサの電圧が前記第2のコンデンサの電圧と一致した状態で、前記第1の半導体スイッチをオンに切り替える電力変換装置。
【請求項8】
請求項4に記載の電力変換装置であって、
前記第1の半導体スイッチのオン/オフ切り替え時に、前記ブリッジ回路の出力電圧制御系へフィードフォワード制御することで電圧変動を抑制する電力変換装置。
【請求項9】
請求項4に記載の電力変換装置であって、
前記第1の半導体スイッチをスイッチングすることで、デューティー比の調整によりゲインを連続的に切り替える電力変換装置。
【請求項10】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサとは異なる第3のコンデンサと、
前記第1の半導体スイッチとは異なる第2の半導体スイッチと、を備え、
前記第3のコンデンサは、前記第1のコンデンサおよび前記第2のコンデンサの各々と直列に接続され、かつ、前記第2の半導体スイッチと並列に接続される電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置の構成とその制御に係り、特に、トランスを用いて複数の電力変換回路を統合した絶縁形DC/DCコンバータに適用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車載電力変換装置のバリエーションの1つとして、トランスを用いて低電圧蓄電池(LVBAT)用DC/DCコンバータとAC100Vコンセント(V2L)用DC/ACコンバータを一体化した絶縁形DC/DCコンバータの開発が進められている。トランスを介して複数の電力変換回路を統合することで、電力変換装置の高効率化と小型・軽量化の両立が可能になる。
【0003】
複数の電力変換回路を統合した絶縁形DC/DCコンバータでは、入力電圧範囲が広くなり、入力電圧低下時にも出力電圧仕様を満たすようにトランスの一次側巻数を設計する(一般的には巻数を増やす)必要がある。一方、入力電圧が定格時には一次側電流や二次側電圧が増加するため、効率の向上が困難である。
【0004】
ところで、2レグ間以上を有する回路において、レグ間の位相をずらして運転させるコンバータは、「位相シフトコンバータ」と呼ばれる。
【0005】
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1には「直流電圧を高周波電圧に変換するフルブリッジインバータと、その出力を整流する整流回路とを備えた一次側位相シフト方式のDC-DCコンバータ」が開示されている。(特許文献1の段落[0001])
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6033649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した位相シフトコンバータでは、偏磁抑制用コンデンサによって出力電圧範囲を拡張できるため、コンデンサ切替で出力電圧範囲の拡張し、一次側巻数の増加を図ることができる。
【0008】
しかしながら、従来の位相シフトコンバータでは、一般的に、コンデンサの切替に半導体デバイス2個を双方向スイッチとして用いるため、損失が高いことが課題である。
【0009】
上記特許文献1では、回路に含まれるインダクタンスに蓄積される電磁エネルギが少ない軽負荷時には、容量切換えスイッチQ5をオフ状態にすることにより、インバータの出力端子間に第1及び第2のキャパシタを直列に接続して、両キャパシタの合成静電容量を小さくすることにより、回路に蓄積された少ない電磁エネルギで両キャパシタの充放電を完全に行わせることを可能にして、インバータの各スイッチ素子のソフトスイッチングを実現している。
【0010】
一方、回路に含まれるインダクタンスに蓄積される電磁エネルギが多くなる重負荷時には容量切換えスイッチQ5をオン状態にすることにより第1のキャパシタ又は第2のキャパシタを単独で基準相のレグのいずれかのアームのスイッチ素子又は制御相のレグのいずれかのスイッチ素子に並列に接続して、インバータの各スイッチ素子のソフトスイッチングを実現するためのキャパシタの静電容量を大きくした状態にする。(特許文献1の段落[0051])
特許文献1では、切り替え回路が、2つのコンデンサ(キャパシタC5,C6)と1つの容量切換えスイッチQ5で構成されているが、半導体デバイスを用いる場合は双方スイッチとして使用する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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