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公開番号
2025083768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197346
出願日
2023-11-21
発明の名称
超電導ケーブルの端部構造および接続端子
出願人
SWCC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
4/68 20060101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】超電導ケーブルの端部構造において、通電性能(電流値)の低下を抑制すること。
【解決手段】積層導体10および電極部30を少なくとも有し、積層導体10は、テープ状を呈する超電導線材20を、超電導線材20の厚さ方向に複数枚積層してなる。電極部30は複数のスリット40を少なくとも有し、積層導体10を複数の線材ユニット11に分けて、前記線材ユニット11毎にスリット40に収容する。スリット40に二枚の超電導線材20を収容する際には、超電導線材20を構成する超電導層23および安定化層24側の面を、スリット40の内壁面に接触または近づけるように、各超電導線材20の面の向きを調整することが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
超電導ケーブルの端部構造であって、
積層導体および電極部を少なくとも有し、
前記積層導体は、
テープ状を呈する超電導線材を、前記超電導線材の厚さ方向に複数枚積層してなり、
前記電極部は、複数のスリットを少なくとも有し、
前記積層導体を構成する複数枚の前記超電導線材を複数の線材ユニットに分けて、前記線材ユニット毎に前記スリットに収容してあることを特徴とする、
超電導ケーブルの端部構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記線材ユニットが、一枚または二枚の前記超電導線材からなることを特徴とする、
請求項1に記載の超電導ケーブルの端部構造。
【請求項3】
前記超電導線材は、
前記超電導線材のテープ厚方向において、基板、中間層、超電導層および安定化層を少なくとも有し、
前記複数のスリットのうち少なくとも何れか1つのスリットに二枚の超電導線材が収容されているとき、各超電導線材のテープ厚方向における二つの面のうち前記安定化層側の面を、前記スリットの内壁側に向けてあることを特徴とする、
請求項1または2に記載の超電導ケーブルの端部構造。
【請求項4】
テープ状の超電導線材を複数枚積層してなる積層導体を含む超電導ケーブルの端部を接続するための電極部を備えた、超電導ケーブル用の接続端子であって、
前記電極部に、前記積層導体を構成する複数枚の前記超電導線材を小分けにした複数の線材ユニットをそれぞれ収容可能な複数のスリットを設けてあることを特徴とする、
超電導ケーブル用の接続端子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超電導ケーブルの端部構造および接続端子に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
超電導を利用した機器(以下、単に「超電導機器」ともいう。)に送電するための超電導ケーブルとして、特許文献1などに記載のテープ状の超電導線材を、複数枚積層してなる積層導体を用いる方法が開発されている。
この方法によれば、三相同軸型や三心一括型などの従来の超電導ケーブルよりも軽量化が可能なことから、重量への制約に厳しい航空機向けの超電導ケーブルなどへの活用が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-125436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積層導体を用いた超電導ケーブルを超電導機器に接続する際には、積層導体の端部を、当該超電導機器への接続に対応させた形状を有する接続端子内に設けた電極部に接続する必要がある。
しかし、接続端子内の電極部に、積層導体をそのまま接続した場合、超電導線材単体の通電性能と積層枚数の積によって定まる設計上の通電性能(電流値)に対し、実測による通電性能(電流値)が低下する、という問題があった。
これは、積層導体の積層方向における中心側に位置した超電導線材の超電導層が電極部と離れることから、通電経路(接続断面積)が確保しづらく、電気的に偏流が発生していることが原因と考えられる。
【0005】
よって、本発明は、超電導ケーブルの端部構造において、通電性能の低下を抑制可能な手段の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明では、超電導ケーブルの端部構造として、積層導体および電極部を少なくとも有し、前記積層導体は、テープ状を呈する超電導線材を、前記超電導線材の厚さ方向に複数枚積層してなり、前記電極部は、複数のスリットを少なくとも有し、前記積層導体を構成する複数枚の前記超電導線材を複数の線材ユニットに分けて、前記線材ユニット毎に前記スリットに収容するよう構成した。
かかる構成により、積層導体をそのまま電極部に接続する場合と比較して、各超電導線材の通電経路(接続断面積)を確保し、電気的に偏流が発生することを抑制することを可能とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、超電導ケーブルの端部構造において、通電性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る超電導ケーブルの端部構造の一例を示す概略図。
超電導線材の構成例を示す概略図。
電極部の構成例を示す概略図。
スリットへの超電導線材の収容例を示す概略図。
実験例1に係る収容例を示す概略図。
実験例2に係る収容例を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
【0010】
<1>全体構成(図1)
本発明に係る超電導ケーブルの端部構造(以下、「本構造」ともいう。)は、電源と超電導機器との間や超電導機器同士の間を接続するための超電導ケーブルに適用可能な構造である。
本発明において、「超電導ケーブル」とは、導体に遮蔽体や絶縁体を設けた構成に限らず、導体のみからなる構成も含むものとする。
図1に示す一例では、本発明の構成要素として、超電導ケーブルを構成する積層導体10と、電源や超電導機器などに超電導ケーブルを接続するための接続端子の一部または全部を構成する電極部30と、を少なくとも有している。
以下、各部材の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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