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公開番号2025104911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223088
出願日2023-12-28
発明の名称ケーブル中間接続部
出願人SWCC株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H02G 15/103 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】導体接続部から絶縁ユニットへの放熱性を高め、導体接続管の圧縮長を短くしても所定の絶縁性能を確保できるケーブル中間接続部を提供する。
【解決手段】ケーブル中間接続部は、内部電極を有する絶縁ユニットと、2本の電力ケーブルのケーブル導体同士が導体接続部によって接続され、絶縁ユニットに収容されるケーブル端末部と、を備えるプレハブ型のケーブル中間接続部である。導体接続部は、ケーブル導体が圧縮接続される導体接続管と、導体接続管の圧縮部を覆うように延在し、導体接続管の非圧縮部と電気的かつ機械的に接続される中間スリーブと、中間スリーブの外周面に配置される多面接触子と、を有する。ケーブル導体及び内部電極は、導体接続管及び多面接触子を介して機械的に接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部電極を有する絶縁ユニットと、
2本の電力ケーブルのケーブル導体同士が導体接続部によって接続され、前記絶縁ユニットに収容されるケーブル端末部と、
を備えるプレハブ型のケーブル中間接続部であって、
前記導体接続部は、
前記ケーブル導体が圧縮接続される導体接続管と、
前記導体接続管の圧縮部を覆うように延在し、前記導体接続管の非圧縮部と電気的かつ機械的に接続される中間スリーブと、
前記中間スリーブの外周面に配置される多面接触子と、を有し、
前記ケーブル導体及び前記内部電極は、前記導体接続管、前記中間スリーブ及び前記多面接触子を介して機械的に接続されている、
ケーブル中間接続部。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記多面接触子は、前記中間スリーブの前記外周面に嵌め込まれるリング形状を有する、
請求項1に記載のケーブル中間接続部。
【請求項3】
前記多面接触子は、前記中間スリーブの前記外周面の軸方向における複数箇所に配置される、
請求項2に記載のケーブル中間接続部。
【請求項4】
前記多面接触子は、マルチラムバンドである、
請求項1又は2に記載のケーブル中間接続部。
【請求項5】
前記中間スリーブは、周方向に分割された複数の部材により構成されている、
請求項1又は2に記載のケーブル中間接続部。
【請求項6】
前記中間スリーブと前記導体接続管の前記非圧縮部との間に、熱伝導性材料からなる熱伝導層が介在する、
請求項1又は2に記載のケーブル中間接続部。
【請求項7】
前記中間スリーブの外周面には、前記内部電極の内周面に設けられた嵌合溝と嵌合する突起部が設けられている、
請求項1に記載のケーブル中間接続部。
【請求項8】
前記中間スリーブの端面には、前記突起部に対応する位置にガイドが設けられている、
請求項7に記載のケーブル中間接続部。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力ケーブル同士を接続するケーブル中間接続部に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2本の電力ケーブル(例えば、CVケーブル)を接続するケーブル中間接続部として、2本の電力ケーブルのケーブル導体を導体接続管によって接続して導体接続部を形成し、この導体接続部を絶縁ユニットに挿入して組み立てられるプレハブ型のケーブル中間接続部(プレハブジョイントとも呼ばれる)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
プレハブ型のケーブル中間接続部では、導体接続管に電力ケーブルのケーブル導体が挿入され、例えば、圧縮により接続される。また、導体接続管の軸方向(長手方向)の略中央の非圧縮部に、リング状の接続部品(以下、「導体リング」と称する)を取り付けて、導体リングを介して、絶縁ユニットの内部電極と導体接続管が電気的かつ機械的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-23556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、絶縁ユニットの短尺化を図るためには、導体接続管の圧縮長は短い方がよい。しかしながら、導体接続管の圧縮長を短くすると、導体接続管とケーブル導体との接触抵抗が大きくなるため、通電時の発熱が大きくなる。この発熱は、導体リングを介して絶縁ユニットの内部電極に伝達されるが、熱伝達による放熱量よりも発熱量が大きい場合、ケーブル絶縁体が軟化し変形しやすくなり、ケーブル中間接続部に絶縁性能の安定性を著しく損なわれる虞がある。
【0006】
本開示の目的は、導体接続部から絶縁ユニットへの放熱性を高め、導体接続管の圧縮長を短くしても所定の絶縁性能を確保できるケーブル中間接続部を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るケーブル中間接続部は、
内部電極を有する絶縁ユニットと、
2本の電力ケーブルのケーブル導体同士が導体接続部によって接続され、前記絶縁ユニットに収容されるケーブル端末部と、
を備えるプレハブ型のケーブル中間接続部であって、
前記導体接続部は、
前記ケーブル導体が圧縮接続される導体接続管と、
前記導体接続管の圧縮部を覆うように延在し、前記導体接続管の非圧縮部と電気的かつ機械的に接続される中間スリーブと、
前記中間スリーブの外周面に配置される多面接触子と、を有し、
前記ケーブル導体及び前記内部電極は、前記導体接続管、前記中間スリーブ及び前記多面接触子を介して機械的に接続されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、導体接続部から絶縁ユニットへの放熱性を高め、導体接続管の圧縮長を短くしても所定の絶縁性能を確保できるケーブル中間接続部を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係るケーブル中間接続部を示す片側断面図である。
図2は、ケーブル中間接続部の導体接続部を示す片側断面図である。
図3A、図3Bは、ケーブル中間接続部の導体接続部を示す外観斜視図及び斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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