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公開番号2025081825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194847
出願日2023-11-16
発明の名称太陽光発電売電量減少通知システム
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H02J 13/00 20060101AFI20250521BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】発電事業者の太陽光発電設備による売電量に異常が認められた場合に、発電事業者に早期に認知させることが可能な太陽光発電売電量減少通知システムを提供する。
【解決手段】発電事業者の太陽光発電設備を電力会社の電力系統に系統連系して太陽光発電設備で生成された電力を電力系統へ供給する逆潮流電力の電力量を経時的に測定するスマートメータ15,25を備え、日照がある状態でスマートメータ15,25の逆潮流の累計指示数の変動量を判定し、逆潮流の累計指示数の変動がない、又は、変動量が所定量未満である場合に、売電量が減少している旨を発電事業者へ通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発電事業者の太陽光発電設備を電力会社の電力系統に系統連系して前記太陽光発電設備で生成された電力を前記電力系統へ供給する逆潮流電力の電力量を経時的に測定するスマートメータを備え、
日照がある状態で前記スマートメータの逆潮流の累計指示数の変動量を判定する指示数変動量判定手段と、
前記指示数変動量判定手段により逆潮流の累計指示数の変動がない、又は、変動量が所定量未満であると判定された場合に、売電量が減少している旨を前記発電事業者へ通知する通知手段と、
を有することを特徴とする太陽光発電売電量減少通知システム。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
逆潮流の累計指示数の変動が所定量以上である場合に、前記累計指示数の変動量が所定量未満となった後に前記所定量以上となった場合であるか否かを判定する復活状態判定手段と、
復活状態判定手段により前記累計指示数の変動量が所定量未満となった後に所定量以上となった場合であると判定された場合に復活した旨を通知する復活通知手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電売電量減少通知システム。
【請求項3】
前記変動量が所定量未満である場合は、日中晴天時の前日、全週、前月、又は全年同月と比べて、変動量が50%以下になった場合である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の太陽光発電売電量減少通知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発電事業者の太陽光発電設備と電力会社の電力系統とが系統連系して太陽光発電設備で生成された電力を電力系統へ供給する逆潮流電力の電力量を経時的に測定するスマートメータを利用した太陽光発電売電量減少通知システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
日本全国の電力量計(メーター)を全てスマートメータに変更する計画が関係省庁によって進められており(非特許文献1参照)、発電量を買い取る太陽光発電設備を所有している顧客においても、スマートメータの導入により、所有している太陽光発電設備での売電量(逆潮流量)を容易に確認可能となっている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「次世代スマートメーターに係る検討について」、経済産業省 資源エネルギー庁、2020年9月8日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、スマートメータが設置されている場合でも、発電量(売電量)を常時監視することは難しく、天候によっても売電状態は変動するため、設備等の不具合で発電量が減少していることに気づかない場合が多い。
【0005】
このため、発電量が何らかの原因で減少している状態を認知するのが遅れたり、次回の検針日に電力会社から連絡がいくまで気が付かなかったりして、修理等の対応が遅れて売電量が少なくなる不都合がある。
【0006】
売電量が少なくなる原因としては、太陽光発電パネル自体の不具合に起因するもの、配電線故障に起因するもの、何らかの原因で分電盤のブレーカが落ちたことに起因するもの等、様々であるが、売電量が少なくなっていることを早期に把握できれば、早期に手を打つことができ、売電量の減少を低減することが可能となる。
【0007】
例えば、ブレーカが落ちたことに起因する売電量の低下であれば、売電量の低下を早期に認知することで、検針日の通知を待たずに、ブレーカを近所の人に入れてもらうことで対応可能となる。
【0008】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、発電事業者の太陽光発電設備による売電量に異常が認められた場合に、発電事業者に早期に認知させることが可能な太陽光発電売電量減少通知システムを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するために、本発明に係る太陽光発電売電量減少通知システムは、発電事業者の太陽光発電設備を電力会社の電力系統に系統連系して前記太陽光発電設備で生成された電力を前記電力系統へ供給する逆潮流電力の電力量を経時的に測定するスマートメータを備え、
日照がある状態で前記スマートメータの逆潮流の累計指示数の変動量を判定する指示数変動量判定手段と、
前記指示数変動量判定手段により逆潮流の累計指示数の変動がない、又は、変動量が所定量未満であると判定された場合に、売電量が減少している旨を前記発電事業者へ通知する通知手段と、
を有することを特徴としている。
【0010】
したがって、指示数変動量判定手段により、スマートメータの逆潮流の累計指示数の変動がない、又は、変動量が所定量未満であると判定された場合に、通知手段により、売電量が減少している旨を発電事業者へ通知するので、発電事業者は、この通知を受けて速やかに対応することが可能となる。
ここで、変動量が所定量未満である場合は、例えば、日中晴天時の前日、全週、前月、又は全年同月と比べて、変動量が50%以下になった場合としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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