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公開番号
2025076789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188648
出願日
2023-11-02
発明の名称
銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材、プリント配線板、プリント配線板装置、および銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材の製造方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20250509BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】製造コストが低減された銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材、当該銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材を備えるプリント配線板、及び当該プリント配線板を備えるプリント配線板装置を提供する。
【解決手段】銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材100は、第1方向に積層配置されている複数の銅層101a,101bと、第1方向において複数の銅層の間に配置されており、銅よりも熱膨張係数が低い金属材料により構成されている低熱膨張金属層102と、複数の銅層の各々と低熱膨張金属層との間を接着している複数の導電性接着層103a,103bとを備える。複数の銅層は、第1方向において最も外側に配置されている複数の最外銅層を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に積層配置されている複数の銅層と、
前記第1方向において前記複数の銅層の間に配置されており、銅よりも熱膨張係数が低い金属材料により構成されている少なくとも1つの低熱膨張金属層と、
前記複数の銅層の各々と前記少なくとも1つの低熱膨張金属層との間を接着している複数の導電性接着層とを備え、
前記複数の銅層は、前記第1方向において最も外側に配置されている複数の最外銅層を含む、銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つの低熱膨張金属層は、前記第1方向に積層配置されている複数の第1低熱膨張金属層を含み、
前記複数の銅層は、前記第1方向において前記複数の第1低熱膨張金属層間に配置されている少なくとも1つの中間銅層をさらに含み、
前記複数の導電性接着層は、前記複数の第1低熱膨張金属層の各々と前記複数の最外銅層の各々との間を接着している複数の第1導電性接着層と、前記複数の第1低熱膨張金属層の各々と前記少なくとも1つの中間銅層との間を接着している複数の第2導電性接着層とを含む、請求項1に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材。
【請求項3】
前記複数の導電性接着層を構成する材料は、バインダーと、導電性フィラーとの混成材料であり、
前記バインダーは、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、及びウレタン樹脂からなる群から選択される少なくともいずれかを含み、
前記導電性フィラーは、表面が銀で覆われている針状銅粉を含む、請求項1または2に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材。
【請求項4】
前記少なくとも1つの低熱膨張金属層は、前記第1方向と直交する面内方向に互いに間隔を空けて並んで配置されている複数の第2低熱膨張金属層を含み、
前記複数の導電性接着層は、前記複数の第2低熱膨張金属層の各々と前記複数の最外銅層の各々との間を接着しているとともに、前記第2方向に隣り合う前記複数の第2低熱膨張金属層間に充填されている、請求項1又は2に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材。
【請求項5】
前記少なくとも1つの低熱膨張金属層は、モリブデン、モリブデン合金、タングステン、タングステン合金、インバー(Fe-Ni)、及びコバール(Fe-Ni-Co)からなる群から選択される少なくともいずれかを含む、請求項1又は2に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材。
【請求項6】
基板の主表面に形成された表面配線層と、
前記基板の内部に形成されており、かつ請求項1又は2に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材で構成されている銅-低熱膨張金属複合材配線層と、
前記表面配線層と前記銅-低熱膨張金属複合材配線層とを絶縁する絶縁層とを備える、プリント配線板。
【請求項7】
前記表面配線層と前記銅-低熱膨張金属複合材配線層とを電気的に接続するスルーホール導体を有する、請求項6に記載のプリント配線板。
【請求項8】
請求項6に記載のプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記表面配線層と接合部材を介して電気的に接続されている電子部品とを備える、プリント配線板装置。
【請求項9】
第1方向に積層配置されている複数の銅箔と、前記第1方向において前記複数の銅箔の間に配置されており銅よりも熱膨張係数が低い金属材料により構成されている少なくとも1つの低熱膨張金属箔と、前記第1方向において前記複数の銅箔の各々と前記少なくとも1つの低熱膨張金属箔との間に配置されている複数の導電性接着シートとを含む積層体を準備する工程と、
前記積層体を真空環境下において200℃以下の温度で加熱し、かつ1MPa以上3MPa以下の圧力で加圧する工程とを備える、銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材の製造方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの低熱膨張金属箔は、モリブデン、モリブデン合金、タングステン、タングステン合金、インバー(Fe-Ni)、及びコバール(Fe-Ni-Co)からなる群から選択される少なくともいずれかを含む、請求項9に記載の銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、銅と銅よりも低熱膨張金属との複合材(本明細書では、銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材と記載する)、銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材を備えるプリント配線板、銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材を備えるプリント配線板を備えるプリント配線板装置、およびこれらの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、プリント配線板には、プリント配線板と比べて熱膨張係数が小さい電子部品が実装される。プリント配線板と電子部品との間の熱膨張差を低減するための従来技術として、コアを備えたプリント配線板が知られている。
【0003】
また、銅およびモリブデンを含む複合材が知られている(例えば特開2017-160501号公報(特許文献1)、特開2007-115731号公報(特許文献2)、または特許3862737号(特許文献3)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-160501号公報
特開2007-115731号公報
特許3862737号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなコアを備えるプリント配線板では、プリント配線板のスルーホールよりも内径が大きい貫通孔を、コアに予め形成しておく必要がある。そのため、上記のようなプリント配線板の製造方法は、コアを備えないプリント配線板の製造方法と比べて、工程数が多くなり、製造コストが高くなる。
【0006】
また、銅―モリブデン複合材は、特許文献1~3に記載されているように、銅層とモリブデン層とが交互に積層した積層体を高温に加熱している状態にて加圧することにより、製造されている。そのため、従来の銅―モリブデン複合材の製造コストは高い。
【0007】
本開示の主たる目的は、製造コストが低減された銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材、当該銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材を備えるプリント配線板、及び当該プリント配線板を備えるプリント配線板装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材は、第1方向に積層配置されている複数の銅層と、第1方向において複数の銅層の間に配置されており、銅よりも熱膨張係数が低い金属材料により構成されている少なくとも1つの低熱膨張金属層と、複数の銅層の各々と少なくとも1つの低熱膨張金属層との間を接着している複数の導電性接着層とを備える。複数の銅層は、第1方向において最も外側に配置されている複数の最外銅層を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、製造コストが低減された銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材、当該銅-銅よりも低熱膨張金属の複合材を備えるプリント配線板、及び当該プリント配線板を備えるプリント配線板装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る銅-モリブデン複合材の断面図である。
実施の形態1に係る銅-モリブデン複合材の変形例を説明するための断面図である。
実施の形態1に係るプリント配線板及びプリント配線板装置の断面図である。
図1に示される銅-モリブデン複合材の製造方法の一工程を示す断面図である。
図1に示される銅-モリブデン複合材の製造方法の変形例を示す断面図である。
図2に示される銅-モリブデン複合材の製造方法の一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図7に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図8に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図9に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図10に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図11に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図12に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図13に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図14に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図15に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
図3に示すプリント配線板の製造方法の、図16に示す工程後に実施される一工程を示す断面図である。
実施の形態2に係る銅-モリブデン複合材の断面図である。
実施の形態2に係る銅-モリブデン複合材の変形例を説明するための断面図である。
図18に示される銅-モリブデン複合材の製造方法の一工程を示す断面図である。
図19に示される銅-モリブデン複合材の製造方法の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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