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公開番号
2025076033
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187655
出願日
2023-11-01
発明の名称
作図支援装置、作図システム、及び作図支援プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
30/10 20200101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約
【課題】3次元形状データが欠損を含む場合でも、その3次元形状データに基づいて作成される断面形状線図の正確性を損なわれにくくする。
【解決手段】作図支援装置において、認識部210は、3次元形状データDAを用いて、互いに分断されている複数の連続線部で構成されている連続線部群を認識する。接続先選出部220は、連続線部群における1つの連続線部である選出対象連続線部の端点を始点とした場合の、その始点の接続先を、候補終点群から選出する。接続先選出部220は、候補終点群を構成する候補終点の各々について、その候補終点と始点とを直線で結んだ場合に、その直線と、選出対象連続線部における、始点を含む部分を構成する端部直線要素とのなす角度を求め、求めた角度が最も180°に近くなる候補終点を、終点として選出する。データ出力部230は、始点と終点とを線で結ばせる制御指令を表す補間データDCを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
3次元構造体の3次元形状を計測することに基づいて得られる、前記3次元構造体の前記3次元形状を表す3次元形状データを取得する取得部と、
前記3次元形状データを用いて、前記3次元構造体の、予め指定された位置の断面の形状を表す断面形状線図を認識し、かつ前記断面形状線図を構成しているものとして、各々途切れなく連続した線で構成されており、互いに分断されている複数の連続線部で構成されている連続線部群を認識する認識部と、
前記連続線部群における1つの前記連続線部である選出対象連続線部の端点を始点とした場合の、前記始点の接続先を、前記連続線部群における前記選出対象連続線部以外の1つ又は複数の前記連続線部の複数の端点の各々を候補終点として含む候補終点群から選出する接続先選出処理であって、前記候補終点群を構成する前記候補終点の各々について、その候補終点と前記始点とを直線で結んだ場合に、その直線と、前記選出対象連続線部における、前記始点を含む部分を構成する端部直線要素とのなす角度を求め、求めた前記角度が最も180°に近くなる前記候補終点を、前記始点の前記接続先である終点として選出する接続先選出処理を行う接続先選出部と、
前記3次元形状データを用いて前記断面形状線図を作成する作図装置に対する制御指令であって、前記始点と前記接続先選出部によって選出された前記終点とを線で結ばせる制御指令を表す補間データを前記作図装置に出力するデータ出力部と、
を備える、作図支援装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記3次元形状データは、前記3次元構造体の外形をメッシュの配列によって表現したメッシュデータであり、
前記認識部は、
前記3次元構造体の前記断面を通る仮想平面と、複数の前記メッシュの各々との交点を認識する交点認識部と、
前記仮想平面上で隣り合う前記交点どうしをつなぐ線分、及び前記線分どうしの接続関係を認識することにより、前記断面形状線図を認識する線分認識部と、
前記断面形状線図においてつながっている前記線分の集合を、1つの前記連続線部と捉えることにより、前記連続線部群を認識する連続線部認識部と、
を有する、請求項1に記載の作図支援装置。
【請求項3】
前記連続線部認識部は、
3つ以上の前記線分によって構成される前記集合を前記連続線部と捉える一方、2つ以下の前記線分によって構成される前記集合はノイズと捉え、
前記データ出力部は、
前記作図装置に対する制御指令であって、前記ノイズとしての前記集合を作図の対象から除外させる旨の制御指令を表すノイズ除去データも前記作図装置に出力する、
請求項2に記載の作図支援装置。
【請求項4】
前記接続先選出部は、
前記終点の選出に先立ち、前記連続線部群における前記選出対象連続線部以外のすべての前記連続線部のすべての端点を含む母集合の中から、前記断面形状線図において前記始点に相対的に近い複数の前記端点を選出し、選出した複数の前記端点を前記候補終点群として定める候補終点群設定処理を行う、
請求項1から3のいずれか1項に記載の作図支援装置。
【請求項5】
前記接続先選出部は、
前記選出対象連続線部を、前記連続線部群を構成する複数の前記連続線部の間で切り替え、切り替えのたびに前記接続先選出処理を繰り返すことにより、前記始点と前記終点との組を複数特定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の作図支援装置。
【請求項6】
前記始点と前記終点とを直線で結ばせるか曲線で結ばせるかの指定を受け付ける補間線種指定受け付け部、
をさらに備え、
前記データ出力部は、
前記直線と前記曲線とのうち前記補間線種指定受け付け部に対して指定された方の線で前記始点と前記終点とを結ばせる前記補間データを、前記作図装置に出力する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の作図支援装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の作図支援装置と、
前記作図支援装置から前記補間データを取得し、前記補間データが表す前記制御指令が反映された前記断面形状線図を作成する前記作図装置と、
を備える、作図システム。
【請求項8】
コンピュータを、
3次元構造体の3次元形状を計測することに基づいて得られる、前記3次元構造体の前記3次元形状を表す3次元形状データを取得する取得部、
前記3次元形状データを用いて、前記3次元構造体の、予め指定された位置の断面の形状を表す断面形状線図を認識し、かつ前記断面形状線図を構成しているものとして、各々途切れなく連続した線で構成されており、互いに分断されている複数の連続線部で構成されている連続線部群を認識する認識部、
前記連続線部群における1つの前記連続線部である選出対象連続線部の端点を始点とした場合の、前記始点の接続先を、前記連続線部群における前記選出対象連続線部以外の1つ又は複数の前記連続線部の複数の端点の各々を候補終点として含む候補終点群から選出する接続先選出処理であって、前記候補終点群を構成する前記候補終点の各々について、その候補終点と前記始点とを直線で結んだ場合に、その直線と、前記選出対象連続線部における、前記始点を含む部分を構成する端部直線要素とのなす角度を求め、求めた前記角度が最も180°に近くなる前記候補終点を、前記始点の前記接続先である終点として選出する接続先選出処理を行う接続先選出部、
前記3次元形状データを用いて前記断面形状線図を作成する作図装置に対する制御指令であって、前記始点と前記接続先選出部によって選出された前記終点とを線で結ばせる制御指令を表す補間データを前記作図装置に出力するデータ出力部、
として機能させる、作図支援プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作図支援装置、作図システム、及び作図支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、3次元構造体の3次元形状を計測することにより得られる3次元形状データを用いて、図面を作成するシステムが知られている。このシステムは、作図の過程で、3次元構造体の、予め指定された位置の断面の形状を表す断面形状線図を、3次元形状データを用いて特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/132489号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作図に供される3次元形状データにおいて、3次元構造体の3次元形状を表す情報に欠損が生じている場合には、断面形状線図を正確に作成することができない。
【0005】
本開示の目的は、3次元形状データが欠損を含む場合でも、その3次元形状データに基づいて作成される断面形状線図の正確性を損なわれにくくすることができる作図支援装置、作図システム、及び作図支援プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る作図支援装置は、
3次元構造体の3次元形状を計測することに基づいて得られる、前記3次元構造体の前記3次元形状を表す3次元形状データを取得する取得部と、
前記3次元形状データを用いて、前記3次元構造体の、予め指定された位置の断面の形状を表す断面形状線図を認識し、かつ前記断面形状線図を構成しているものとして、各々途切れなく連続した線で構成されており、互いに分断されている複数の連続線部で構成されている連続線部群を認識する認識部と、
前記連続線部群における1つの前記連続線部である選出対象連続線部の端点を始点とした場合の、前記始点の接続先を、前記連続線部群における前記選出対象連続線部以外の1つ又は複数の前記連続線部の複数の端点の各々を候補終点として含む候補終点群から選出する接続先選出処理であって、前記候補終点群を構成する前記候補終点の各々について、その候補終点と前記始点とを直線で結んだ場合に、その直線と、前記選出対象連続線部における、前記始点を含む部分を構成する端部直線要素とのなす角度を求め、求めた前記角度が最も180°に近くなる前記候補終点を、前記始点の前記接続先である終点として選出する接続先選出処理を行う接続先選出部と、
前記3次元形状データを用いて前記断面形状線図を作成する作図装置に対する制御指令であって、前記始点と前記接続先選出部によって選出された前記終点とを線で結ばせる制御指令を表す補間データを前記作図装置に出力するデータ出力部と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
3次元形状データに欠損がある場合、その3次元形状データに基づいて作成される断面形状線図においては、その欠損に起因して、本来はつながっているべき2つの連続線部の間に分断箇所が構成されることとなる。本開示に係る構成によれば、連続線部の間の分断箇所を線で結ばせる制御指令を表す補間データが作図装置に出力されるので、作図装置によって作成される断面形状線図において分断箇所を減らすことができる。このため、3次元形状データが欠損を含む場合でも、断面形状線図の正確性が損なわれにくい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る作図システムの構成を示す概念図
実施の形態1に係る補正処理部の構成を示す概念図
実施の形態1に係るメッシュデータが表現する形状の一部を示す概念図
実施の形態1に係る、補正前の断面形状線図の一部を示す概念図
実施の形態1に係る線分リストデータの構成を示す概念図
実施の形態1に係る連続線部リストデータの構成を示す概念図
実施の形態1に係る、補正後の断面形状線図の一部を示す概念図
実施の形態1に係る補間線リストデータの構成を示す概念図
実施の形態1に係る、更新された線分リストデータの構成を示す概念図
実施の形態1に係る作図支援装置の構成を示す概念図
実施の形態1に係る作図支援処理のフローチャート
実施の形態2に係る作図支援処理のフローチャート
実施の形態3に係る作図支援処理のフローチャート
実施の形態3に係る、補正前の断面形状線図の一部を示す概念図
実施の形態3に係る線分リストデータの構成を示す概念図
実施の形態4に係る補正処理部の構成を示す概念図
実施の形態4に係る作図支援処理のフローチャート
実施の形態4に係る補間線リストデータの構成を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、実施の形態に係る作図システムについて説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
【0010】
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施の形態に係る作図システム900は、作図に供されるデータを生成するデータ生成装置700と、データ生成装置700によって生成されたデータを用いて作図を行う作図装置800と、作図装置800が行う作図を支援する作図支援装置600とを備える。データ生成装置700、作図装置800、及び作図支援装置600は、互いにデータの通信が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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