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公開番号
2025075196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186189
出願日
2023-10-31
発明の名称
地下水揚水装置および地下水揚水方法
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E02D
27/12 20060101AFI20250508BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】低コストで揚水範囲を拡大することができる地下水揚水装置および地下水揚水方法を提供する。
【解決手段】地盤Gに設けられ、周囲の地下水を集水する第一の揚水井戸12と、前記第一の揚水井戸12の水を地上に揚水する揚水手段14とを備える地下水揚水装置10であって、前記第一の揚水井戸12から水平方向に離れた位置の前記地盤Gに設けられ、周囲の地下水を集水する第二の揚水井戸18と、前記第二の揚水井戸18と前記第一の揚水井戸12とを接続し、前記第二の揚水井戸18の水を前記第一の揚水井戸12に送るサイフォン管20とをさらに備えるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第一の揚水井戸と、前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する揚水手段とを備える地下水揚水装置であって、
前記第一の揚水井戸から水平方向に離れた位置の前記地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第二の揚水井戸と、前記第二の揚水井戸と前記第一の揚水井戸とを接続し、前記第二の揚水井戸の水を前記第一の揚水井戸に送るサイフォン管とをさらに備えることを特徴とする地下水揚水装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記揚水手段は、前記第一の揚水井戸に設けられる水中ポンプであることを特徴とする請求項1に記載の地下水揚水装置。
【請求項3】
前記第二の揚水井戸は、前記第一の揚水井戸の単独による揚水によって地下水の水位が低下する影響範囲の外側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の地下水揚水装置。
【請求項4】
地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第一の揚水井戸と、前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する揚水手段とを備える地下水揚水装置を用いた地下水揚水方法であって、
前記第一の揚水井戸から水平方向に離れた位置の前記地盤に、周囲の地下水を集水する第二の揚水井戸を設けるとともに、前記第二の揚水井戸と前記第一の揚水井戸とをサイフォン管で接続するステップと、
その後、前記揚水手段を稼働して前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する一方、前記サイフォン管を通じて前記第二の揚水井戸の水を前記第一の揚水井戸に送るステップとを有することを特徴とする地下水揚水方法。
【請求項5】
前記揚水手段は、前記第一の揚水井戸に設けられる水中ポンプであることを特徴とする請求項4に記載の地下水揚水方法。
【請求項6】
前記第二の揚水井戸は、前記第一の揚水井戸の単独による揚水によって地下水の水位が低下する影響範囲の外側に設けることを特徴とする請求項4または5に記載の地下水揚水方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、地下水汚染の浄化処理などに用いられる地下水揚水装置および地下水揚水方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、地下水汚染を浄化する方法がいくつか知られている(例えば、特許文献1、2を参照)。このうち、地下水汚染を原位置で浄化する方法として、揚水処理方法が用いられている。この揚水処理方法は、図2に示すように、地盤Gに揚水井戸1を設置し、水中ポンプ2で地下水を直接汲み上げて地上の水処理装置3で処理するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-91199号公報
特許第4580077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来の揚水処理方法は、砂質土等の透水性の良い地盤Gであれば、少ない数の揚水井戸1で広い範囲の地下水を効率良く集水することができる。しかし、粘土質で透水性の低い地盤Gの場合は、1本あたりの揚水量が減少するため、複数の揚水井戸1を設置して対応する必要があり、井戸の施工コストや水中ポンプなどの機器コストが増大するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストで揚水範囲を拡大することができる地下水揚水装置および地下水揚水方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る地下水揚水装置は、地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第一の揚水井戸と、前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する揚水手段とを備える地下水揚水装置であって、前記第一の揚水井戸から水平方向に離れた位置の前記地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第二の揚水井戸と、前記第二の揚水井戸と前記第一の揚水井戸とを接続し、前記第二の揚水井戸の水を前記第一の揚水井戸に送るサイフォン管とをさらに備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る他の地下水揚水装置は、上述した発明において、前記揚水手段は、前記第一の揚水井戸に設けられる水中ポンプであることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る他の地下水揚水装置は、上述した発明において、前記第二の揚水井戸は、前記第一の揚水井戸の単独による揚水によって地下水の水位が低下する影響範囲の外側に設けられることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る地下水揚水方法は、地盤に設けられ、周囲の地下水を集水する第一の揚水井戸と、前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する揚水手段とを備える地下水揚水装置を用いた地下水揚水方法であって、前記第一の揚水井戸から水平方向に離れた位置の前記地盤に、周囲の地下水を集水する第二の揚水井戸を設けるとともに、前記第二の揚水井戸と前記第一の揚水井戸とをサイフォン管で接続するステップと、その後、前記揚水手段を稼働して前記第一の揚水井戸の水を地上に揚水する一方、前記サイフォン管を通じて前記第二の揚水井戸の水を前記第一の揚水井戸に送るステップとを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る他の地下水揚水方法は、上述した発明において、前記揚水手段は、前記第一の揚水井戸に設けられる水中ポンプであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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