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公開番号
2025072782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183103
出願日
2023-10-25
発明の名称
移動通信システム、ユーザ端末、ネットワーク装置、ネットワーク登録方法及びコンピュータプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
48/18 20090101AFI20250501BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】マルチパス通信のサービスエリアの拡充を図る。
【解決手段】ユーザ端末は、前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を記憶するSPLMN情報記憶部と、前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムであって、
ユーザ端末は、
前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を記憶するSPLMN情報記憶部と、
前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御部と、を備え、
前記コアネットワークは、前記ユーザ端末に前記SPLMN情報を提供するネットワーク装置を備える、
移動通信システム。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記ユーザ端末は、
前記ユーザ端末が「3gpp access」上で単一のネットワーク登録を実施する「Single Registration Mode」又は前記ユーザ端末が「3gpp access」上で2つのネットワーク登録を実施可能な「Dual Registration Mode」を示すネットワーク登録モード情報を記憶するネットワーク登録モード情報記憶部と、
前記ユーザ端末が「Dual Registration Mode」で動作する場合に、2番目以降のネットワーク登録を実行するタイミングを示すネットワーク登録契機情報を記憶するネットワーク登録契機情報記憶部と、
前記ユーザ端末が単一PLMNの2つの基地局に接続する「Single PLMN Mode」又は前記ユーザ端末が異なるPLMNそれぞれ1つずつ合計2つの基地局に接続する「Dual PLMN Mode」のいずれで動作するのかを判定するためのPLMN選択モード情報を記憶するPLMN選択モード情報記憶部と、をさらに備え、
前記ネットワーク登録制御部は、前記ネットワーク登録モード情報、前記ネットワーク登録契機情報及び前記PLMN選択モード情報に基づいて、前記ネットワーク登録要求の実行を制御する、
請求項1に記載の移動通信システム。
【請求項3】
前記「Dual Registration Mode」は、登録先になるPLMNの組み合わせが任意に選択可能である「Dual Registration Mode for multi-path communication」を含む、
請求項2に記載の移動通信システム。
【請求項4】
前記ネットワーク装置は、前記ネットワーク登録要求が前記「Dual Registration Mode」を示す情報を有する場合に、前記ユーザ端末に前記SPLMN情報を提供する、
請求項2に記載の移動通信システム。
【請求項5】
前記ネットワーク登録制御部は、所定の変更条件を満たす場合に、前記ネットワーク登録モード情報、前記ネットワーク登録契機情報、前記PLMN選択モード情報又は前記SPLMN情報を変更する、
請求項2に記載の移動通信システム。
【請求項6】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムのユーザ端末であって、
前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を記憶するSPLMN情報記憶部と、
前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御部と、
を備えるユーザ端末。
【請求項7】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置であって、
ユーザ端末に対して、前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を提供するSPLMN制御部、
を備えるネットワーク装置。
【請求項8】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおけるネットワーク登録方法であって、
前記コアネットワークに備わるネットワーク装置が、ユーザ端末に対して、前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を提供するSPLMN制御ステップと、
前記ユーザ端末が、前記SPLMN情報をSPLMN情報記憶部に記憶するSPLMN情報記憶ステップと、
前記ユーザ端末が、前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御ステップと、
を含むネットワーク登録方法。
【請求項9】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムのユーザ端末のコンピュータに、
前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報をSPLMN情報記憶部に記憶するSPLMN情報記憶ステップと、
前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御ステップと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項10】
複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムにおいて前記コアネットワークに備わるネットワーク装置のコンピュータに、
ユーザ端末に対して、前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を提供するSPLMN制御ステップ、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信システム、ユーザ端末、ネットワーク装置、ネットワーク登録方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、「3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)」で標準化されている第5世代移動通信システム(5Gシステム)が知られている(例えば、非特許文献1,2参照)。図10は、5Gシステムの概略のアーキテクチャを示す図である。図10において、5Gシステムは、UE(User Equipment、ユーザ端末)やRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)やCN(Core Network、コアネットワーク)のUPF(User Plane Function、ユーザプレーン機能)やCNの制御プレーン(Control plane:C-plane)の各種NF(Network Function、ネットワーク機能)などから構成される。CNのC-planeのNFとして、例えばAMF(Access and Mobility Management Function)やSMF(Session Management Function)などが挙げられる。
【0003】
ここで、UEが移動通信サービスを利用するためにCN(UPF)との間に確立する論理的な通信路を「セッション」と称する。また、UEが複数の無線パスを用いてCN(UPF)との間に確立するセッションを「マルチアクセスセッション」と称する。非特許文献1,2には、マルチアクセスセッションの一例として「Multi-access PDU Session(以下、「MA PDU Session」と称する)」が規定されている。図11は、「MA PDU Session」の構成例を示す図である。図11に示されるように、UEは、「3gpp access」であるRAN経由の無線パスと「non-3gpp access」である例えば「Wi-Fi(登録商標)」等の無線LAN(Local Area Network)経由の無線パスとを用いて、CN(UPF)との間で「MA PDU Session」を確立する。「3gpp access」は、3GPPで規定されたアクセスネットワークである。「non-3gpp access」は、「3gpp access」以外のアクセスネットワークである。UEは、その「MA PDU Session」を用いて、5GC(5GシステムのCN)外部の例えばインターネット等のDN(Data Network、データネットワーク)との間でデータを送受する。UEは、「MA PDU Session」を用いることによって、通信帯域の拡大や通信遅延の低減や通信路の冗長性の確保などによる通信品質向上の効果を得ることができる。
【0004】
また、UEは、ネットワーク登録モード(NW登録モード)として「Single Registrationモード」又は「Dual Registrationモード」のいずれかのモードを取る。Dual Registrationモードは、5GCと、第4世代移動通信システム(4Gシステム)のコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)との間のモビリティを実現するために規定されたNW登録モードである。Dual Registrationモードで動作するUEは、「3gpp access」上で「5Gシステムの基地局(5G基地局)、5GC」と「4Gシステムの基地局(4G基地局)、EPC」の2つのネットワークに同時に登録する。これにより、UEは、例えば、5Gシステムのカバレッジから4Gシステムのカバレッジに移動する際に、通信を継続させながら移動を実現できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP, TS 23.501, V18.2.0, 2023-06
3GPP, TS 23.502, V18.2.0, 2023-06
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
5Gシステムの次のB5G(Beyond 5G)システムや第6世代移動通信システム(6Gシステム)においては、一ユーザの通信の超大容量化(100Gbpsクラス)や超低遅延化(1ms以下)などのサービス要件を達成するための一手段として、マルチパス通信を活用することが挙げられる。しかし、マルチパス通信を実現するためのマルチアクセスセッションとして非特許文献1,2に記載された「MA PDU Session」は、「一つの3gpp access(例えば、5G基地局)」と「一つのnon-3gpp access(例えば、無線LAN)」の組み合わせに限られているために、UEが通信の超大容量化や超低遅延化などを実現できるマルチパス通信のサービスエリアが少ない。
【0007】
このため、PLMN(Public Land Mobile Network)を限定せずに(つまり、UEの接続対象の基地局を管理する通信キャリアを限定しないで)、任意にそれぞれ選択された2つの「3gpp access」(基地局)によりマルチアクセスセッションを確立することができれば、マルチパス通信のサービスエリアが格段に広がるので、多くのユーザが通信の超大容量化や超低遅延化などのマルチパス通信のメリットを享受することができるようになる。
【0008】
しかしながら、従来のUEは、「Dual Registrationモード」において、「3gpp access」上で「5Gシステムの基地局(5G基地局)、5GC」と「4Gシステムの基地局(4G基地局)、EPC」の2つのネットワークに同時に登録するために、あるPLMN(第1PLMN)に対して最初のネットワーク登録を行った後に、次のPLMN(第1PLMNと同じ又は異なるPLMN(第2PLMN))を選択し、選択した第2PLMNに対して2番目のネットワーク登録を行うことができない。このため、マルチアクセスセッションを確立するための2つの「3gpp access」(基地局)が限定的になるために、マルチパス通信のサービスエリアの拡充が難しかった。
【0009】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、マルチパス通信のサービスエリアの拡充を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、複数の無線アクセスネットワークに接続されるコアネットワークを備える移動通信システムであって、ユーザ端末は、前記ユーザ端末が2番目以降に登録される候補の一又は複数のPLMN(Public Land Mobile Network)と前記複数のPLMNそれぞれの優先度とを示すSPLMN(Secondary PLMN)情報を記憶するSPLMN情報記憶部と、前記SPLMN情報に基づいて、前記ユーザ端末の2番目以降の登録先のPLMNの前記無線アクセスネットワークの基地局へ、ネットワーク登録要求を送信するネットワーク登録制御部と、を備え、前記コアネットワークは、前記ユーザ端末に前記SPLMN情報を提供するネットワーク装置を備える、移動通信システムである。
本発明の一態様は、上記の移動通信システムにおいて、前記ユーザ端末は、前記ユーザ端末が「3gpp access」上で単一のネットワーク登録を実施する「Single Registration Mode」又は前記ユーザ端末が「3gpp access」上で2つのネットワーク登録を実施可能な「Dual Registration Mode」を示すネットワーク登録モード情報を記憶するネットワーク登録モード情報記憶部と、前記ユーザ端末が「Dual Registration Mode」で動作する場合に、2番目以降のネットワーク登録を実行するタイミングを示すネットワーク登録契機情報を記憶するネットワーク登録契機情報記憶部と、前記ユーザ端末が単一PLMNの2つの基地局に接続する「Single PLMN Mode」又は前記ユーザ端末が異なるPLMNそれぞれ1つずつ合計2つの基地局に接続する「Dual PLMN Mode」のいずれで動作するのかを判定するためのPLMN選択モード情報を記憶するPLMN選択モード情報記憶部と、をさらに備え、前記ネットワーク登録制御部は、前記ネットワーク登録モード情報、前記ネットワーク登録契機情報及び前記PLMN選択モード情報に基づいて、前記ネットワーク登録要求の実行を制御する、移動通信システムである。
本発明の一態様は、上記の移動通信システムにおいて、前記「Dual Registration Mode」は、登録先になるPLMNの組み合わせが任意に選択可能である「Dual Registration Mode for multi-path communication」を含む、移動通信システムである。
本発明の一態様は、上記の移動通信システムにおいて、前記ネットワーク装置は、前記ネットワーク登録要求が前記「Dual Registration Mode」を示す情報を有する場合に、前記ユーザ端末に前記SPLMN情報を提供する、移動通信システムである。
本発明の一態様は、上記の移動通信システムにおいて、前記ネットワーク登録制御部は、所定の変更条件を満たす場合に、前記ネットワーク登録モード情報、前記ネットワーク登録契機情報、前記PLMN選択モード情報又は前記SPLMN情報を変更する、移動通信システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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