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公開番号
2025068287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178077
出願日
2023-10-16
発明の名称
イソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法
出願人
株式会社東芝
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
30/88 20060101AFI20250421BHJP(測定;試験)
要約
【課題】実施形態は、信頼性の高いイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法を提供する。
【解決手段】実施形態のイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法は、試料を熱抽出する工程と、熱抽出された試料をガスクロマトグラフ質量分析法で分析して試料に含まれる1以上の化合物のマススペクトルグラムを得る工程と、マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料を熱抽出する工程と、
前記熱抽出された試料をガスクロマトグラフ質量分析法で分析して前記試料に含まれる1以上の化合物のマススペクトルグラムを得る工程と、
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程と、
を有するイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法。
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【請求項2】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が118、145、160、251、277、293、335、353、377及び452からなる群より選ばれる1つ以上のフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項3】
前記試料を熱抽出する工程の熱抽出温度は、400[℃]以上700[℃]以下であり、
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が335であるフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項4】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が118、251及び335からなる群より選ばれる1つ以上のフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項5】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が118又は/及び251のフラグメントイオン(が含まれ、さらに前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が145又は/及び160のフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項6】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が145又は/及び160のフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項7】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムに質量電荷比(m/z)が118、145,160、251及び335からなる群より選ばれる2つ以上のフラグメントイオンが含まれるかどうかを判定する請求項1に記載の分析方法。
【請求項8】
前記試料を熱抽出する工程の熱抽出温度は、400[℃]以上700[℃]以下である請求項2、4、5、6、7のいずれか1項に記載の分析方法。
【請求項9】
前記マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程において、前記マススペクトルグラムにイソプロピル化フェニルホスフェートの親イオンに該当する質量電荷比(m/z)が含まれるかどうかさらに判定する請求項2、4、5、6、7のいずれか1項に記載の分析方法。
【請求項10】
試料を熱抽出する工程と、
前記熱抽出された試料をガスクロマトグラフ質量分析法で分析して前記試料に含まれる1以上の化合物のマススペクトルグラムを得る工程と、
前記マススペクトルグラムのイソプロピル化フェニルホスフェートの親イオンのピーク面積から前記試料に含まれるイソプロピル化フェニルホスフェートの濃度を求める工程と、
を有するイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、イソプロピル化フェニルホスフェートに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、化学物質の規制が厳しくなっており、電気電子機器等を製造する企業として、製品に用いる構成材料中の化学物質の管理は非常に重要となってくる。
【0003】
イソプロピル化フェニルホスフェートに代表される芳香族リン酸エステルは、難燃性、疎水性、可塑性、絶縁性、金属に対する高圧下での潤滑性を有し、安価であることから難燃剤、ポリ塩化ビニル用可塑剤、潤滑油添加剤などとして利用される。
【0004】
イソプロピル化フェニルホスフェートのPIP(3:1)と称されるリン酸トリス(イソプロピルフェニル)は、米国有害物質規制法の規制対象物質であり、プロピル化フェニルホスフェートの分析方法が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4090847号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、信頼性の高いイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態のイソプロピル化フェニルホスフェートの分析方法は、試料を熱抽出する工程と、熱抽出された試料をガスクロマトグラフ質量分析法で分析して試料に含まれる1以上の化合物のマススペクトルグラムを得る工程と、マススペクトルグラムに特定の質量電荷比(m/z)であるフラグメントイオン又は/及び親イオンが含まれるかどうかを判定する工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に関わるフローチャート。
実施形態の分析装置の構成概念図。
実施形態のイソプロピル化フェニルホスフェートの化学式。
実施形態のトリフェニルリン酸の化学式。
実施形態の予備実験の表。
実施形態に関わるフローチャート。
実施例の表。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、好適な一実施形態について詳細に説明する。実施形態において、特に条件が書かれていなければ25℃で大気圧(100[kPa])で実施される際の条件である。計算式中”X”は乗算記号である。計算式中”/は除算記号である。
【0010】
明細書中の化合物には、異性体が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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