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公開番号2025062818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172106
出願日2023-10-03
発明の名称2重カバー構造を有するアンテナ装置
出願人原田工業株式会社
代理人個人
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20250408BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アウターカバーのガタや車両ルーフの変形が生じない2重カバー構造を有するアンテナ装置を提供する。
【解決手段】 車両用の2重カバー構造を有するアンテナ装置は、ベースプレート10と、パッド20と、インナーカバー30と、アウターカバー40を具備する。パッド20は、ベースプレート10に装着され、ベースプレート10と車両との間をシールする。インナーカバー30は、ベースプレート10上に固定されアンテナ部材の少なくとも一部を覆う。インナーカバー30は、外側面に第1係止部31を有する。アウターカバー40は、インナーカバー30に固定するために内側面に設けられ第1係止部31と係合する第2係止部41と、第1係止部31と第2係止部41の間の係合力を高めるようにパッド20に当接する反力受リブ42とを有し、インナーカバー30に被せられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の2重カバー構造を有するアンテナ装置であって、該アンテナ装置は、
アンテナ部材の少なくとも一部が載置されるベースプレートと、
前記ベースプレートに装着され、ベースプレートと車両との間をシールするパッドと、
前記ベースプレート上に固定されアンテナ部材の少なくとも一部を覆うインナーカバーであって、外側面に第1係止部を有するインナーカバーと、
前記インナーカバーに固定するために内側面に設けられ第1係止部と係合する第2係止部と、第1係止部と第2係止部の間の係合力を高めるようにパッドに当接する反力受リブとを有し、インナーカバーに被せられるアウターカバーと、
を具備することを特徴とするアンテナ装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載のアンテナ装置において、前記インナーカバーの第1係止部とアウターカバーの第2係止部は、ベースプレートの長手方向の両側に対称にそれぞれ複数個所に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のアンテナ装置において、前記アウターカバーの反力受リブは、長手方向において複数個所に配置される第1係止部と第2係止部の係合位置と係合位置との間に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のアンテナ装置において、前記アウターカバーの第2係止部は、反力受リブとしても機能することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項5】
請求項1に記載のアンテナ装置において、前記パッドは、反力受リブが当接する位置に肉厚部を有することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のアンテナ装置において、前記パッドは、パッドの短辺方向の両側に、アウターカバーの内壁面に当接する嵌合肉厚部を有することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のアンテナ装置において、前記アウターカバーは、嵌合肉厚部に当接する追加リブを有することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7の何れかに記載のアンテナ装置において、前記パッドは、上面視でアウターカバーに隠れる大きさを有することを特徴とするアンテナ装置。
【請求項9】
請求項8に記載のアンテナ装置において、前記アウターカバーは、車両との間に間隙が設けられることを特徴とするアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は2重カバー構造を有するアンテナ装置に関し、特に、車両用の2重カバー構造を有するアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるアンテナ装置には、ピラーアンテナ装置やガラスアンテナ装置、ルーフマウントアンテナ装置等、種々のものが存在する。近年では、低背型のルーフマウントアンテナ装置として所謂シャークフィンアンテナ装置が知られている。シャークフィンアンテナ装置では、カバーの色彩を搭載される車両ボディの色彩に合わるのが一般的である。このため、車両ボディの色彩毎にシャークフィンアンテナ装置のカバーの色彩を揃えていた。
【0003】
例えば特許文献1のように、2重カバー構造を有するアンテナ装置も知られている。2重カバー構造を有するアンテナ装置では、ベースプレート上に載置されるアンテナ部材をインナーカバーで覆ったものを汎用的なものとし、搭載される車両ボディに合わせて形状や色彩を種々変更したアウターカバーをインナーカバーに被せる構造としていた。アウターカバーは、インナーカバーの係止部に係止され固定されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-010098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の通り、従来の2重カバー構造を有するアンテナ装置では、アウターカバーはインナーカバーの係止部に係止される構造であった。係止部による係止は、構造上や製造誤差により上下方向や前後方向にガタが生じ得るものであった。
【0006】
さらに、特許文献1では、アウターカバーはベースプレートに装着されるパッドの外周を覆うような構造であるが、例えばアウターカバーの開口部の全周でベースプレートに装着されるパッドを押圧する構造の場合には、製造誤差により係止部の位置が下方にずれると、アウターカバーがパッド全周を過度に押圧し過ぎて車両ルーフが変形してしまう可能性もあった。
【0007】
このため、アウターカバーのガタや車両ルーフの変形が生じない2重カバー構造を有するアンテナ装置の開発が望まれていた。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、アウターカバーのガタや車両ルーフの変形が生じない2重カバー構造を有するアンテナ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による2重カバー構造を有するアンテナ装置は、アンテナ部材の少なくとも一部が載置されるベースプレートと、ベースプレートに装着され、ベースプレートと車両との間をシールするパッドと、ベースプレート上に固定されアンテナ部材の少なくとも一部を覆うインナーカバーであって、外側面に第1係止部を有するインナーカバーと、インナーカバーに固定するために内側面に設けられ第1係止部と係合する第2係止部と、第1係止部と第2係止部の間の係合力を高めるようにパッドに当接する反力受リブとを有し、インナーカバーに被せられるアウターカバーと、を具備するものである。
【0010】
ここで、インナーカバーの第1係止部とアウターカバーの第2係止部は、ベースプレートの長手方向の両側に対称にそれぞれ複数個所に配置されるものであれば良い。
(【0011】以降は省略されています)

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