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公開番号2025058534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168527
出願日2023-09-28
発明の名称振動アクチュエータ及び電気機器
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250402BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】堅牢性が高く、薄型化及び製作コストの低廉化を図ること。
【解決手段】円盤状のマグネットと、軸方向でマグネットの両面に固定された磁性体である一対のウェイト部と、軸方向の両端に設けられた一対のばね接続部とを、有する可動体と、外周に環状のコイルが配置され、可動体を、軸方向に離間して一対のばね接続部に接続された一対の弾性支持部により軸方向に往復振動可能に、収容する筒状体と、ケースとを有する固定体と、を備え、ケースは、いずれも一端にケース蓋部を有し他端にケース開口部を有する一対の有底筒状のケースを有し、一対の有底筒状のケースの夫々を軸方向の両側から筒状体に被せ一対の有底筒状のケースのケース開口部同士を接合して、筒状体を収容し、一対の有底筒状のケースは、互いに同じ形状の共通部材である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
円盤状のマグネットと、軸方向で前記マグネットの両面に固定された磁性体である一対のウェイト部と、前記軸方向の両端に設けられた一対のばね接続部とを、有する可動体と、
外周に環状のコイルが配置され、前記可動体を、軸方向に離間して前記一対のばね接続部に接続された一対の弾性支持部により前記軸方向に往復振動可能に、収容する筒状体と、ケースとを有する固定体と、
を備え、
前記ケースは、いずれも一端にケース蓋部を有し他端にケース開口部を有する一対の有底筒状のケースを有し、前記一対の有底筒状のケースの夫々を前記軸方向の両側から前記筒状体に被せ前記一対の有底筒状のケースの前記ケース開口部同士を接合して、前記筒状体を収容し、
前記一対の有底筒状のケースは、互いに同じ形状の共通部材である、
振動アクチュエータ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記一対の有底筒状のケースは夫々、前記ケース開口部の縁部に切欠部を有し、前記切欠部同士が接合して構成される切欠開口部に、前記筒状体の端子接続部が挿通する、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項3】
前記弾性支持部は、円板状であり、その中央部が前記ばね接続部に接続され、外周部が前記筒状体の開口端部とスペーサ部とに挟持され、前記スペーサ部を介して前記ケース蓋部から離間して固定されている、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項4】
前記筒状体の両開口端部には、夫々の開口端部から軸方向に突出し、前記弾性支持部を挿通し前記スペーサ部に係合する突部が設けられている、
請求項3記載の振動アクチュエータ。
【請求項5】
前記スペーサ部は、前記突部が係合して、互いの周方向の移動を規制する凹部を有する、
請求項4記載の振動アクチュエータ。
【請求項6】
手持ち型またはウェアラブル型の電気機器であって、
ユーザとの接触部に、請求項1から5のいずれか一項に記載の振動アクチュエータを実装した、
電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動アクチュエータ及びこれを備える電気機器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、振動機能を有する電子機器には、振動発生源として振動アクチュエータが実装されている。電子機器は、振動アクチュエータを駆動してユーザに振動を伝達して体感させることにより、ユーザに刺激を付与したり、着信を通知したり、操作感や臨場感を向上させたりすることができる。なお、電子機器は、主に、携帯型ゲーム端末、据置型ゲーム機のコントローラー(ゲームパッド)、携帯電話やスマートフォンなどの携帯通信端末、タブレットPCなどの携帯情報端末等を含む手持ち型電気機器である。また、振動アクチュエータは、服や腕などに装着されるウェアラブル端末等に実装される場合もある。
【0003】
携帯機器に実装される小型化可能な構造の振動アクチュエータとしては、例えば、特許文献1に示すように、ページャー等に用いられる振動アクチュエータが知られている。
【0004】
この振動アクチュエータは、一対の板状弾性体を相対向するように配置して、円筒状の枠体の開口縁部でそれぞれ支持させている。加えて、この振動アクチュエータは、一対の板状弾性体のうちの一方の渦巻型形状の板状弾性体における盛り上がった中央部分に、磁石を取り付けたヨークを固定して、ヨークを枠体内で支持している。
【0005】
ヨークは磁石とともに円環状の磁界発生体を構成し、この磁界発生体の磁界内に、コイルが他方の板状弾性体に取り付けた状態で配置されている。コイルに発振回路を通じて周波数の異なる電流が切替えて付与されることにより一対の板状弾性体は選択的に共振されて振動を発生し、ヨークは枠体内で枠体の中心線方向で振動する。
【0006】
この振動アクチュエータでは、ヨークと枠体の内周壁との距離よりも磁石とコイル及びヨークとコイル間の距離を大きくしている。これにより、外部から衝撃を受けた場合、先にヨークが枠体の内周壁に衝突することによりヨークや磁石がコイルに接触することがなく、コイルの破損を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3748637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、振動発生体としての振動アクチュエータは、設計寸法誤差を小さくして、薄型化を図るとともに、高出力を確保することは勿論であり、更に、落下した場合等による外部からの衝撃に耐える構造であることが望まれている。
特許文献1のように、枠体内でヨークを振動させる構成において枠体の一方の開口を閉塞するように板状弾性体を有する構成では、振動アクチュエータが落下して外部から衝撃を受けると、枠体の一方の開口を閉塞する板状弾性体は、外部との衝突に加えて可動体であるヨークが衝突する恐れがある。これにより、板状弾性体自体が損傷して、安定した振動ができず高出力できないという問題がある。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、堅牢性が高く、薄型化及び製作コストの低廉化を図ることができる振動アクチュエータ及び電気機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の振動アクチュエータの一つの態様は、
円盤状のマグネットと、軸方向で前記マグネットの両面に固定された磁性体である一対のウェイト部と、前記軸方向の両端に設けられた一対のばね接続部とを、有する可動体と、
外周に環状のコイルが配置され、前記可動体を、軸方向に離間して前記一対のばね接続部に接続された一対の弾性支持部により前記軸方向に往復振動可能に、収容する筒状体と、ケースとを有する固定体と、
を備え、
前記ケースは、いずれも一端にケース蓋部を有し他端にケース開口部を有する一対の有底筒状のケースを有し、前記一対の有底筒状のケースの夫々を前記軸方向の両側から前記筒状体に被せ前記一対の有底筒状のケースの前記ケース開口部同士を接合して、前記筒状体を収容し、
前記一対の有底筒状のケースは、互いに同じ形状の共通部材である構成を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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