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公開番号2025073695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184686
出願日2023-10-27
発明の名称振動アクチュエータ及び接触型入力装置
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250502BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】実装性を改善し、且つ、十分な触感を得ることができる。
【解決手段】振動アクチュエータは、コイルと、コイルが巻回され、両端部がコイルから突出しているコアと、コアに固定されるウェイトと、を有する可動部と、両端部にそれぞれ対向するヨークを有し、磁性体からなるベース部と、ベース部に対し、可動部を弾性振動可能に支持する弾性部と、ベース部との間記可動部及び弾性部を収容し、ベース部と共に筐体を構成するカバーと、を備え、コイルへの通電により生じる磁気吸引力により、可動部をベース部へ変位させて可動部を振動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
コイルと、前記コイルが巻回され、両端部が前記コイルから突出しているコアと、前記コアに固定されるウェイトと、を有する可動部と、
前記両端部にそれぞれ対向するヨークを有し、磁性体からなるベース部と、
前記ベース部に対し、前記可動部を弾性振動可能に支持する弾性部と、
前記ベース部との間に前記可動部及び前記弾性部を収容し、前記ベース部と共に筐体を構成するカバーと、
を備え、
前記コイルへの通電により生じる磁気吸引力により、前記可動部を前記ベース部へ変位させて前記可動部を振動させる、
振動アクチュエータ。
続きを表示（約 750 文字）【請求項２】
前記弾性部は、板バネからなり、１箇所以上屈曲又は湾曲する形状である、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項３】
前記弾性部は、前記コイルの巻回軸に直交する方向における前記可動部の両端にそれぞれ配置される、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項４】
前記弾性部は、前記巻回軸に沿う線に対し、線対称の形状の１対の板バネである、
請求項３に記載の振動アクチュエータ。
【請求項５】
前記ベース部は、前記可動部と共に変位する前記弾性部の部位に接触可能に配置されるダンパを有する、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項６】
前記可動部の前記カバー側への変位を抑制する抑制部材を備える、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項７】
前記抑制部材は、低弾性且つ減衰性を有する材料からなる、
請求項６に記載の振動アクチュエータ。
【請求項８】
前記ヨーク及び前記ベース部は、積層された磁性体の板金から構成される、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項９】
前記ベース部は、前記両端部と前記ヨークとの間に隙間を形成するスペーサを有する、
請求項１に記載の振動アクチュエータ。
【請求項１０】
前記弾性部は、第１接続部と第２接続部とを有し、
前記第１接続部は、前記スペーサを介して、前記ベース部に接続され、
前記第２接続部は、前記可動部に接続される、
請求項９に記載の振動アクチュエータ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、振動アクチュエータ及びこれを備える接触型入力装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、タッチパッド等の操作面に接触した操作者の指腹等に対し、接触操作感（接触して操作する感覚）として、振動アクチュエータにより振動を付与する装置が知られている（特許文献１）。
【０００３】
特許文献１には、一方の面にタッチパッドの操作面が設けられた可動板と、可動板の他方の面と対向する対向部を備えた支持部材と、可動板と支持部材とを接続するダンパ部材と、可動板を振動させるアクチュエータと、を有するモジュールが開示されている。当該モジュールにおいて、アクチュエータは、互いに対向するコイルと磁石とを備え、コイル及び磁石の一方が可動板の他方の面に固定され、他方が支持部材の対向部に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－０６７８６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、特許文献１に開示されたモジュールにおいては、可動板の他方の面にコイル及び磁石の一方が固定され、支持部材の対向部にコイル及び磁石の他方が固定されている。特許文献１において、モジュールは小型化することが求められているが、小型化すると、コイルや磁石の実装性が悪化し、実装した位置等の問題により、十分な触感が得られないこともある。
【０００６】
本発明の目的は、実装性を改善し、且つ、十分な触感を得ることが可能な振動アクチュエータ及び接触型入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係る振動アクチュエータは、
コイルと、前記コイルが巻回され、両端部が前記コイルから突出しているコアと、前記コアに固定されるウェイトと、を有する可動部と、
前記両端部にそれぞれ対向するヨークを有し、磁性体からなるベース部と、
前記ベース部に対し、前記可動部を弾性振動可能に支持する弾性部と、
前記ベース部との間に前記可動部及び前記弾性部を収容し、前記ベース部と共に筐体を構成するカバーと、
を備え、
前記コイルへの通電により生じる磁気吸引力により、前記可動部を前記ベース部へ変位させて前記可動部を振動させる。
【０００８】
本発明に係る接触型入力装置は、
上記振動アクチュエータを操作面の裏面に配置した接触型入力装置であって、
前記操作面への操作者の接触操作に応じて前記コイルに通電し、前記可動部を振動させて、前記操作者に触感を提示する制御部を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、実装性を改善し、且つ、十分な触感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の実施の形態に係る振動アクチュエータの外観斜視図である。
図１に示す振動アクチュエータの外観側面図である。
図１に示す振動アクチュエータの分解斜視図である。
図１に示す振動アクチュエータの上面図であって、振動アクチュエータからカバー及びウェイトを取り除いた構成を示す図である。
図１に示す振動アクチュエータの下面図であって、振動アクチュエータから磁性ベースを取り除いた構成を示す図である。
アクチュエータ本体の動作を説明する図であって、無励磁状態を示す図である。
アクチュエータ本体の動作を説明する図であって、励磁状態を示す図である。
アクチュエータ本体を駆動する駆動回路の一例を示す図である。
図７に示す駆動回路からアクチュエータ本体に供給する電圧の一例を説明する図である。
図１に示す振動アクチュエータを有する接触型入力装置の一例を示す図である。
図１～図５に示す振動アクチュエータの変形例（変形例１）となる振動アクチュエータを示す分解斜視図である。
図１０に示す振動アクチュエータの上面図であって、振動アクチュエータからカバー及びウェイトを取り除いた構成を示す図である。
図１０に示す振動アクチュエータの下面図であって、振動アクチュエータから磁性ベースを取り除いた構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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