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公開番号2025059793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170106
出願日2023-09-29
発明の名称振動アクチュエータ及び振動提示装置
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250403BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】低背化を図ることができ、弾性体の変形を防止して安定して振動する。
【解決手段】板状磁性体と、板状磁性体に対向配置され、コアの中央部にコイルを配置してなる板状の電磁石と、板状磁性体を囲む枠状の弾性体であって、コイルの両側で板状電磁石を支持すると共に、板状磁性体に接続された弾性体と、弾性体を、振動方向で被覆して、電磁石とともに収容する筐体カバーと、を備え、コイルへの通電により生ずる磁力により、カバー内で電磁石又は板状磁性体の一方が他方に近接するよう変位して振動する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
板状磁性体と、
前記板状磁性体に対向配置され、コアの中央部にコイルを配置してなる板状の電磁石と、
前記板状磁性体を囲む枠状の弾性体であって、前記コイルの両側で前記電磁石を支持すると共に、前記板状磁性体に接続された弾性体と、
前記弾性体を、振動方向で被覆して、前記電磁石とともに収容する筐体カバーと、
を備え、
前記コイルへの通電により生ずる磁力により、前記筐体カバー内で前記電磁石又は前記板状磁性体の一方が他方に近接するよう変位して振動する、
振動アクチュエータ。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記筐体カバーは、前記電磁石又は前記板状磁性体の一方が他方に近接する通常動作時の移動範囲の外側、且つ、衝撃による前記一方の最大移動範囲の内側に、配置された移動規制面部を有する、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項3】
前記筐体カバーは、前記板状磁性体、前記電磁石及び前記弾性体を収容し、一面に開口部を有する有蓋筒状に形成され、
前記筐体カバーの開口部を閉塞し、前記板状磁性体が固定される板状の筐体ベースを有する、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項4】
前記板状磁性体に突設され、当該板状磁性体の表面から所定間隔を空けて前記弾性体を支持する支持突部を有し
前記筐体カバーは、前記弾性体と前記電磁石と収容する有蓋筒状に形成されており、前記板状磁性体に固定して開口を閉塞し、前記支持突部に接続された前記弾性体を介して前記電磁石を振動方向に移動自在に収容する、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項5】
前記電磁石は、前記支持突部間に配置され、前記支持突部とともに前記弾性体の裏面に接続され、
前記電磁石には、前記弾性体の内側で、且つ、前記弾性体の接続箇所を避けた位置で、前記カバーの天面部に対向する板状ウエイト部が設けられている、
請求項4記載の振動アクチュエータ。
【請求項6】
前記カバーは、前記弾性体と前記板状電磁石と収容する有蓋筒状に形成されており、板状の底面部に固定して中空の筐体を構成し、
前記底面部には、前記電磁石が固定され、
前記板状磁性体は、前記カバー内で、前記カバーの天面部に対向配置され、
前記電磁石と前記板状磁性体との間には、前記弾性体とともに、前記板状磁性体に固定された板状のウエイト部を有する、
請求項1記載の振動アクチュエータ。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の振動アクチュエータを操作面の裏面に配置した振動提示装置であって、
前記操作面へのユーザの接触動作に応じて前記コイルに通電し、前記電磁石又は前記板状磁性体の一方が他方に近接するよう変位して振動を提示する、
振動提示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動アクチュエータ及びこれを備える振動提示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、感知パネルであるタッチパネルに表示された表示画面に接触した操作者の指腹等に対し、接触操作感(接触して操作する感覚)として、振動アクチュエータにより振動を付与する構成が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、タッチパネルへの操作に対応して振動を付与する振動呈示装置が開示されている。この振動呈示装置では、振動を呈示する振動部である振動パネルと振動パネルを支持する筐体との間に、振動を発生させるボイスコイルモータ、所定の力で圧縮される支持部が配置される。加えて、振動パネルと筐体との間には、振動部の振動に制動作用を付与するダンパ、及び、支持部とダンパに圧縮力を付与するばね、夫々が並行して介設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-163854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したようなタッチパネルに接触した操作者の指腹等に対して接触操作感を付与する構造では、近年、小型化とともに、操作機器の用途や使用状況に応じた接触操作感となる振動を表現することが望まれている。これにより、接触操作感となる触感フィードバックとして、強いフィードバックを安定して発生しつつ、装置自体の装置の薄型化が望まれている。
【0006】
しかしながら、特許文献1では、振動パネルと筐体との間に、伸長方向を縦に配置したばね(コイルばね)と、ばねと並行にダンパ、支持部を配置しているので、小型化、薄型化が困難であった。
【0007】
また、特許文献1の振動提示装置では、矩形の振動パネルと矩形の筐体の間の角部にばねが配置され、外部に露出した状態で配置されている。
このように可動部を移動自在に支持するばねが外部に露出した状態で配置されている構造では、組み立て作業或いは製品への取付作業の際に、外部部材の衝突や装置の落下等の外部からの衝撃を受けて変形し、安定した駆動が不安定になる恐れがある。
【0008】
本発明の目的は、低背化を図ることができ、弾性体の変形を防止して安定して振動する振動アクチュエータ及び振動提示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の振動アクチュエータは、
板状磁性体と、
前記板状磁性体に対向配置され、コアの中央部にコイルを配置してなる板状の電磁石と、
前記板状磁性体を囲む枠状の弾性体であって、前記コイルの両側で前記電磁石を支持すると共に、前記板状磁性体に接続された弾性体と、
前記弾性体を、振動方向で被覆して、前記電磁石とともに収容する筐体カバーと、
を備え、
前記コイルへの通電により生ずる磁力により、前記筐体カバー内で前記電磁石又は前記板状磁性体の一方が他方に近接するよう変位して振動する構成を採る。
【0010】
本発明の振動提示装置は、上記構成の振動アクチュエータを操作面の裏面に配置した振動提示装置であって、
前記操作面へのユーザの接触動作に応じて前記コイルに通電し、前記電磁石又は前記板状磁性体の一方が他方に近接するよう変位して振動を提示する構成を採る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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