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公開番号
2025078368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190873
出願日
2023-11-08
発明の名称
振動アクチュエータ
出願人
ニデックプレシジョン株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
B06B
1/04 20060101AFI20250513BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約
【課題】薄型化した振動アクチュエータを提供する。
【解決手段】振動アクチュエータ10は、可動プレート21に取り付けられる磁石裏面22a,23a,24aと、磁石裏面の反対側に位置して固定プレート31に対向する磁石表面22b,23b,24bと、を備える板状磁石22,23,24、を有する。振動アクチュエータ10は、固定プレート31に取り付けられるコイル裏面33a,34aと、コイル裏面の反対側に位置して可動プレート21に対向するコイル表面33b,34bと、を備える板状コイル、を有する。板状コイルのコイル表面は、板状磁石の磁石表面よりも磁石裏面側に位置している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1プレートと、前記第1プレートに対向する第2プレートと、を備える振動アクチュエータであって、
前記第1プレートに取り付けられる磁石裏面と、前記磁石裏面の反対側に位置して前記第2プレートに対向する磁石表面と、を備える板状磁石と、
前記第2プレートに取り付けられるコイル裏面と、前記コイル裏面の反対側に位置して前記第1プレートに対向するコイル表面と、を備える板状コイルと、
前記第1プレートに取り付けられる第1端部と、前記第2プレートに取り付けられる第2端部と、を備える弾性部材と、
を有し、
前記板状コイルの前記コイル表面は、前記板状磁石の前記磁石表面よりも前記磁石裏面側に位置している、
振動アクチュエータ。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記板状磁石は、前記板状コイルのストレート部に隣り合って配置されている、
振動アクチュエータ。
【請求項3】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートに取り付けられるウェイトを有している、
振動アクチュエータ。
【請求項4】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートには、複数の前記板状磁石が取り付けられている、
振動アクチュエータ。
【請求項5】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2プレートには、複数の前記板状コイルが取り付けられている、
振動アクチュエータ。
【請求項6】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートと前記第2プレートとの少なくとも何れか一方は、非磁性体からなる、
振動アクチュエータ。
【請求項7】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートと前記第2プレートとの少なくとも何れか一方は、強磁性体からなり、かつ前記板状コイルの空芯部に開口するコイル用開口部を備えている、
振動アクチュエータ。
【請求項8】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートと前記第2プレートとの少なくとも何れか一方は、強磁性体からなり、かつ前記板状磁石の長手方向の両端近傍に開口する磁石用開口部を備えている、
振動アクチュエータ。
【請求項9】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1プレートと前記第2プレートとの少なくとも何れか一方は、
非磁性体からなるプレート本体と、
前記プレート本体に取り付けられ、かつ強磁性体からなる補助プレートと、
を備えており、
前記補助プレートは、前記板状コイルのストレート部および前記板状磁石に重ねて配置されている、
振動アクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、振動アクチュエータに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレットおよびゲームコントローラ等の機器には、使用者に対して振動による触覚を与える振動フィードバック機能が設けられている。この振動フィードバック機能を実現するため、電磁力によって可動子を振動させるリニア振動アクチュエータが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/151232号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載されるリニア振動アクチュエータは、厚み方向に重ねて配置されるコイルおよび磁石を有している。しかしながら、コイルおよび磁石を厚み方向に重ねることは、リニア振動アクチュエータ等と呼ばれる振動アクチュエータの厚みを増加させる要因であった。スマートフォン等の機器については薄型化が求められることから、機器に組み込まれる振動アクチュエータについても薄型化が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、振動アクチュエータは、第1プレートと、前記第1プレートに対向する第2プレートと、を有する。前記振動アクチュエータは、前記第1プレートに取り付けられる磁石裏面と、前記磁石裏面の反対側に位置して前記第2プレートに対向する磁石表面と、を備える板状磁石、を有する。前記振動アクチュエータは、前記第2プレートに取り付けられるコイル裏面と、前記コイル裏面の反対側に位置して前記第1プレートに対向するコイル表面と、を備える板状コイル、を有する。前記振動アクチュエータは、前記第1プレートに取り付けられる第1端部と、前記第2プレートに取り付けられる第2端部と、を備える弾性部材、を有する。前記板状コイルの前記コイル表面は、前記板状磁石の前記磁石表面よりも前記磁石裏面側に位置している。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、振動アクチュエータの薄型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態である振動アクチュエータを備えたスマートフォンを示す斜視図である。
図2は、振動アクチュエータを示す斜視図である。
図3は、振動アクチュエータの内部構造を示す分解斜視図である。
図4は、図2のA-A線に沿って振動アクチュエータを示す断面図である。
図5は、図4に示した振動アクチュエータの分解状態を示す断面図である。
図6は、可動プレートを取り外した状態の振動アクチュエータを示す斜視図である。
図7は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図8は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図9Aは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータを簡単に示した図である。
図9Bは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータを簡単に示した図である。
図9Cは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータを簡単に示した図である。
図9Dは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータを簡単に示した図である。
図10は、本開示の他実施形態である振動アクチュエータを示す斜視図である。
図11は、振動アクチュエータの内部構造を示す分解斜視図である。
図12は、可動プレートおよび固定プレートに形成される開口部と、板状磁石および板状コイルと、の位置関係を示す図である。
図13は、図10のB-B線に沿って振動アクチュエータを示す断面図である。
図14Aは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータが備える可動プレートおよび固定プレートを示す斜視図である。
図14Bは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータが備える可動プレートおよび固定プレートを示す斜視図である。
図15Aは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータが備える可動プレートおよび固定プレートを示す斜視図である。
図15Bは、図15Aに示した可動プレートおよび固定プレートの分解斜視図である。
図16は、補助プレート、板状磁石、および板状コイルの位置関係を示す図である。
図17Aは、本開示の他実施形態である振動アクチュエータが備える可動プレートおよび固定プレートを示す斜視図である。
図17Bは、図17Aに示した可動プレートおよび固定プレートの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0009】
<実施形態1>
<振動アクチュエータを備える機器>
図1は、本開示の一実施形態である振動アクチュエータ10を備えたスマートフォン11を示す斜視図である。図1に示すように、電子機器であるスマートフォン11のディスプレイ12等には、振動アクチュエータ10が取り付けられている。この振動アクチュエータ10を用いてディスプレイ12の振動パターンを制御することにより、ディスプレイ12に触れる使用者に対して振動によるクリック感等の触覚を与えることができる。また、前述の説明では、振動アクチュエータ10をディスプレイ12に取り付けているが、これに限られることはなく、振動アクチュエータ10をスマートフォン11の筐体に取り付けても良い。この場合には、振動アクチュエータ10を用いてスマートフォン11の振動パターンを制御することができ、スマートフォン11に触れる使用者に対して振動による触覚を与えることができる。これらの振動フィードバック技術は、ハプティクス技術とも呼ばれている。また、振動アクチュエータ10は、リニア振動アクチュエータやリニア振動モータ等とも呼ばれている。
【0010】
なお、振動アクチュエータ10には、マイクロコントローラや駆動回路等からなる図示しない電子制御ユニットが接続される。この電子制御ユニットを用いて後述する板状コイルの通電電流を制御することにより、振動アクチュエータ10を所定の振動パターンで振動させることができる。また、図示する例では、スマートフォン11に振動アクチュエータ10を組み込んでいるが、これに限られることはなく、他の機器に対して振動アクチュエータ10を組み込んでも良い。例えば、タブレット等のモバイル機器に振動アクチュエータ10を組み込んでも良く、車両に搭載される車載ディスプレイに振動アクチュエータ10を組み込んでも良く、ゲームコントローラやジョイスティック等の操作機器に振動アクチュエータ10を組み込んでも良い。
(【0011】以降は省略されています)
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