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公開番号
2025040210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146984
出願日
2023-09-11
発明の名称
ストレージシステム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06F
3/06 20060101AFI20250314BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ストレージシステムの消費電力の低減と全体性能の改善を実現する。
【解決手段】ストレージシステムは、コントローラと、複数の記憶ドライブと、を含み、上記複数の記憶ドライブは、1以上のパリティグループを構成し、上記コントローラは、第1パリティグループの負荷を増加させる、ホストデータのI/O処理と異なる内部処理の1以上の所定事象の発生を監視し、上記所定事象の発生に対して、上記ストレージシステム内の上記第1パリティグループと異なる1種類以上のリソースから、上記第1パリティグループに融通する電力値を、決定する。
【選択図】図9B
特許請求の範囲
【請求項1】
ストレージシステムであって、
コントローラと、
複数の記憶ドライブと、を含み、
前記複数の記憶ドライブは、1以上のパリティグループを構成し、
前記コントローラは、
第1パリティグループの負荷を増加させる、ホストデータのI/O処理と異なる内部処理の1以上の所定事象の発生を監視し、
前記所定事象の発生に対して、前記ストレージシステム内の前記第1パリティグループと異なる1種類以上のリソースから、前記第1パリティグループに融通する電力値を、決定する、ストレージシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記1以上の所定事象の発生の監視は、前記第1パリティグループにおける保守動作を監視する、ストレージシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記1以上の所定事象の発生の監視は、前記第1パリティグループにおけるフォーマット処理及び前記第1パリティグループのI/O性能の低下、の少なくとも一方を監視する、ストレージシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記第1パリティグループと異なる1種類以上のリソースは、予備の記憶ドライブ及び記憶ドライブと異なる種類のリソースの少なくとも一方を含む、ストレージシステム。
【請求項5】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記1種類以上のリソースは、複数種類のリソースを含み、
前記コントローラは、予め設定された優先度に従って、前記複数種類のリソースから、前記第1パリティグループへの電力融通元を選択する、ストレージシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記コントローラは、前記第1パリティグループに対する電力融通元での必要電力の増加に応答して、前記第1パリティグループへの融通中電力の少なくとも一部を前記電力融通元に戻す、ストレージシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記1種類以上のリソースは、ドライブボックス及び前記コントローラのプロセッサの少なくとも一つを含む、ストレージシステム。
【請求項8】
請求項7に記載のストレージシステムであって、
前記プロセッサからの最大融通可能電力値は、前記プロセッサの動作周波数に基づき決定される、ストレージシステム。
【請求項9】
請求項7に記載のストレージシステムであって、
前記ドライブボックスの最大融通可能電力値は、前記ドライブボックスの最大ドライブ搭載数と現在ドライブ搭載数との差に基づき決定される、ストレージシステム。
【請求項10】
ストレージシステムの制御方法であって、
前記ストレージシステムはコントローラを含み、
前記制御方法は、前記コントローラが、
複数記憶ドライブで構成された第1パリティグループの負荷を増加させる、ホストデータのI/O処理と異なる内部処理の1以上の所定事象の発生を監視し、
前記所定事象の発生に対して、前記ストレージシステム内の前記第1パリティグループと異なる1種類以上のリソースから前記第1パリティグループに融通する電力値を、決定する、制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレージシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
本願の慣例技術として、国際公開第2018/193608号(特許文献1)が知られている。特許文献1は、「複数の不揮発性半導体ドライブを含むストレージ装置と、プロセッサとメモリとを含んでストレージ装置を制御する制御装置とを有するストレージ装置であって、プロセッサは、前記不揮発性半導体ドライブの書き込み負荷をそれぞれ測定し、前記書き込み負荷が所定の閾値を超える不揮発性半導体ドライブを検出した場合には、当該不揮発性半導体ドライブを消費電力の制限緩和対象として選択し、前記消費電力の制限緩和対象以外の不揮発性半導体ドライブのうち、消費電力の低下を許容可能な不揮発性半導体ドライブを消費電力の制限強化対象として選択し、前記プロセッサは、前記消費電力の制限強化対象の不揮発性半導体ドライブの消費電力を低下させた後に、前記消費電力の制限緩和対象の不揮発性半導体ドライブの消費電力を増大させる。」ことを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/193608号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ストレージシステムが実行する処理は、ホストからのI/O要求の処理の他、ホストに対するI/O性能に影響し得る内部処理を含む。またストレージシステムに対して、近年の爆発的なデータ量の増加に伴い高性能化および高速化が要求される一方で、消費電力の低減が求められている。消費電力の低減は、I/O性能に影響する。したがって、ストレージシステム全体の性能の低下を抑制しつつ、その消費電力を効果的に低減できる技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、ストレージシステムであって、コントローラと、複数の記憶ドライブと、を含み、前記複数の記憶ドライブは、1以上のパリティグループを構成し、前記コントローラは、第1パリティグループの負荷を増加させる、ホストデータのI/O処理と異なる内部処理の1以上の所定事象の発生を監視し、前記所定事象の発生に対して、前記ストレージシステム内の前記第1パリティグループと異なる1種類以上のリソースから、前記第1パリティグループに融通する電力値を、決定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、ストレージシステムの消費電力の低減と全体性能の改善を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本明細書の実施例に係るストレージシステムの構成例を示す。
本明細書の実施例に係るストレージシステムの構成例を示す。
各コントローラのメモリに格納されている情報の例を示す。
PG状態管理テーブルの構成例を示す。
PG内ドライブ管理テーブルの構成例を示す。
フロー[1]電力融通管理テーブルの構成例を示す。
フロー[2]電力融通管理テーブルの構成例を示す。
フロー[3]電力融通管理テーブルの構成例を示す。
パリティグループの状態遷移に伴う電力融通処理のフローを示す。
パリティグループの状態遷移に伴う電力融通処理のフローを示す。
電力融通判定のフローを示す。
電力融通判定のフローを示す。
電力融通中監視のフローチャートを示す。
電力融通中監視のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、「管理テーブル」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、テーブル以外のデータ構造で表現されていてもよい。また、データ構造に依存しないことを示すために「管理テーブル」を「管理情報」と呼ぶことができる。
【0009】
プログラムは、1以上のプロセッサ、例えば、1以上のCPU(CentrAl Processing Unit)によって実行されるもので、定められた処理をするものである。なお、適宜に記憶資源(例えばメモリ)および通信インタフェース装置(例えば、通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。プロセッサは、CPUの他に専用ハードウェアを有していてもよい。コンピュータプログラムは、プログラムソースから各コンピュータにインストールされても良い。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは記憶メディアなどで提供されるものであっても良い。
【0010】
各要素は番号などで識別可能であるが、識別可能な情報であれば、名前など他種の識別情報が用いられても良い。本発明の図および説明において同一部分には同一符号を付与しているが、本発明が本実施例に制限されることは無く、本発明の思想に合致するあらゆる応用例が本発明の技術的範囲に含まれる。また、特に限定しない限り、各構成要素は複数でも単数でも構わない。
(【0011】以降は省略されています)
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