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公開番号
2025035828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143124
出願日
2023-09-04
発明の名称
測定器具及び測定方法
出願人
丸住製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
15/08 20060101AFI20250307BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡便かつ低コストでガスバリア性能を測定可能で、基材が紙製のシートをも測定対象に含ませ得る測定器具を提供する。
【解決手段】シートのガスバリア性能を測定するために使用される器具であって、開口10hを有し、開口10hを通して外部と連通された中空な空間10aを有する本体部10と、本体部10の開口10hに着脱可能に取り付けられる、本体部10の開口10hと天面20bとの間にシートを挟んで保持する蓋部20と、を備え、蓋部20は、天面20bに表裏を連通する連通口20hが形成されており、本体部10は、中空な空間10a内に、隔壁により仕切られ前記隔壁より上部の空間で連通された第一チャンバ及び第二チャンバを有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シートのガスバリア性能を測定するために使用される器具であって、
開口を有し、前記開口を通して外部と連通される中空な空間を有する本体部と、
前記本体部の開口に着脱可能に取り付けられる、前記本体部の開口と天面との間にシートを挟んで保持する蓋部と、を備え、
前記蓋部は、
天面に表裏を連通する連通口が形成されており、
前記本体部は、
前記中空な空間内に、隔壁により仕切られ前記隔壁より上部の空間で連通された第一チャンバ及び第二チャンバを有している
ことを特徴とする測定器具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第二チャンバが、
前記本体部の中空な空間であり、
前記第一チャンバが、
前記第二チャンバ内に配置される、上部に開口を有する有底筒状の容器内の空間であり、
前記容器は、
前記第二チャンバ内において傾倒可能な大きさに形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の測定器具。
【請求項3】
前記蓋部と前記本体部との間に配置されるリーク防止手段を備えている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の測定器具。
【請求項4】
シートのガスバリア性能を測定する方法であり、
開口を有し、前記開口を通して外部と連通された中空な空間を有する容器内に、アルカリ性水溶液とピロガロール水溶液とを分離した状態で収容し、
前記容器の開口を覆うようにガスバリア性能を測定するシートで形成された試験片を配置し、前記容器と前記試験片との間から前記容器内に空気が入らないように前記試験片を前記容器に固定して測定器具を形成し、
この測定器具の反応前容器重量を測定し、
反応前容器重量の測定後に、前記測定器具の前記容器内においてアルカリ性水溶液とピロガロール水溶液とを混合したのち前記測定器具を恒温恒湿槽内に入れて所定時間静置し、
所定時間経過後に前記測定器具の反応後容器重量を測定し、
反応後容器重量と反応前容器重量の差に基づいて前記シートの酸素透過度を求める
ことを特徴とする測定方法。
【請求項5】
開口を有し、前記開口を通して外部と連通された中空な空間を有する容器内に水を収容したのち、前記容器の開口を覆うようにガスバリア性能を測定するシートで形成された試験片を配置し、前記容器と前記試験片との間から前記容器内に空気が入らないように前記試験片を前記容器に固定して水蒸気透過度測定器具を形成し、
この水蒸気透過度測定器具の反応前容器重量を測定し、
反応前容器重量の測定後に、前記水蒸気透過度測定器具を前記測定器具と同じ恒温恒湿槽内に入れて前記測定器具と同じ時間静置し、
所定時間経過後に前記水蒸気透過度測定器具の反応後容器重量を測定し、
前記水蒸気透過度測定器具の反応前容器重量と前記水蒸気透過度測定器具の反応後容器重量の差に基づいて前記シートの水蒸気透過度を求め、
前記シートの水蒸気透過度に基づいて前記シートの酸素透過度を補正する
ことを特徴とする請求項4記載の測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定器具及び測定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
食品の包装に用いられる包装用シートは、内容物の酸化や変質を防ぐために、酸素透過を少なくする機能(酸素ガスバリア性能)及び高い防湿性(水蒸気バリア性)を有することが求められる。
【0003】
従来、前述の包装用シートのガスバリア性能の測定には、プラスチック-フィルム及びシート-ガス透過度試験方法(JIS K 7126-1(差圧法)、2(等圧法):2006)が用いられている。この試験方法は、試験片を、ガス透過セルのチャンバ間に挟んで装着した後、一のチャンバから他のチャンバへのガスの移動に基づいて、前記試験片のガスバリア性能を評価するものである。
【0004】
また、特許文献1には、シートの酸素透過度を、MOCON社製OX-TRAN2/21で測定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-173202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述のJIS規格に基づく試験方法は、プラスチック製シートを対象としたものであり、基材が紙製のシートを対象としていない。また、特許文献1に記載された装置も、測定対象がプラスチック製のシートであることから、基材が紙製のシートの測定では、密閉性が保てず測定が難しいという問題がある。また、前述のいずれの方法を用いた場合も、ガスの送り出し機構等が必要で装置が大がかりになるといった問題や、一回の測定に要するコストも高いといった問題もある。
【0007】
そこで、本発明は、簡便かつ低コストでガスバリア性能を測定可能で、基材が紙製のシートをも測定対象に含ませ得る測定器具及び測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の測定器具は、シートのガスバリア性能を測定するために使用される器具であって、開口を有し、前記開口を通して外部と連通される中空な空間を有する本体部と、前記本体部の開口に着脱可能に取り付けられる、前記本体部の開口と天面との間にシートを挟んで保持する蓋部と、を備え、前記蓋部は、天面に表裏を連通する連通口が形成されており、前記本体部は、前記中空な空間内に、隔壁により仕切られ前記隔壁より上部の空間で連通された第一チャンバ及び第二チャンバを有していることを特徴とする。
【0009】
本発明の測定方法は、シートのガスバリア性能を測定する方法であり、開口を有し、前記開口を通して外部と連通された中空な空間を有する容器内に、アルカリ性水溶液とピロガロール水溶液とを分離した状態で収容し、前記容器の開口を覆うようにガスバリア性能を測定するシートで形成された試験片を配置し、前記容器と前記試験片との間から前記容器内に空気が入らないように前記試験片を前記容器に固定して測定器具を形成し、この測定器具の反応前容器重量を測定し、反応前容器重量の測定後に、前記測定器具の前記容器内においてアルカリ性水溶液とピロガロール水溶液とを混合したのち前記測定器具を恒温恒湿槽内に入れて所定時間静置し、所定時間経過後に前記測定器具の反応後容器重量を測定し、反応後容器重量と反応前容器重量の差に基づいて前記シートの酸素透過度を求めることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の測定器具及び測定方法によれば、簡便かつ低コストでシートのガスバリア性能を適切に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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