TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025030054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135021
出願日2023-08-22
発明の名称隔離シート、組電池、電源装置及び移動体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 7/027 20190101AFI20250228BHJP(積層体)
要約【課題】電池の温度管理機能を向上する。
【解決手段】隔離シート20は、第1面20a、及び第1面20aとは反対の第2面20bを有している。隔離シート20は、第1面20a及び第2面20bの少なくともいずれか一方の面を形成する表面層30と、表面層30に重ねられる耐熱層40及び発泡層50と、を含んでいる。耐熱層40は、耐熱性を有している。発泡層50は、過熱状態の隔離シート20において多孔質構造PSを有する多孔質形成部分50pを含んでいる。表面層30は、隔離シート20の厚さ方向DDにおいて0.50W/(m・K)以上の熱伝導率を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1面、及び前記第1面とは反対の第2面を有する隔離シートであって、
前記第1面及び前記第2面の少なくともいずれか一方の面を形成する表面層と、
前記表面層に重ねられる耐熱層及び発泡層と、を備え、
前記耐熱層は、耐熱性を有し、
前記発泡層は、過熱状態の前記隔離シートにおいて多孔質構造を有する多孔質形成部分を含み、
前記表面層は、前記隔離シートの厚さ方向において0.50W/(m・K)以上の熱伝導率を有する、隔離シート。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記耐熱層の熱伝導率は、前記表面層の熱伝導率よりも小さい、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項3】
前記発泡層は、第1発泡層及び第2発泡層を含み、
前記第1面から前記第2面に向けて、前記第1発泡層、前記耐熱層、及び前記第2発泡層がこの順で位置している、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項4】
前記耐熱層は、第1耐熱層及び第2耐熱層を含み、
前記第1面から前記第2面に向けて、前記第1耐熱層、前記発泡層、及び前記第2耐熱層がこの順で位置している、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項5】
前記表面層は、前記第1面を形成する第1表面層と、前記第2面を形成する第2表面層と、を含む、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項6】
前記第1面を構成する層、及び前記第2面を構成する層が絶縁性を有する、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項7】
前記表面層は、無機酸化物及び無機窒化物の一以上を含む、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項8】
前記耐熱層は、柔軟性を有する、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項9】
前記発泡層は、前記多孔質形成部分が前記多孔質構造を有さない状態においてシート状である、請求項1に記載の隔離シート。
【請求項10】
前記発泡層は、前記多孔質形成部分と、前記多孔質形成部分に隣接し前記多孔質形成部分を支持する支持部分と、を有し、
前記支持部分のショアA硬度は、前記多孔質形成部分のショアA硬度よりも大きい、請求項1に記載の隔離シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、隔離シート、組電池、電源装置及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、電力を供給する電源装置が知られている。電源装置は、配列方向に並べられた複数の電池と、配列方向に隣り合う二つの電池の間に配置された隔離シートと、を含む。電池は、充放電可能な二次電池として機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/131837号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
充放電中の電池は発熱する。電池の温度上昇を抑制するため、発熱する電池から熱を放出することが求められる。これに対して、短絡によって異常発熱した電池では、隣接する他の電池の温度上昇を抑制するため、熱の移動を抑制することが求められる。電池の状態に応じて熱の流れを調整し、電池の温度を管理することは容易でない。本開示は、電池の温度管理機能を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施の形態による隔離シートは、
第1面、及び前記第1面とは反対の第2面を有する隔離シートであって、
前記第1面及び前記第2面の少なくともいずれか一方の面を形成する表面層と、
前記表面層に重ねられる耐熱層及び発泡層と、を備え、
前記耐熱層は、耐熱性を有し、
前記発泡層は、過熱状態の前記遮熱シートにおいて多孔質構造を有する多孔質形成部分を含み、
前記表面層は、前記隔離シートの厚さ方向において0.50W/(m・K)以上の熱伝導率を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電池の温度管理機能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、電源装置の分解斜視図である。
図2は、図1の電源装置に含まれる第1電池、第2電池、及び隔離シートを示す断面図である。
図3は、図2の隔離シートに含まれる発泡層の平面図である。
図4は、発泡層の多孔質構造を示す断面図である。
図5は、隔離シートの一変形例を示す断面図である。
図6は、発泡層の一変形例を示す平面図である。
図7は、組電池の一変形例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の一実施の形態は、次の[1]~[17]に関する。
【0009】
[1] 第1面、及び前記第1面とは反対の第2面を有する隔離シートであって、
前記第1面及び前記第2面の少なくともいずれか一方の面を形成する表面層と、
前記表面層に重ねられる耐熱層及び発泡層と、を備え、
前記耐熱層は、耐熱性を有し、
前記発泡層は、過熱状態の前記隔離シートにおいて多孔質構造を有する多孔質形成部分を含み、
前記表面層は、前記隔離シートの厚さ方向において0.50W/(m・K)以上の熱伝導率を有する、隔離シート。
【0010】
[2] 前記耐熱層の熱伝導率は、前記表面層の熱伝導率よりも小さい、[1]の隔離シート。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

大日本印刷株式会社
配送伝票
2日前
大日本印刷株式会社
植物育成装置
16日前
大日本印刷株式会社
植物育成装置
16日前
大日本印刷株式会社
樹脂体のリサイクル方法
2日前
大日本印刷株式会社
遮熱積層体および着色部材
16日前
大日本印刷株式会社
樹脂ペレット及び樹脂ペレットの製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
隔離シート、組電池、電源装置及び移動体
2日前
大日本印刷株式会社
情報処理システム、装着装置及びプログラム
3日前
大日本印刷株式会社
アクセス管理システムおよびアクセス管理方法
2日前
大日本印刷株式会社
制御装置、サーバ、制御方法、及びプログラム
2日前
大日本印刷株式会社
樹脂フィルム、積層体、チューブ容器及び包装袋
2日前
大日本印刷株式会社
電子部品加工用粘着テープおよび電子部品の製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
電子部品加工用粘着テープおよび電子部品の製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
収容体
4日前
大日本印刷株式会社
情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
16日前
大日本印刷株式会社
滞留品管理システム、滞留監視装置および滞留品監視方法
2日前
大日本印刷株式会社
観察補助装置
4日前
大日本印刷株式会社
コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体
16日前
大日本印刷株式会社
コイルユニット、送電装置、受電装置、電力伝送システム及び移動体
16日前
大日本印刷株式会社
細胞構造物及びその製造方法
11日前
大日本印刷株式会社
導電基板およびその製造方法
11日前
大日本印刷株式会社
デュアルインターフェースICカード、カードケースおよびカード貼り付け台紙
2日前
大日本印刷株式会社
ベーパーチャンバおよび電子機器
11日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、バリュー値記録方法、及びプログラム
9日前
大日本印刷株式会社
ロール体の製造方法およびロール体
11日前
大日本印刷株式会社
印画物製造装置、カードセット及びカード
11日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス及び蓄電デバイス用の保護部材
9日前
大日本印刷株式会社
エンコーダ用光学式スケール、エンコーダ用光学式スケール多面付け体および光学式エンコーダ
2日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイスの製造方法、および、蓄電デバイス
2日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイスの製造方法、および、蓄電デバイス
2日前
大日本印刷株式会社
デュアルインターフェースカードおよびその製造方法
4日前
大日本印刷株式会社
リードフレームの製造方法、及び半導体装置の製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
電子レンジ加熱用包装袋及び電子レンジ加熱用包装食品
2日前
大日本印刷株式会社
充電サービス管理装置、コンピュータプログラム、充電サービス管理システム及び充電サービス管理方法
9日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、導電性部材、蓋ユニット、蓄電デバイスの製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋体、固定治具、蓄電デバイスの製造方法、運搬治具
9日前
続きを見る