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公開番号
2025018691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122635
出願日
2023-07-27
発明の名称
空気調和システム、及び、空気調和方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
F24F
11/74 20180101AFI20250130BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】 在室者に対する快適性と省エネ性能に優れた空気調和システムの制御技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の空気調和システムは、室内の在室者の状況に応じて空調装置の制御を行うものであって、在室者の身体的状況と心的状況とから快適体表面温度を推算し、室内の温度が設定温度に到達した後、推算した快適体表面温度と在室者の体表面温度との差分に基づいて、空調装置の制御量を修正するように構成したものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
室内の在室者の状況に応じて空調装置の制御を行う空気調和システムであって、
前記在室者の身体的状況と心的状況とから快適体表面温度を推算し、前記室内の温度が設定温度に到達した後、前記推算した快適体表面温度と前記在室者の体表面温度との差分に基づいて、前記空調装置の制御量を修正することを特徴とする、空気調和システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空気調和システムであって、
前記空調装置は、
前記在室者の身体的状況として、体表面温度及び動作・活動を検知する活動検知装置と、
前記在室者の心的状況として、心的ストレスを検知するストレス検知装置と、
を備えることを特徴とする、空気調和システム。
【請求項3】
請求項2に記載の空気調和システムであって、
前記活動検知装置は、赤外線カメラによる取得画像を解析することによって、前記在室者の移動量や移動速度から活動量を検知すると同時に前記在室者の体表面温度を取得し、
前記ストレス検知装置は、ミリ波センサにより前記在室者の心拍を遠隔で検知することによって、前記在室者のストレス値を取得することを特徴とする、空気調和システム。
【請求項4】
請求項3に記載の空気調和システムであって、
前記活動検知装置は、前記赤外線カメラに代えて通常のカメラとすると共に、前記在室者の体表面温度を測定可能なウェアラブルセンサとによって構成されることを特徴とする、空気調和システム。
【請求項5】
請求項3に記載の空気調和システムであって、
前記活動検知装置は、前記空調装置とは別に前記室内の任意の場所に設置されることを特徴とする、空気調和システム。
【請求項6】
請求項3乃至5のいずれか1項に記載の空気調和システムであって、
前記ストレス検知装置は、前記ミリ波センサに代えて前記在室者が装着することよって、心拍を直接測定可能なウェアラブルセンサによって構成されることを特徴とする、空気調和システム。
【請求項7】
請求項6に記載の空気調和システムであって、
前記在室者の心的ストレスの有無、及び、身体的活動の有無のそれぞれ状況毎に予め定めた値が記憶された快適体表面温度テーブルを有し、
前記快適体表面温度は、前記快適体表面温度テーブルを参照することによって推算されることを特徴とする、空気調和システム。
【請求項8】
請求項7に記載の空気調和システムであって、
前記推算した快適体表面温度と前記在室者の体表面温度との差分に基づいて、前記空調装置の送風量と空調能力との何れかを選択して制御することを特徴とする、空気調和システム。
【請求項9】
請求項8に記載の空気調和システムであって、
前記在室者の体表面温度と快適体表面温度との差分に対する前記空調装置の送風量もしくは空調能力の設定値が予め記憶された設定テーブルを有し、
前記設定テーブルを参照することによって前記空調装置を制御することを特徴とする、空気調和システム。
【請求項10】
室内の在室者の状況に応じて空調装置の制御を行う空気調和方法であって、
前記在室者の身体的状況と心的状況とから快適体表面温度を推算し、前記室内の温度が設定温度に到達した後、前記推算した快適体表面温度と前記在室者の体表面温度との差分に基づいて、前記空調装置の制御量を修正することを特徴とする、空気調和方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調装置を備えた住環境における空気調和システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の空気調和システムは、住宅やオフイス、学校などの在室者の快・不快を判断して快適性を維持するものとして、例えば、特許文献1(特開2020-26894号公報)に記載のものが知られている。
【0003】
特許文献1には、室内の空調を行う空調装置と、室内の在室者の周囲環境に関する周囲環境データと、在室者の快不快に関する感情データとを各在室者毎に取得する取得装置と、室内の在室者に対して刺激を与える刺激付与運転を空調装置に行わせる制御装置とを備えた空気調和システムによって、在室者に刺激を与えつつ快適性を維持できる空気調和システムを提供する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-26894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、人が感じる快・不快の感覚は、身体的感覚だけでなく、その時の心的な状態も影響しうるが、上記従来技術においては、在室者の空間快適性が身体的・心的状態の何れに起因するものであるかの判断無しに空調装置を制御するために、不要に過剰な空調制御を行うことによって空調装置の消費エネルギが高くなったり、逆に十分な快適性を得ることが必ずしも容易でないこと等に課題を有していた。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされるもので、在室者が感知する室内環境の快・不快を、在室者の活動やストレスの検知値に基づいて空調装置を適切に制御し、快適性で省エネ性に優れた空気調和システムの制御技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため、本発明の空気調和システムは、室内の在室者の状況に応じて空調装置の制御を行うものであって、在室者の身体的状況と心的状況とから快適体表面温度を推算し、室内の温度が設定温度に到達した後、推算した快適体表面温度と在室者の体表面温度との差分に基づいて、空調装置の制御量を修正するように構成したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、在室者の活動・身体的状態、及び心的ストレスの状態に基づいて在室者が快適と感じる室内環境になるように空調装置の制御を修正する。このため、在室者の状況に適した快適な室内環境を提供する事ができる。
【0009】
さらに、在室者の状態に適した空調装置の制御を過不足なく行うことができるため、エネルギの不必要な消費が少ない空調システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る空気調和システムの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る空調装置の構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係わるセンサと制御装置の構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る空気調和システムの制御フローの一例を示す図である。
本発明の空気調和システムとユーザの行動(活動状態)との関係を示した一例を示す実施の形態を示す図である。
本発明の空気調和システムとユーザの他の行動(静座状態)との関係を示した一例を示す実施の形態を示す図である。
本発明の第二の実施形態に係る空気調和システムの一例を示す図である。
本発明の第三の実施形態に係る空気調和システムの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る快適体表面温度テーブルの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る設定テーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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