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公開番号
2025018818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122839
出願日
2023-07-27
発明の名称
計算機システム及び検索支援方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06Q
10/0633 20230101AFI20250130BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の業務フローの中からの業務フローの選択を支援する。
【解決手段】計算機システムは、複数の作業の手順を定義した業務フローごとに、業務フローに基づく業務において取得された業務データを保持し、一つの作業を一つのノードとする有向グラフとして前記業務フローを管理し、複数の業務フローを比較し、比較の結果に基づいて、業務フロー間で順序関係が異なる複数の作業を統合する処理と、少なくとも一つの業務フローに含まれない作業と、当該作業の前に実行される作業及び当該作業の後に実行される作業の少なくともいずれかと統合する処理と、の少なくともいずれかを実行することによって統合ノードを生成し、統合されていない少なくとも一つの作業ノード及び少なくとも一つの統合ノードから構成される有向グラフを、業務フローを検索するための統合業務フローとして生成する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを備える計算機システムであって、
複数の作業の手順を定義した業務フローごとに、前記業務フローに基づく業務において取得された業務データを保持し、
一つの前記作業を一つの作業ノードとする有向グラフとして前記業務フローを管理し、
前記複数の業務フローを比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記業務フロー間で順序関係が異なる前記複数の作業を統合する処理と、少なくとも一つの前記業務フローに含まれない前記作業と、当該作業の前に実行される前記作業及び当該作業の後に実行される前記作業の少なくともいずれかと統合する処理と、の少なくともいずれかを実行することによって統合ノードを生成し、
統合されていない少なくとも一つの前記作業ノード及び少なくとも一つの前記統合ノードから構成される有向グラフを、前記複数の業務フローを検索するための統合業務フローとして生成し、ユーザに提示することを特徴とする計算機システム。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の計算機システムであって、
前記統合業務フローが表示され、前記業務フローを検索するための条件を受け付けるインタフェースを提示し、
前記インタフェースは、
前記統合業務フローに含まれる前記作業ノード及び前記統合ノードの中から検索に使用する前記作業ノード及び前記統合ノードを前記ユーザが選択する第1設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用する前記作業ノードを前記ユーザが選択し、選択された前記作業ノードの順番を前記ユーザが指定する第2設定欄と、を含み、
前記計算機システムは、
前記第1設定欄及び前記第2設定欄で選択された前記作業ノードである検索用作業ノードから構成される検索用業務フローを生成し、
前記検索用作業ノードを全て含み、かつ、前記検索用作業ノードの順番が前記検索用業務フローにおける順番と一致する前記業務フローを検索して、前記ユーザに提示し、
前記ユーザによって指定された前記業務フローの前記業務データを出力することを特徴とする計算機システム。
【請求項3】
請求項1に記載の計算機システムであって、
前記統合業務フローが表示され、前記業務フローを検索するための条件を受け付けるインタフェースを提示し、
前記インタフェースは、
前記統合業務フローに含まれる前記作業ノード及び前記統合ノードの中から検索に使用する前記作業ノード及び前記統合ノードを前記ユーザが選択する第1設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用する前記作業ノードを前記ユーザが選択し、選択された前記作業ノードの順番を前記ユーザが指定する第2設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用しない前記作業ノードを選択する第3設定欄と、を含み、
前記計算機システムは、
前記第1設定欄及び前記第2設定欄で選択された前記作業ノードである検索用作業ノードから構成される検索用業務フローを生成し、
前記第3設定欄で選択された前記作業ノードを含まず、前記検索用作業ノードを全て含み、かつ、前記検索用作業ノードの順番が前記検索用業務フローにおける順番と一致する前記業務フローを検索して、前記ユーザに提示し、
前記ユーザによって指定された前記業務フローの前記業務データを出力することを特徴とする計算機システム。
【請求項4】
計算機システムが実行する検索支援方法であって、
前記計算機システムは、
プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有し、
複数の作業の手順を定義した業務フローごとに、前記業務フローに基づく業務において取得された業務データを保持し、
一つの前記作業を一つの作業ノードとする有向グラフとして前記業務フローを管理し、
前記検索支援方法は、
前記計算機システムが、前記複数の業務フローを比較するステップと、
前記計算機システムが、前記比較の結果に基づいて、前記業務フロー間で順序関係が異なる前記複数の作業を統合する処理と、少なくとも一つの前記業務フローに含まれない作業と、当該作業の前に実行される作業及び当該作業の後に実行される作業の少なくともいずれかと統合する処理と、の少なくともいずれかを実行することによって統合ノードを生成するステップと、
前記計算機システムが、統合されていない少なくとも一つの前記作業ノード及び少なくとも一つの前記統合ノードから構成される有向グラフを、前記複数の業務フローを検索するための統合業務フローとして生成し、ユーザに提示するステップと、を含むことを特徴とする検索支援方法。
【請求項5】
請求項4に記載の検索支援方法であって、
前記計算機システムが、前記統合業務フローが表示され、前記業務フローを検索するための条件を受け付けるインタフェースを提示するステップを含み、
前記インタフェースは、
前記統合業務フローに含まれる前記作業ノード及び前記統合ノードの中から検索に使用する前記作業ノード及び前記統合ノードを前記ユーザが選択する第1設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用する前記作業ノードを前記ユーザが選択し、選択された前記作業ノードの順番を前記ユーザが指定する第2設定欄と、を含み、
前記検索支援方法は、
前記計算機システムが、前記第1設定欄及び前記第2設定欄で選択された前記作業ノードである検索用作業ノードから構成される検索用業務フローを生成するステップと、
前記計算機システムが、前記検索用作業ノードを全て含み、かつ、前記検索用作業ノードの順番が前記検索用業務フローにおける順番と一致する前記業務フローを検索して、前記ユーザに提示するステップと、
前記計算機システムが、前記ユーザによって指定された前記業務フローの前記業務データを出力するステップと、を含むことを特徴とする検索支援方法。
【請求項6】
請求項4に記載の検索支援方法であって、
前記計算機システムが、前記統合業務フローが表示され、前記業務フローを検索するための条件を受け付けるインタフェースを提示するステップを含み、
前記インタフェースは、
前記統合業務フローに含まれる前記作業ノード及び前記統合ノードの中から検索に使用する前記作業ノード及び前記統合ノードを前記ユーザが選択する第1設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用する前記作業ノードを前記ユーザが選択し、選択された前記作業ノードの順番を前記ユーザが指定する第2設定欄と、
前記統合ノードに含まれる前記作業ノードの中から検索に使用しない前記作業ノードを選択する第3設定欄と、を含み、
前記検索支援方法は、
前記計算機システムが、前記第1設定欄及び前記第2設定欄で選択された前記作業ノードである検索用作業ノードから構成される検索用業務フローを生成するステップと、
前記計算機システムが、前記第3設定欄で選択された前記作業ノードを含まず、前記検索用作業ノードを全て含み、かつ、前記検索用作業ノードの順番が前記検索用業務フローにおける順番と一致する前記業務フローを検索して、前記ユーザに提示するステップと、
前記計算機システムが、前記ユーザによって指定された前記業務フローの前記業務データを出力するステップと、を含むことを特徴とする検索支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務フローにしたがって行われる業務の分析に用いるデータの検索技術に関する。
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【背景技術】
【0002】
製品又は材料の生産及び事務手続等の業務では、作業の順番を定義した業務フローにしたがって実行されるものがある。業務の効率化等を実現するためには、実施する作業の選定及び作業の実行順番の最適化が重要である。
【0003】
業務フローは、作業をノードとする有向グラフとして表すことができる。有向グラフを生成する技術として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の技術が知られている。
【0004】
特許文献1には、「有向グラフ作成装置は、複数のイベント連鎖を記憶するイベント連鎖記憶部と、該複数のイベント連鎖を統合して作成された有向グラフを記憶する有向グラフ記憶部とを参照して、該有向グラフが含む経路の中で、該複数のイベント連鎖のいずれにも存在しない経路を特定する特定部と、特定された経路において下流側に複数のエッジが接続するノードの中で該経路の端点ノードを除く最下流のノード及び該ノードに接続するエッジの複製を作成する複製部と、複製されたエッジの中で、当該エッジを削除したとしても前記複数のイベント連鎖が含むいずれかの経路が前記有向グラフから除去されないエッジを削除する削除部とを有する。」ことが記載されている。
【0005】
特許文献2には、「情報処理装置1は、記録対象の動作および状態に関する複数の対応履歴30にそれぞれ含まれる複数のイベントそれぞれを、動作および状態に分類する。情報処理装置1は、複数の対応履歴30に含まれる複数のイベント内容に基づく統合処理により、グラフ情報23を生成する。情報処理装置1は、統合処理により統合されたイベントであって状態に分類されたイベントを通る、該生成したグラフ情報23に含まれる経路それぞれが、複数の対応履歴30の部分経路に含まれるか否かを検証することにより、統合処理の妥当性を判定する。」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-194708号公報
特開2019-117442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
様々な業務フローにしたがって業務が実行される環境では、各業務フローの業務の結果を分析することによって有用な情報が得られる。従来は、ユーザが、分析する業務フローを手動で選択する必要があった。しかし、業務フローの数が多い場合、業務フローの選択に要するコストが高くなるという問題がある。
【0008】
本発明は、複数の業務フローの中からの業務フローの選択を支援する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを備える計算機システムであって、複数の作業の手順を定義した業務フローごとに、前記業務フローに基づく業務において取得された業務データを管理し、一つの前記作業を一つのノードとする有向グラフとして前記業務フローを管理し、前記複数の業務フローを比較し、前記比較の結果に基づいて、前記業務フロー間で順序関係が異なる前記複数の作業を統合する処理と、少なくとも一つの前記業務フローに含まれない作業と、当該作業の前に実行される作業及び当該作業の後に実行される作業の少なくともいずれかと統合する処理と、の少なくともいずれかを実行することによって統合ノードを生成し、統合されていない少なくとも一つの前記作業ノード及び少なくとも一つの前記統合ノードから構成される有向グラフを、前記複数の業務フローを検索するための統合業務フローとして生成し、ユーザに提示する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の業務フローを統合した統合業務フローを提示することによって、検索する業務フローに含まれる作業及び作業の順番を容易に指定することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
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