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公開番号2025012142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114737
出願日2023-07-12
発明の名称自動カウンセリングシステム
出願人トヨタ自動車株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06F 16/90 20190101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】利用者の認知的側面を充足して、利用者の共感を得るような応答が可能な自動カウンセリングシステムを得る。
【解決手段】自動カウンセリングシステム100は、複数の質問文、及び複数の質問文の各々との間における因果関係が登録された対話シナリオを格納した対話シナリオ記憶部11を有する記憶装置1と、対話シナリオに登録された質問文を、出力部4を介して利用者に対して出力する質問文生成部21と、利用者から得られた回答を認識する回答文認識部22と、利用者から得た因果関係を満たす回答から検出された感情表現の極性に応じた感情的共感応答を出力する感情的共感応答生成部26と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の質問文、及び前記複数の質問文の各々との間における因果関係が登録された対話シナリオを格納した対話シナリオ記憶部を有する記憶装置と、
前記対話シナリオに登録された質問文を利用者に対して出力する出力部と、
前記利用者から得られた回答を認識する回答文認識部と、
前記利用者から得た前記因果関係を満たす回答から検出された感情表現の極性に応じた感情的共感応答を出力する感情的共感応答生成部と、
を含む自動カウンセリングシステム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記因果関係を満たす質問文に対応した回答のペアが検出された場合に、該回答のペアを変形して、因果関係に基づく認知的共感応答を生成して出力する認知的共感応答生成部をさらに含み、
前記感情的共感応答生成部は、前記認知的共感応答の出力後に、前記感情的共感応答を出力する請求項1に記載の自動カウンセリングシステム。
【請求項3】
前記感情表現と極性の程度とを対応付けた感情表現辞書を検索して、前記回答から検出された感情表現の極性の程度を抽出する感情状態認識部をさらに含み、
前記感情的共感応答生成部は、前記極性の程度に対応する共感表現を記録した感情的共感応答辞書から、前記感情状態認識部が抽出した極性の程度に対応する共感表現を抽出して前記感情的共感応答として出力する請求項2に記載の自動カウンセリングシステム。
【請求項4】
日常語の類義語、及び前記感情表現辞書に記載された文言の定義文が各々格納された言い換え表現記憶部と、
前記認知的共感応答生成部で生成した前記認知的共感応答、及び前記感情的共感応答生成部で生成した前記感情的共感応答の各々に含まれる置き換え可能な表現を、前記言い換え表現記憶部に格納された前記類義語、及び前記定義文の少なくともいずれかで置き換える言い換え表現生成部と、
をさらに含む請求項3に記載の自動カウンセリングシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動カウンセリングシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
利用者の状態を分析し、的確な応答を生成して出力する対話型の自動カウンセリングシステムがある。
【0003】
特許文献1には、利用者が入力した入力文から利用者の感情状態を算出して感情状態履歴を更新すると共に、更新した感情状態履歴に基づき、応答マスタから文字列を複数組読み出して繋げることで感情的側面を満たす共感的応答のための応答文を生成する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-014834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
他者の視点に立ったアドバイスを行うには、利用者の感情の生成原因を把握することを要する。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、利用者の感情の状態と、当該感情の生成原因とを認識する手段を有しないので、利用者の共感を得るような応答が困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、利用者の認知的側面を充足して、利用者の共感を得るような応答が可能な自動カウンセリングシステムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に記載の自動カウンセリングシステムは、複数の質問文、及び前記複数の質問文の各々との間における因果関係が登録された対話シナリオを格納した対話シナリオ記憶部を有する記憶装置と、前記対話シナリオに登録された質問文を利用者に対して出力する出力部と、前記利用者から得られた回答を認識する回答文認識部と、前記利用者から得た前記因果関係を満たす回答から検出された感情表現の極性に応じた感情的共感応答を出力する感情的共感応答生成部と、を含む。
【0008】
請求項1に記載の自動カウンセリングシステムによれば、回答から検出された感情表現の極性に応じた感情的共感応答を生成して出力することにより、利用者の認知的側面を充足して、利用者の共感を得るような応答が可能となる。なお、感情的共感応答の生成は、例えば、機械学習により構築された学習済みモデルを使用することで実現される。
【0009】
請求項2に記載の自動カウンセリングシステムは、前記因果関係を満たす質問文に対応した回答のペアが検出された場合に、該回答のペアを変形して、因果関係に基づく認知的共感応答を生成して出力する認知的共感応答生成部をさらに含み、前記感情的共感応答生成部は、前記認知的共感応答の出力後に、前記感情的共感応答を出力する。
【0010】
請求項2に記載の自動カウンセリングシステムによれば、因果関係を満たす質問文に対応した回答のペアを変形して、利用者の共感が得られるような認知的共感応答を出力できる。なお、認知的共感応答の生成は、例えば、機械学習により構築された学習済みモデルを使用することで実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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