TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025005746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106075
出願日
2023-06-28
発明の名称
乾燥水電解水素ガス製造装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田中央研究所
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25B
9/00 20210101AFI20250109BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】真空ポンプの故障を抑制可能な乾燥水電解水素ガス製造装置を提供する。
【解決手段】水を電解して、水素と水蒸気を含有する湿潤水電解水素ガスを生成する水電解装置と、湿潤水電解水素ガスを吸収液に接触させ、湿度が減少した乾燥水電解水素ガス及び水蒸気を選択的に吸収した湿潤吸収液を得る吸収器と、湿潤吸収液を再生用乾燥ガスに接触させ、水分含有量が減少した予備乾燥吸収液及び湿度が上昇した湿潤再生用ガスを得る第1再生器と、真空ポンプを使用して予備乾燥吸収液を減圧乾燥し、乾燥吸収液を得る第2再生器と、乾燥吸収液を吸収器に送液する送液ポンプと、を有する、乾燥水電解水素ガス製造装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水を電解して、水素と水蒸気を含有する湿潤水電解水素ガスを生成する水電解装置と、
前記湿潤水電解水素ガスを吸収液に接触させ、湿度が減少した乾燥水電解水素ガス及び前記水蒸気を選択的に吸収した湿潤吸収液を得る吸収器と、
前記湿潤吸収液を再生用乾燥ガスに接触させ、水分含有量が減少した予備乾燥吸収液及び湿度が上昇した湿潤再生用ガスを得る第1再生器と、
真空ポンプを使用して前記予備乾燥吸収液を減圧乾燥し、乾燥吸収液を得る第2再生器と、
前記乾燥吸収液を前記吸収器に送液する送液ポンプと、を有する、
乾燥水電解水素ガス製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は乾燥水電解水素ガス製造装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~3には乾燥水電解水素ガス製造装置が開示されている。乾燥水電解水素ガス製造装置は、主に水電解装置、吸収器、及び再生器から構成される。水電解装置は水を電解して、水素と水蒸気を含有する湿潤水電解水素ガスを生成するものである。吸収器は湿潤水電解水素ガスを吸収液に接触させ、乾燥水電解水素ガスと湿潤吸収液を得るものである。再生器は、湿潤吸収液から水分を取り除き、吸収液を再生するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7116397号公報
特開2018-51543号公報
特開2021-7938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
再生器において、真空ポンプを使用して湿潤吸収液を減圧することにより、湿潤吸収液の減圧乾燥を実施することがある。一般的な油回転真空ポンプでは、吸引ガス中に水蒸気のような凝縮性のある気体が含まれていると、圧縮時に液化して油と混ざり、ポンプ内に残ってしまう問題がある。このような液体がポンプ内に残ると、部品腐食や油の潤滑性低下等の要因になり、故障の原因となる。また、減圧時に油に混ざった水分が再度蒸発するので到達圧力も低下し難くなる。再生器では湿潤吸収液に含まれる水分量が多いため、その水分量が真空ポンプが許容できる水蒸気吸入量よりも多くなり、上記の問題が生じやすい。
【0005】
そこで、本開示の主な目的は、上記実情を鑑み、真空ポンプの故障を抑制することができる乾燥水電解水素ガス製造装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様は、水を電解して、水素と水蒸気を含有する湿潤水電解水素ガスを生成する水電解装置と、湿潤水電解水素ガスを吸収液に接触させ、湿度が減少した乾燥水電解水素ガス及び水蒸気を選択的に吸収した湿潤吸収液を得る吸収器と、湿潤吸収液を再生用乾燥ガスに接触させ、水分含有量が減少した予備乾燥吸収液及び湿度が上昇した湿潤再生用ガスを得る第1再生器と、真空ポンプを使用して予備乾燥吸収液を減圧乾燥し、乾燥吸収液を得る第2再生器と、乾燥吸収液を吸収器に送液する送液ポンプと、を有する、乾燥水電解水素ガス製造装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の乾燥水電解水素ガス製造装置では、第1再生器において湿潤吸収液を予備乾燥し、得られた予備乾燥湿潤吸収液を第2再生器において真空ポンプを用いてさらに乾燥させている。このように湿潤吸収液を予備乾燥しているため、第2再生器において真空ポンプに流入する水蒸気吸入量を低減することができる。従って、本開示の乾燥水電解水素ガス製造装置によれば、真空ポンプの故障を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
乾燥水電解水素ガス製造装置1のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[乾燥水電解水素ガス製造装置]
本開示の乾燥水電解水素ガス製造装置は連続的に乾燥水電解水素ガスを製造する装置である。本開示の乾燥水電解水素ガス製造装置について、一実施形態である乾燥水電解水素ガス製造装置1を用いて説明する。
【0010】
図1に乾燥水電解水素ガス製造装置1のブロック図を示した。図1に示した通り、乾燥水電解水素ガス製造装置1は主に、水を電解して、水素と水蒸気を含有する湿潤水電解水素ガス20を生成する水電解装置10と、湿潤水電解水素ガス20を吸収液(乾燥吸収液38)に接触させ、湿度が減少した乾燥水電解水素ガス26及び水蒸気を選択的に吸収した湿潤吸収液37を得る吸収器30と、湿潤吸収液37を再生用乾燥ガス42に接触させ、水分含有量が減少した予備乾燥吸収液39及び湿度が上昇した湿潤再生用ガス48を得る第1再生器341と、真空ポンプ40を使用して予備乾燥吸収液39を減圧乾燥し、乾燥吸収液38を得る第2再生器342と、乾燥吸収液38を吸収器30に送液する送液ポンプ35と、を有する。その他の部材については必要に応じて後述する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
水電解スタック
10日前
日産化学株式会社
ガス拡散電極
今日
株式会社日立製作所
電気化学反応システム
6日前
三菱重工業株式会社
メッキ装置
10日前
東芝エネルギーシステムズ株式会社
電解システム
6日前
株式会社豊田中央研究所
電気化学リアクタおよび人工光合成装置
今日
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解用電極及び次亜塩素酸発生機器
今日
ニチコン株式会社
電解処理装置および金属の電解処理方法
今日
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ
溶融塩電解時の副生気体吸引方法および溶融塩電解槽
10日前
株式会社UACJ
アルミニウム材の製造方法
今日
株式会社日立製作所
水電解システム、及び、水電解システムの運用方法
6日前
東芝エネルギーシステムズ株式会社
高温水蒸気電解セル及びその製造方法
今日
日本高純度化学株式会社
電解金めっき液及び電解金めっき皮膜の製造方法
今日
インフィニューム インターナショナル リミテッド
電気塩素化に使用するための触媒アノード及び方法
7日前
インフィニューム インターナショナル リミテッド
電気塩素化に使用するための触媒アノード及び方法
2日前
京セラ株式会社
水電解アノード用触媒および水電解用アノード
6日前
旭化成株式会社
二酸化炭素の電解方法、一酸化炭素又はエチレンの製造方法、二酸化炭素還元電解槽、二酸化炭素還元電解装置
10日前
学校法人関東学院
最外層がフッ素樹脂である複合めっき皮膜の形成方法及びこの形成方法で形成した最外層がフッ素樹脂である複合めっき皮膜付き基板材
6日前
ジーイー エナジー パワー コンバージョン テクノロジー リミテッド
複数のエレクトロライザーへの電力供給システム及び関連設備と方法
6日前
現代自動車株式会社
電気化学セルの燃料供給制御装置
10日前
Future Technology株式会社
加熱式タバコ用カートリッジ及び部材
7日前
エスディーティー インコーポレイティド
TDCを利用して量子暗号キー分配システムの時間ビンキュービットの状態を決定する方法及びこれを利用する量子暗号キー分配システム
6日前
協同油脂株式会社
鋼材用熱間圧延油組成物
6日前
他の特許を見る