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公開番号2024167731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083997
出願日2023-05-22
発明の名称配送システム及びその配送方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/0836 20230101AFI20241127BHJP(計算;計数)
要約【課題】一定の範囲で受取者を設定しつつ、その受取者のプライバシーを考慮すること。
【解決手段】配送システムは、収容ボックスと、複数の受取者端末と、配送者端末と、サーバと、を備える。配送者端末は、配送物を収容した収容ボックスの識別情報と、配送物の宛先の受取者の識別情報と、をサーバに送信する。サーバは、配送物の宛先の受取者の識別情報に基づいて、宛先の受取者の受取者端末に対して、配送情報を送信する。宛先の受取者の受取者端末は、宛先の受取者と同一の建物内にいて受取者と関連性を有する人に関する関連情報に基づいて設定された別の受取者の情報をサーバに送信する。サーバは、宛先の受取者の受取者端末から送信された別の受取者の情報に基づいて、別の受取者の受取者端末に対して、収容ボックスの識別情報と、収容ボックスの開錠キー情報と、を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配送物を収容可能な少なくとも1つの収容ボックスと、前記配送物の受取者が使用する複数の受取者端末と、前記配送物の配送者が使用する配送者端末と、前記各受取者端末及び前記配送者端末と通信可能なサーバと、を備え、
前記配送者端末は、前記配送物を収容した収容ボックスの識別情報と、前記配送物の宛先の受取者の識別情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記配送者端末からの配送物の宛先の受取者の識別情報に基づいて、該宛先の受取者の受取者端末に対して、前記配送物が前記収容ボックスに配送されたこと又は配送予定であることを通知する配送情報を送信し、
前記宛先の受取者の受取者端末は、該宛先の受取者と同一の建物内にいて該受取者と関連性を有する人に関する関連情報に基づいて設定された別の受取者の情報を前記サーバに送信し、
該サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された前記別の受取者の情報に基づいて、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信する、
配送システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の配送システムであって、
前記宛先の受取者の受取者端末は、
前記関連情報に基づいて、所定の特定情報、又は、グループ情報を、画面上に選択可能に表示し、
前記宛先の受取者による選択に応じて前記別の受取者を設定し、該設定した別の受取者の情報を前記サーバに送信する、配送システム。
【請求項3】
請求項1記載の配送システムであって、
前記サーバは、前記関連情報に基づいて、少なくとも一人の別の受取者の情報を設定し、該設定した別の受取者の情報を、前記配送情報と共に、前記宛先の受取者の受取者端末に対して送信し、
前記宛先の受取者の受取者端末は、前記サーバから送信された別の受取者の情報に基づき選択された少なくとも一人の別の受取者の情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された別の受取者の情報に基づいて、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信する、配送システム。
【請求項4】
請求項3記載の配送システムであって、
前記サーバは、前記関連情報と、前記配送物の内容と、に基づいて、少なくとも一人の別の受取者を設定する、配送システム。
【請求項5】
配送物を収容可能な少なくとも1つの収容ボックスと、前記配送物の受取者が使用する複数の受取者端末と、前記配送物の配送者が使用する配送者端末と、前記各受取者端末及び前記配送者端末と通信可能なサーバと、を備える配送システムの配送方法であって、
前記配送者端末は、前記配送物を収容した収容ボックスの識別情報と、前記配送物の宛先の受取者の識別情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記配送者端末からの配送物の宛先の受取者の識別情報に基づいて、該宛先の受取者の受取者端末に対して、前記配送物が前記収容ボックスに配送されたこと又は配送予定であることを通知する配送情報を送信し、
前記宛先の受取者の受取者端末は、前記宛先の受取者と同一の建物内にいて該受取者と関連性を有する人に関する関連情報に基づいて設定された別の受取者の情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された別の受取者の情報に基づいて、前記別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信する、
配送方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配送物を配送する配送システム及びその配送方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
収容ボックス番号と解錠番号とを紐付けて記憶し、配送物のボックス番号及び解錠番号を受取者端末へ送信するサーバを備えた、宅配ボックス装置を使用した配送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-113037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、宅配ボックスに届いた配送物を、同部署や家族など一定の範囲の者で受け取れるようにしたいが、配送物の受取者のプライバシーを考慮したい。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、一定の範囲で受取者を設定しつつ、その受取者のプライバシーを考慮することができる配送システム及びその配送方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
配送物を収容可能な少なくとも1つの収容ボックスと、前記配送物の受取者が使用する複数の受取者端末と、前記配送物の配送者が使用する配送者端末と、前記各受取者端末及び前記配送者端末と通信可能なサーバと、を備え、
前記配送者端末は、前記配送物を収容した収容ボックスの識別情報と、前記配送物の宛先の受取者の識別情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記配送者端末からの配送物の宛先の受取者の識別情報に基づいて、該宛先の受取者の受取者端末に対して、前記配送物が前記収容ボックスに配送されたこと又は配送予定であることを通知する配送情報を送信し、
前記宛先の受取者の受取者端末は、該宛先の受取者と同一の建物内にいて該受取者と関連性を有する人に関する関連情報に基づいて設定された別の受取者の情報を前記サーバに送信し、
該サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された前記別の受取者の情報に基づいて、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信する、
配送システムである。
この一態様において、前記宛先の受取者の受取者端末は、前記関連情報に基づいて、所定の特定情報、又は、グループ情報を、画面上に選択可能に表示し、前記宛先の受取者による選択に応じて前記別の受取者を設定し、該設定した別の受取者の情報を前記サーバに送信してもよい。
この一態様において、前記サーバは、前記関連情報に基づいて、少なくとも一人の別の受取者の情報を設定し、該設定した別の受取者の情報を、前記配送情報と共に、前記宛先の受取者の受取者端末に対して送信し、前記宛先の受取者の受取者端末は、前記サーバから送信された別の受取者の情報に基づき選択された少なくとも一人の別の受取者の情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された別の受取者の情報に基づいて、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信してもよい。
この一態様において、前記サーバは、前記関連情報と、前記配送物の内容と、に基づいて、少なくとも一人の別の受取者を設定してもよい。
この一態様において、前記宛先の受取者の受取者端末は、前記サーバから送信された別の受取者の情報に基づき選択された複数の別の受取者の情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された複数の別の受取者の情報に基づいて、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの配送物の受取が可能であるかを問い合わせる情報を送信し、前記サーバは、該別の受取者の受取者端末から前記収容ボックスの配送物の受取が可能であるとの回答の情報を受信した場合、該別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信してもよい。
この一態様において、前記サーバには、前記問合せの情報を送信する優先順位が設定されており、前記サーバは、前記優先順位に従って、前記別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの配送物の受取が可能であるかを問い合わせる情報を送信してもよい。
この一態様において、前記優先順位は、前記収容ボックスから前記受取者端末までの距離に基づいて設定されてもよい。また、前記優先順位は、過去の受取り履歴情報に基づいて設定されてもよい。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
配送物を収容可能な少なくとも1つの収容ボックスと、前記配送物の受取者が使用する複数の受取者端末と、前記配送物の配送者が使用する配送者端末と、前記各受取者端末及び前記配送者端末と通信可能なサーバと、を備える配送システムの配送方法であって、
前記配送者端末は、前記配送物を収容した収容ボックスの識別情報と、前記配送物の宛先の受取者の識別情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記配送者端末からの配送物の宛先の受取者の識別情報に基づいて、該宛先の受取者の受取者端末に対して、前記配送物が前記収容ボックスに配送されたこと又は配送予定であることを通知する配送情報を送信し、
前記宛先の受取者の受取者端末は、前記宛先の受取者と同一の建物内にいて該受取者と関連性を有する人に関する関連情報に基づいて設定された別の受取者の情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記宛先の受取者の受取者端末から送信された別の受取者の情報に基づいて、前記別の受取者の受取者端末に対して、前記収容ボックスの識別情報と、該収容ボックスを開錠するための開錠キー情報と、を送信する、
配送方法であってもよい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、一定の範囲で受取者を設定しつつ、その受取者のプライバシーを考慮することができる配送システム及びその配送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る配送システムの概略的なシステム構成を示す概略図である。
本実施形態に係る配送方法のフローの一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る配送方法のフローの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0010】
実施形態1
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。本実施形態に係る配送システムは、例えば、運送業者による配送、あるいは、館内物流による配送で、宅配ボックスなどに届いた配送物を、同部署や家族など一定の範囲の者で受け取れるように設定しつつ、配送物の受取者のプライバシーを考慮することができるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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