TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024167353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2024150103,2019564771
出願日2024-08-30,2019-01-15
発明の名称農業用防虫ネット
出願人株式会社イノベックス,国立大学法人千葉大学,国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類A01M 29/12 20110101AFI20241126BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】アザミウマおよびコナジラミ等の微小害虫を有効に防除し且つ通気性にも優れた、微小害虫用の農業用防虫ネットを提供すること。
【解決手段】本発明は、エトフェンプロックスが練り込まれている農業用防虫ネットであり、微小害虫を有効に防除し且つ通気性にも優れている。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エトフェンプロックスが練り込まれていることを特徴とする、農業用防虫ネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アザミウマおよびコナジラミ等の微小害虫用の農業用防虫ネットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
農業分野において害虫は、加害様式に応じて食害性や吸汁性等いくつかのタイプに分類される。吸汁性害虫は、作物の表面にストローのような吸管を挿したり、口を押し当てて針のような器官で穴をあける等して作物の汁を吸う。そのため作業従事者は、吸汁性害虫の場合、少数しか存在していない段階ではその寄生に気付きにくく、繁殖等によりある程度数が増え、生育不良や着色異常等の外観変化が生じてから寄生に気付くことが多い。作業従事者が吸汁性害虫の寄生に気付いたときには、駆除が困難な状況となっており、また、作物被害も回復できない程度にまで進んでいることがほとんどである。
【0003】
吸汁性害虫のうち特にアザミウマやコナジラミは、体長10mm以下、ほとんどは3mm以下と小型であるため、上記問題が顕著である。加えて、アザミウマやコナジラミは、ウイルス病を媒介することがある。また、薬剤耐性を持つ種もいる。そのため、アザミウマやコナジラミは徹底した防除が強く望まれる。
【0004】
アザミウマやコナジラミを防除する手段として、農薬の散布が普及しているが、近年は、食の安全や環境への配慮から農薬の散布量を減らすことが求められている。そのため、農薬と併用して或いは農薬に替えて農業用防虫ネットが使用される機会が多くなっている。アザミウマやコナジラミに対しては、網目の細かい農業用防虫ネットが使用される。
【0005】
アザミウマやコナジラミを防除するために網目の細かい農業用防虫ネットを使用すると、目の粗い農業用防虫ネットと比較して通気性が妨げられる。夏季の栽培においては通気性を確保し、外部環境との換気を良好とすることが重要である。通気性が悪い場合は被覆内部が高温となり作物の生育阻害を引き起こすだけでなく、作業従事者にも負担が大きく、熱中症にもなりかねない。
【0006】
通気性の問題を解決するため、特許文献1は、赤色で網目が比較的大きな(目合いが0.8mm×0.8mm以上)防虫ネットを提案している。特許文献1の防虫ネットは、赤色が虫に視認されないという知見を利用しているため、網目を大きくしてもアザミウマやコナジラミ等の小型害虫を物理的に防除できると謳っている。しかしながら、実際の現場ではアザミウマやコナジラミは風によって流される、所謂受動的飛来により作物に到達することが多く、この場合、視認の可否関係なく作物に接近してしまう。そのため、特許文献1の防虫ネットは、その効果を十分に発揮できておらず、実際の現場でも効果を存分に発揮できる実用的な農業用防虫ネットの開発が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-95617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、アザミウマおよびコナジラミ等の微小害虫を有効に防除し且つ通気性にも優れた、微小害虫用の農業用防虫ネットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、エトフェンプロックスが練り込まれていることを特徴とする、農業用防虫ネットが提供される。
【0010】
さらに、本発明の農業用防虫ネットにおいては、以下の態様が好ましい。
(1)アザミウマまたはコナジラミ用である。
(2)目合いが0.4mm以上0.8mm以下である。
(3)エトフェンプロックスが練り込まれたモノフィラメントからなる織物である。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

井関農機株式会社
作業車両
4日前
個人
プランターシーブ
3日前
井関農機株式会社
収穫作業機
1日前
個人
ショベルバケット型スコップ
4日前
個人
ペット用排泄物収納袋取付具
2日前
井関農機株式会社
農業支援システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
飛行体
2日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
移植機
7日前
井関農機株式会社
収穫作業機
1日前
群馬県
節足動物および腹足動物の判定システム
8日前
株式会社アクアデザインアマノ
植物育成容器
2日前
花王株式会社
給水体及び植物の栽培方法
1日前
株式会社シマノ
釣用リール
1日前
株式会社クロス・クローバー・ジャパン
保定袋
4日前
株式会社シマノ
釣竿および釣糸係止部材
2日前
株式会社クボタ
農業管理システム
1日前
株式会社クボタ
農業管理システム
1日前
タキゲン製造株式会社
イチゴの果実収穫用切断具
2日前
個人
魚が掛かりやすく根掛かりしにくいひと組の釣り針
今日
株式会社神鋼環境ソリューション
供試魚保持装置
7日前
松山株式会社
畦形成装置及び畦形成システム
7日前
山田電器工業株式会社
シンカー
1日前
日本製紙クレシア株式会社
ペット用吸収性物品
1日前
株式会社アンテック
防鳥装置及び防鳥装置の設置方法
7日前
井関農機株式会社
コンバイン
8日前
大和ハウス工業株式会社
養殖排水の処理システム
7日前
個人
唾液採取用装置を用いた哺乳動物の体調判定方法及び装置
8日前
井関農機株式会社
作業車両
2日前
大和ハウス工業株式会社
アクアポニックスシステム
3日前
大和ハウス工業株式会社
アクアポニックスシステム
1日前
株式会社浅利研究所
イカ釣り糸案内機構、およびイカ釣り機
4日前
株式会社日本CGサービス
植物栽培装置
2日前
国立大学法人山梨大学
ブドウの栽培方法
1日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
作業車両
2日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
8日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
2日前
続きを見る