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公開番号
2024163521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079215
出願日
2023-05-12
発明の名称
弾球遊技機
出願人
株式会社高尾
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20241115BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】時短当りを備えた弾球遊技機における遊技状況に応じて適した表示を実行させる。
【解決手段】c時短2の時短状態では図20(a)のような表示態様であり、遊技の進行により移行した通常遊技状態且つ第1特別図柄の保留記憶がない状態であれば図24(b)のような専用の演出表示がされ、電源復帰時においては通常遊技状態であってもc時短2の時短状態である場合の表示である図24(a)及び図20(a)と同一の通常状態の表示を実行する。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の始動条件が成立又は第2の始動条件が成立することに基づいて当否用情報を取得し、該当否用情報に基づいて当否判定を実行可能な当否判定手段と、
該当否判定手段による当否判定の結果が特典当りであると特典遊技状態に移行する特典遊技移行手段と、
少なくとも前記第1の始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特別当りであると特別遊技状態に移行する特別遊技移行手段と、
を備えた弾球遊技機において、
前記第2の始動条件の成立が容易な第1特別遊技状態又は前記第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれに移行するかを決定する特別遊技状態決定手段と、
前記第1始動条件の成立に基づいて実行する前記当否判定の結果が特定当りであると特定遊技状態に移行する特定遊技移行手段と、
前記第1始動条件の成立による前記当否判定では前記特別当りとなる確率が一番高いものとし、
少なくとも当否判定の結果が前記特別当りであった場合に、通常遊技状態であれば該特別当りによる前記特別遊技状態を有効とし、前記第2特別遊技状態であれば該特別当りによる前記特別遊技状態を無効とする特別当り設定手段と、
前記通常遊技状態の表示態様として、前記特別当りによる前記特別遊技状態が有効であることを報知する第1表示態様と、前記特別当りによる前記特別遊技状態が有効であることを非報知とする第2表示態様とを備え、
遊技の進行に応じて前記通常遊技状態に移行した場合は前記第1表示態様を設定し、電源復帰した際に前記通常遊技状態であった場合は前記第2表示態様を設定する表示態様設定手段と、を備えることを特徴とした弾球遊技機。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
電源復帰時に所定の操作に応じて遊技情報を初期化する初期化手段と、を備え、
前記表示態様設定手段は、前記第1表示態様を特別遊技状態が終了後に移行する前記通常遊技状態で設定し、前記第2表示態様を初期化手段により初期化されたのちの前記通常遊技状態で設定するものとし、
前記第2表示態様は前記第2特別遊技状態である場合と同一又は略同一な表示態様であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機(以下、弾球遊技機ともいう)に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の遊技機では、始動口の入球に基づいて抽選を実行し、大当りになると、大入賞口を繰り返し開閉動作させる大当り遊技作動が実行される。大当り遊技後には、始動口への入球が有利となる時短状態が設定されるものがあり、大当り後に有利な状態を介して連続した大当りを狙うことが可能となる。
近年では大当り遊技を介さずに始動口の入球で時短状態の作動の抽選を実行し、当選すると時短状態が作動する通称c時短と呼ばれるものもある。(例えば、特許文献1)
【0003】
このようにc時短により時短状態の作動を大当りを介さず実行することができるため、従来ではなかなか大当りとならないとマンネリ感がでてしまっていたが、マンネリ感を抑えると共に遊技性の飛躍が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-34342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上記特許文献1に記載の遊技機では、通常遊技状態中に時短状態が作動するというだけで、遊技性の向上としてはまだ改善の余地があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、時短状態の作動の抽選を行う遊技機において遊技の興趣を向上させ得る構成の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本発明の弾球遊技機は、第1の始動条件が成立又は第2の始動条件が成立することに基づいて当否用情報を取得し、該当否用情報に基づいて当否判定を実行可能な当否判定手段と、当否判定手段による当否判定の結果が特典当りであると特典遊技状態に移行する特典遊技移行手段と、少なくとも第1の始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特別当りであると特別遊技状態に移行する特別遊技移行手段と、を備えた弾球遊技機において、第2の始動条件の成立が容易な第1特別遊技状態又は第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれに移行するかを決定する特別遊技状態決定手段と、
第1始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特定当りであると特定遊技状態に移行する特定遊技移行手段と、第1始動条件の成立による当否判定では特別当りとなる確率が一番高いものとし、少なくとも当否判定の結果が特別当りであった場合に、通常遊技状態であれば該特別当りによる特別遊技状態を有効とし、第2特別遊技状態であれば該特別当りによる特別遊技状態を無効とする特別当り設定手段と、通常遊技状態の表示態様として、特別当りによる特別遊技状態が有効であることを報知する第1表示態様と、特別当りによる特別遊技状態が有効であることを非報知とする第2表示態様とを備え、遊技の進行に応じて通常遊技状態に移行した場合は第1表示態様を設定し、電源復帰した際に通常遊技状態であった場合は第2表示態様を設定する表示態様設定手段と、を備える。
【0007】
本発明の弾球遊技機では第1の始動条件が成立することで当否判定が実行され、当否判定の結果として特別当りであると第2始動条件の成立が容易な第1特別遊技状態又は第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれかに移行させる特別遊技移行手段を備える。そして第1の始動条件が成立に基づく当否判定では結果として特別当りとなる確率が一番高いので、特別当りが高確率で実行されることになる。電源復帰時にRAMがクリアされた場合や特典遊技状態又は特別遊技状態が終了した場合などで通常遊技状態に移行すると高確率で第1特別遊技状態又は第2特別遊技状態のいずれかに移行させることが可能になり、第1特別遊技状態に移行すれば第2の始動条件の成立が容易のため有利に遊技をすることが可能となる。
よって通常状遊技状態に移行することで有利な第1特別遊技状態に移行する可能性があるため通常遊技状態に移行する度にどちらの時短に移行するかを楽しむことが可能となる。
【0008】
さらに本発明では遊技の進行に応じて通常遊技状態に移行する際には第1表示態様とし、電源復帰時に通常遊技状態であった際には第2表示態様を設定するので、通常遊技状態の表示をする際にどのような経緯で表示するかに応じて適切な表示態様を実行可能となる。
【0009】
さらに本発明の弾球遊技機において、電源復帰時に所定の操作に応じて遊技情報を初期化する初期化手段と、を備え、表示態様設定手段は、第1表示態様を特別遊技状態が終了後に移行する通常遊技状態で設定し、第2表示態様を初期化手段により初期化されたのちの通常遊技状態で設定するものとし、第2表示態様は第2特別遊技状態である場合と同一又は略同一な表示態様であることとしてもよい。
【0010】
電源復帰時に初期化手段により初期化された場合の通常遊技状態では第2表示態様を実行することで通常状態であることを非報知とすることが可能となる。このため遊技施設の開店時にRAMクリアした遊技機のみを狙うと言った行為を遊技せずに容易に把握することができなくなり、遊技者に有利となる通常遊技状態の遊技機だけを遊技されていまうということを防ぐことが可能となる。また、特別遊技状態が終了後に移行する通常遊技状態すなわち遊技の進行に応じて移行した通常遊技状態では第2表示態様を実行することで有利な通常遊技状態であることを報知するので、遊技状況に合わせて遊技者の期待感を煽ることが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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