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公開番号2024163460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079071
出願日2023-05-12
発明の名称光ネットワークシステム及び冗長化方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04B 10/032 20130101AFI20241115BHJP(電気通信技術)
要約【課題】現用系から冗長系へ切り替えるための管理情報を、確実に送受信できるようにすること。
【解決手段】光ネットワークシステム100では、現用ユーザ側フレキシブルブリッジ110は、現用ユーザ側フレキシブルブリッジ110での処理を行うために必要な第1の管理情報に変更が生じた場合に、少なくとも変更後の内容を示す更新情報を、光ネットワーク104を介して現用データセンタ側フレキシブルブリッジ150に送信する。現用データセンタ側フレキシブルブリッジ150は、その更新情報を、光ネットワーク104を介して冗長ユーザ側フレキシブルブリッジ130に転送する。冗長ユーザ側フレキシブルブリッジ130は、その更新情報を用いて、現用ユーザ側フレキシブルブリッジ110での処理を行うために必要な第2の管理情報を更新する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1の現用中継装置と、冗長化のために前記第1の現用中継装置での処理を引き継ぐ装置である第1の冗長中継装置と、前記第1の現用中継装置及び前記第1の冗長中継装置に光ネットワークで接続されている第2の現用中継装置とを備え、前記第1の現用中継装置及び前記第2の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置に接続された第1のネットワークと、前記第2の現用中継装置に接続された第2のネットワークとの間の通信を、前記光ネットワークを介して中継する光ネットワークシステムであって、
前記第1の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第1の管理情報に変更が生じた場合に、少なくとも変更後の内容を示す更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、
前記第2の現用中継装置は、前記更新情報を受信すると、前記更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第1の冗長中継装置に転送し、
前記第1の冗長中継装置は、前記更新情報を用いて、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第2の管理情報を更新すること
を特徴とする光ネットワークシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の現用中継装置は、前記第1のネットワークから前記第2のネットワークへ送信する第1の主信号に前記更新情報を重畳することで第1の重畳光信号を生成し、前記第1の重畳光信号を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、
前記第2の現用中継装置は、前記第1の重畳光信号から分波することで取得された前記更新情報を、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークへ送信する第2の主信号に重畳することで第2の重畳光信号を生成し、前記第2の重畳光信号を、前記光ネットワークを介して前記第1の冗長中継装置に転送すること
を特徴とする請求項1に記載の光ネットワークシステム。
【請求項3】
前記第1の冗長中継装置は、前記第2の管理情報を更新すると、成功応答を前記第1のネットワークから前記第2のネットワークへ送信する第3の主信号に重畳することで第3の重畳光信号を生成し、前記第3の重畳光信号を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、
前記第2の現用中継装置は、前記第3の重畳光信号から分波することで取得された前記成功応答を、前記第2のネットワークから前記第1のネットワークへ送信する第4の主信号に重畳することで第4の重畳光信号を生成し、前記第4の重畳光信号を、前記光ネットワークを介して前記第1の現用中継装置に転送すること
を特徴とする請求項2に記載の光ネットワークシステム。
【請求項4】
前記第1の冗長中継装置は、前記第1の現用中継装置に障害が生じた場合に、更新された前記第2の管理情報を用いて、前記第1の現用中継装置の代わりに、光信号を中継すること
を特徴とする請求項2又は3に記載の光ネットワークシステム。
【請求項5】
第1の現用中継装置と、冗長化のために前記第1の現用中継装置での処理を引き継ぐ装置である第1の冗長中継装置と、前記第1の現用中継装置及び前記第1の冗長中継装置に光ネットワークで接続されている第2の現用中継装置とを備え、前記第1の現用中継装置及び前記第2の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置に接続された第1のネットワークと、前記第2の現用中継装置に接続された第2のネットワークとの間の通信を、前記光ネットワークを介して中継する光ネットワークシステムが行う冗長化方法であって、
前記第1の現用中継装置が、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第1の管理情報に変更が生じた場合に、少なくとも変更後の内容を示す更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、
前記第2の現用中継装置が、前記更新情報を受信すると、前記更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第1の冗長中継装置に転送し、
前記第1の冗長中継装置が、前記更新情報を用いて、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第2の管理情報を更新すること
を特徴とする冗長化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ネットワークシステム及び冗長化方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
通信装置を備える通信システムには、PON(Passive Optical Network)システムがある。PONシステムは、通信障害が発生した場合でも通信の継続が可能であるように冗長構成を取っている場合がある。例えば、特許文献1に開示されている光スイッチにより現用光通信装置(現用系PONインタフェース)から予備光通信装置(予備系PONインタフェース)に通信信号の通信経路を切り替える機能であるPONプロテクション機能がある。特許文献1には、RAM(Random Access Memory)から通信経路を切り替えるための管理情報を読み出し予備系へと送信することで冗長化を可能とする通信システムが記載されている。
【0003】
特許文献1には、通信障害が発生した場合にハードウェアによるDMA(Direct Memory Access)方式を用いて、通信路を切り替えのための管理情報(言い換えると、引き継ぎデータ)を現用光通信装置から予備光通信装置にデータ転送をした後に、光スイッチにより通信信号の通信経路を切り替える方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-14621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術のように、RAMを使用して管理情報を転送する方法は、現用系光通信装置と、冗長系光通信装置とが独立している場合等のように、RAMから管理情報を読み出すことが困難な場合がある。
【0006】
そこで、本開示の一又は複数の態様は、現用系から冗長系へ切り替えるための管理情報を、確実に送受信できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る光ネットワークシステムは、第1の現用中継装置と、冗長化のために前記第1の現用中継装置での処理を引き継ぐ装置である第1の冗長中継装置と、前記第1の現用中継装置及び前記第1の冗長中継装置に光ネットワークで接続されている第2の現用中継装置とを備え、前記第1の現用中継装置及び前記第2の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置に接続された第1のネットワークと、前記第2の現用中継装置に接続された第2のネットワークとの間の通信を、前記光ネットワークを介して中継する光ネットワークシステムであって、前記第1の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第1の管理情報に変更が生じた場合に、少なくとも変更後の内容を示す更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、前記第2の現用中継装置は、前記更新情報を受信すると、前記更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第1の冗長中継装置に転送し、前記第1の冗長中継装置は、前記更新情報を用いて、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第2の管理情報を更新することを特徴とする。
【0008】
本開示の一態様に係る冗長化方法は、第1の現用中継装置と、冗長化のために前記第1の現用中継装置での処理を引き継ぐ装置である第1の冗長中継装置と、前記第1の現用中継装置及び前記第1の冗長中継装置に光ネットワークで接続されている第2の現用中継装置とを備え、前記第1の現用中継装置及び前記第2の現用中継装置は、前記第1の現用中継装置に接続された第1のネットワークと、前記第2の現用中継装置に接続された第2のネットワークとの間の通信を、前記光ネットワークを介して中継する光ネットワークシステムが行う冗長化方法であって、前記第1の現用中継装置が、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第1の管理情報に変更が生じた場合に、少なくとも変更後の内容を示す更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第2の現用中継装置に送信し、前記第2の現用中継装置が、前記更新情報を受信すると、前記更新情報を、前記光ネットワークを介して前記第1の冗長中継装置に転送し、前記第1の冗長中継装置が、前記更新情報を用いて、前記第1の現用中継装置での処理を行うために必要な管理情報である第2の管理情報を更新することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一又は複数の態様によれば、現用系から冗長系へ切り替えるための管理情報を、確実に送受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る光ネットワークシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1及び2における現用ユーザ側フレキシブルブリッジの構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1における冗長ユーザ側フレキシブルブリッジの構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1及び2における現用データセンタ側フレキシブルブリッジの構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態1において、現用ユーザ側フレキシブルブリッジの管理情報テーブルに格納されている管理情報が更新される際に行われる動作を示すシーケンス図である。
実施形態1において、管理情報が更新された際における現用ユーザ側フレキシブルブリッジでの動作を示すフローチャートである。
実施形態1において、更新要求を示す重畳光信号を受信した現用データセンタ側フレキシブルブリッジでの動作を示すフローチャートである。
実施の形態1において、冗長ユーザ側フレキシブルブリッジのラインポート138が重畳光信号を受信した際の動作を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る光ネットワークシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
冗長データセンタ側フレキシブルブリッジの構成を概略的に示すブロック図である。
実施の形態2において、現用データセンタ側フレキシブルブリッジの管理情報テーブルに格納されている管理情報が更新される際に行われる動作を示すシーケンス図である。
実施形態2において、管理情報が更新された際における現用データセンタ側フレキシブルブリッジでの動作を示すフローチャートである。
実施形態2において、更新要求を示す重畳光信号を受信した現用ユーザ側フレキシブルブリッジでの動作を示すフローチャートである。
実施の形態2において、冗長データセンタ側フレキシブルブリッジのラインポートが重畳光信号を受信した際の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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