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公開番号
2024161924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2021160325
出願日
2021-09-30
発明の名称
物体の回収を行うための医療機器および方法
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
17/22 20060101AFI20241114BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 本発明の目的は、簡単な機構と、簡単な操作で、物体を収容することができる医療機器を提供することにある。
【解決手段】 物体の回収を行うための医療機器であって、筒状体と、該筒状体の外面および内面を折り返すように摺動する摺動体とを含み、筒状体の先端付近で摺動体に物体を接触させて摺動させることにより、物体を引き込んで筒状体内部に回収することができる、前記医療機器。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体の回収を行うための医療機器であって、筒状体と、該筒状体の外面および内面を折り返すように摺動する摺動体とを含み、筒状体の先端付近で摺動体に物体を接触させて摺動させることにより、物体を引き込んで筒状体内部に回収することができる、前記医療機器。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
摺動体の内側端部に接続された長尺体をさらに含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項3】
筒状体または長尺体の内側に挿通された内視鏡をさらに含む、請求項1または2に記載の医療機器。
【請求項4】
筒状体または長尺体の内側に挿通された拡張体をさらに含み、拡張体は、カテーテルとカテーテルに固定された伸縮可能な拡張部とを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の医療機器。
【請求項5】
物体の回収方法であって、
請求項1~4のいずれか一項に記載の医療機器を提供するステップ、
摺動体に物体を接触させるステップ、
摺動体を摺動させるステップ、
物体を筒状体内部に回収するステップ
を含む、前記方法。
【請求項6】
医療機器が、拡張体をさらに含み、
接触させるステップが、
拡張部を拡張させるステップ、
カテーテルを引くステップ、および
拡張部で物体を誘導するステップを含む
請求項5に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の回収を行うための医療機器および方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
心臓や大動脈壁などに形成された血栓が遊離して末梢の下肢動脈が閉塞すると、急性下肢虚血(ALI:Acute limb ischemia)が生じる。急性下肢虚血の治療方法として、経カテーテル的直接血栓溶解療法(CDT:Catheter-directed thrombolysis)、経皮的機械的血栓除去術(PMT:Percutaneous mechanical thrombectomy)、経皮的吸引血栓除去術(PAT:Percutaneous aspiration thrombectomy)などが知られている。
【0003】
しかしながら、血栓の寸法が大きい場合や、血栓が硬い場合には、皮膚から血管を穿刺して行う経皮的な方法では、血栓を除去することが困難である。したがって、血栓の寸法が大きい場合や、血栓が硬い場合には、バルーンを有するカテーテルによる血栓除去術が有効である。
【0004】
この方法では、外科的に皮膚を切開し、大腿動脈を露出させる。次に、大腿動脈を切開して血管内にカテーテルを挿入し、収縮したバルーンを伸ばして血栓による閉塞部(または狭窄部)を通過させた後にバルーンを拡張させる。この後、バルーンを近位側に引っ張ることで、血栓を血管の切開部まで移動させ、切開部から体外に除去する。しかし、この方法は、外科的な技術を要するため、医師の技術的習熟度に依存する。このため、患者への身体的負担が大きく、治療後の感染のリスクが高い。
【0005】
そのため、例えば特許文献1には、皮膚を切開せずに、バルーンを有する血栓除去デバイスを血管に挿入して、血栓を除去する方法が記載されている。この方法は、血栓除去デバイスのバルーンによって血栓を引っ張り、血管内で拡張させた漏斗状の管体に収容する。この後、近位側から血栓を吸引し、漏斗状の管体内の血栓を体外へ排出できる。
【0006】
特許文献2には、2つのシャフト部と、2つのシャフト部の遠位部から遠位側へ延在する切削部とを有し、前記切削部は、前記シャフト部に対して傾斜する切削刃を有する線状部を備えた医療デバイスが記載されている。このデバイスは、切削刃を備える線状部が、シャフト部に対して傾斜しているため、生体管腔内で物体が引き込まれる捕獲デバイスの中で移動することで、物体を効果的に破砕できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許公開第2011/0213393号明細書
特開2018-143577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載のデバイスでは、漏斗状の管体内の血栓を、吸引力のみで細いシースを介して体外へ除去することは困難である。また、特許文献2に記載のデバイスでは、構造が複雑で、血栓の破砕を必要とするため、血管を傷める恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、簡単な機構と、簡単な操作で、生体内の物体を効率的に回収できる医療機器および方法を提供することを目的とする。
【0010】
すなわち本発明は、以下に関する。
[1]物体の回収を行うための医療機器であって、筒状体と、該筒状体の外面および内面を折り返すように摺動する摺動体とを含み、筒状体の先端付近で摺動体に物体を接触させて摺動させることにより、物体を引き込んで筒状体内部に回収することができる、前記医療機器。
[2]摺動体の内側端部に接続された長尺体をさらに含む、[1]に記載の医療機器。
[3]筒状体または長尺体の内側に挿通された内視鏡をさらに含む、[1]または[2]に記載の医療機器。
(【0011】以降は省略されています)
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