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公開番号2024161821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076884
出願日2023-05-08
発明の名称作業機械の管理システム及び作業機械の管理方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241113BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】大容量バッテリを有する作業機械を利用することにより温室効果ガスがどの程度排出されているか否かを把握すること。
【解決手段】作業機械の管理システムは、プロセッサを備える。プロセッサは、作業機械のバッテリの充電に使用される電力の使用量を算出し、使用量を記憶装置に記憶させる。電力は、単位量の電力を生成するために第1量の二酸化炭素を排出する第1電力と、単位量の電力を生成するために第1量よりも少ない第2量の二酸化炭素を排出する第2電力との一方又は両方を含む。使用量は、バッテリの充電に使用された第1電力の使用量を示す第1使用量と、バッテリの充電に使用された第2電力の使用量を示す第2使用量と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
作業機械のバッテリの充電に使用される電力の使用量を算出し、
前記使用量を記憶装置に記憶させ、
前記電力は、単位量の電力を生成するために第1量の二酸化炭素を排出する第1電力と、前記単位量の電力を生成するために前記第1量よりも少ない第2量の二酸化炭素を排出する第2電力との一方又は両方を含み、
前記使用量は、前記バッテリの充電に使用された前記第1電力の使用量を示す第1使用量と、前記バッテリの充電に使用された前記第2電力の使用量を示す第2使用量と、を含む、
作業機械の管理システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1電力は、枯渇性エネルギーを利用して発電され、
前記第2電力は、再生可能エネルギーを利用して発電される、
請求項1に記載の作業機械の管理システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記枯渇性エネルギーを利用して発電された発電量の実績値を時区間ごとに表す第1発電実績データと、前記再生可能エネルギーを利用して発電された発電量の実績値を時区間ごとに表す第2発電実績データと、を含む発電実績データを取得し、
前記発電実績データに基づいて、前記第1使用量及び前記第2使用量を算出する、
請求項2に記載の作業機械の管理システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
指定された二酸化炭素排出量の算出方法と、前記第1使用量及び前記第2使用量とに基づいて、前記バッテリの充電による二酸化炭素の排出量を算出し、
前記二酸化炭素の排出量を前記記憶装置に記憶させる、
請求項3に記載の作業機械の管理システム。
【請求項5】
作業機械のバッテリの充電に使用される電力の使用量を算出することと、
前記使用量を記録することと、を含み、
前記電力は、単位量の電力を生成するために第1量の二酸化炭素を排出する第1電力と、前記単位量の電力を生成するために前記第1量よりも少ない第2量の二酸化炭素を排出する第2電力との一方又は両方を含み、
前記使用量は、前記バッテリの充電に使用された前記第1電力の使用量を示す第1使用量と、前記バッテリの充電に使用された前記第2電力の使用量を示す第2使用量と、を含む、
作業機械の管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の管理システム及び作業機械の管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のバッテリを充電する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-510390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
地球温暖化防止の観点から温室効果ガスの排出を抑制することが要望される。地球温暖化防止のために、作業機械に係る技術分野において、大容量バッテリを有する作業機械が発案されている。作業機械が使用する電力が化石燃料エネルギーを利用して発電される場合、大容量バッテリを有する作業機械を利用しても結果的に温室効果ガスを排出することにつながる可能性がある。大容量バッテリを有する作業機械を利用することにより温室効果ガスがどの程度排出されているか否かを把握する必要がある。
【0005】
本開示は、大容量バッテリを有する作業機械を利用することにより温室効果ガスがどの程度排出されているか否かを把握することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、作業機械の管理システムが提供される。作業機械の管理システムは、プロセッサを備える。プロセッサは、作業機械のバッテリの充電に使用される電力の使用量を算出し、使用量を記憶装置に記憶させる。バッテリの充電に使用される電力は、単位量の電力を生成するために第1量の二酸化炭素を排出する第1電力と、単位量の電力を生成するために第1量よりも少ない第2量の二酸化炭素を排出する第2電力との一方又は両方を含む。電力の使用量は、バッテリの充電に使用された第1電力の使用量を示す第1使用量と、バッテリの充電に使用された第2電力の使用量を示す第2使用量と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、大容量バッテリを有する作業機械を利用することにより温室効果ガスがどの程度排出されているか否かが把握される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る作業機械の管理システムを示す図である。
図2は、実施形態に係るショベルを示す図である。
図3は、実施形態に係るショベルの制御システムを示す図である。
図4は、実施形態に係る発電所と充電ステーションとの関係を示す図である。
図5は、実施形態に係る発電実績データの一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る車載コントローラを示すブロック図である。
図7は、実施形態に係るバッテリの充電による二酸化炭素の排出量を算出する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[管理システムの概要]
図1は、実施形態に係る作業機械2の管理システム1を示す図である。管理システム1は、作業現場3で稼動する作業機械2を管理する。実施形態において、作業機械2は、バッテリパック及び電動モータを動力源とする電動式の作業機械である。作業現場3に複数の作業機械2が存在する。図1に示す例において、作業現場3に存在する作業機械2は、ショベル2Aと、ブルドーザ2Bと、ダンプトラック2Cとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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