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公開番号
2024143913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056859
出願日
2023-03-31
発明の名称
油圧装置および作業車
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F04B
1/32 20200101AFI20241004BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】油圧装置の小型化を図ることを目的とする。
【解決手段】伝動軸18と、伝動軸18と交差して設けられる斜板と、伝動軸18と平行な方向に往復運動することにより作動油を伝達するプランジャと、斜板が伝動軸18と交差する角度を制御する制御ユニット30とを備え、制御ユニット30は、平面視で、伝動軸18の軸芯18Pと直交する垂線VLに対して傾斜する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
伝動軸と、
前記伝動軸と交差して設けられる斜板と、
前記伝動軸と平行な方向に往復運動することにより作動油を伝達するプランジャと、
前記斜板が前記伝動軸と交差する角度を制御する制御ユニットとを備え、
前記制御ユニットは、平面視で、前記伝動軸の軸芯と直交する垂線に対して傾斜する油圧装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記制御ユニットは、
前記斜板の角度を調整するスプールと、
前記スプールを挟んで設けられ、前記スプールを制御する一対の制御弁とを有し、
前記スプールおよび一対の前記制御弁が直線状に並び、平面視で、前記スプールおよび一対の前記制御弁が並ぶ方向の直線が前記垂線に対して傾斜する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、平面視で、前記軸芯に対して傾斜する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項4】
前記制御ユニットの中点が、平面視で、前記軸芯と重複する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項5】
前記制御ユニットは、平面視で屈曲する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項6】
前記斜板および前記プランジャを収容するケースを備え、
前記制御ユニットは、平面視で、前記ケースと重複する範囲内に設けられる請求項1に記載の油圧装置。
【請求項7】
被駆動部を駆動し、前記斜板の角度が変更されることにより駆動力が変更される油圧モータとして機能する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項8】
被駆動部を駆動する可変容量型の油圧モータを動作させる油圧ポンプとして機能し、
前記斜板の角度が変更されることにより前記油圧モータの動作を制御する請求項1に記載の油圧装置。
【請求項9】
2つの前記油圧ポンプが連結される構造である請求項8に記載の油圧装置。
【請求項10】
2つの前記油圧ポンプに設けられるそれぞれの前記制御ユニットが前記垂線に対して傾斜する角度は同じである請求項9に記載の油圧装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
斜板の角度を変更することにより出力を変更する油圧装置、および、油圧装置を備える作業車に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、油圧装置の一例である油圧ポンプ(斜板式油圧ポンプ)は、伝動軸(回転軸)から入力される動力を伝達して出力する。油圧ポンプは、制御ユニット(レギュレータ)により斜板の角度を変更して出力(吐出容量)を変化させる。
【0003】
制御ユニットは、油圧ポンプのケース(ケーシング)に設けられる。一般的に、制御ユニットは、伝動軸の軸芯と直交する方向に伸びる態様で配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-36713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、制御ユニットが伝動軸の軸芯と直交する方向に設けられると、この方向において、制御ユニットが油圧ポンプからはみ出し、油圧ポンプの小型化を阻害する場合がある。また、油圧ポンプが小型化できないと、油圧ポンプを搭載する作業車等の機器における、油圧ポンプおよびその周辺の装置や配管・配線の配置自由度が抑制される。
【0006】
本発明は、油圧装置の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る油圧装置は、伝動軸と、前記伝動軸と交差して設けられる斜板と、前記伝動軸と平行な方向に往復運動することにより作動油を伝達するプランジャと、前記斜板が前記伝動軸と交差する角度を制御する制御ユニットとを備え、前記制御ユニットは、平面視で、前記伝動軸の軸芯と直交する垂線に対して傾斜する。
【0008】
上記構成によると、制御ユニットは油圧装置の本体部の幅方向に対して傾斜して設けられるため、油圧装置における制御ユニットが配置される部分の幅方向の長さが短くなる。そのため、油圧装置全体の幅方向の長さが長くなることが抑制され、油圧装置の小型化を図ることができる。
【0009】
また、前記制御ユニットは、前記斜板の角度を調整するスプールと、前記スプールを挟んで設けられ、前記スプールを制御する一対の制御弁とを有し、前記スプールおよび一対の前記制御弁が直線状に並び、平面視で、前記スプールおよび一対の前記制御弁が並ぶ方向の直線が前記垂線に対して傾斜してもよい。
【0010】
制御ユニットは、一般的に、一対の制御弁とスプールとで構成され、これらは直線状に配置される。そのため、制御ユニットは、一対の制御弁とスプールとが並ぶ方向に長くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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