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公開番号2024141874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053730
出願日2023-03-29
発明の名称健全性評価装置、健全性評価システム、健全性評価方法及び健全性評価プログラム
出願人日本電気株式会社,東日本高速道路株式会社,株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北
代理人個人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】構造物の新設状態又は正常状態での健全性の評価結果を予め取得していなくても、構造物の健全性を評価可能な健全性評価装置を実現する。
【解決手段】本開示の一形態の健全性評価装置(3)は、掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサ(4)が検出した振動情報を取得する振動情報取得部(11)と、振動情報に基づいて振動モードを抽出する抽出部(12)と、振動モードに含まれる曲げモードに応じて構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、曲げモードを示す情報と、に基づいて構造物の健全性を評価する評価部(13)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得する振動情報取得部と、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出する抽出部と、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する評価部と、
を備える、健全性評価装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記序列化情報は、前記曲げモードが高次になるのに従って前記健全性を高く評価するように設定されている、請求項1に記載の健全性評価装置。
【請求項3】
前記序列化情報は、前記構造物の各径間での曲げモードの最大次数に応じて、前記健全性を序列化するための点数が設定されている、請求項1又は2に記載の健全性評価装置。
【請求項4】
前記評価部は、前記構造物の各径間の点数の加算結果に基づいて、前記健全性を評価する、請求項3に記載の健全性評価装置。
【請求項5】
前記序列化情報は、前記構造物の各径間での曲げモードの最大次数に応じて、前記健全性を序列化するための分岐フローが設定されている、請求項1又は2に記載の健全性評価装置。
【請求項6】
前記序列化情報は、前記振動情報に前記構造物に応じた周波数で発現し、前記曲げモードに分類されない振動モードが含まれている場合、前記振動情報に前記構造物に応じた周波数で発現し、前記曲げモードに分類されない振動モードが含まれていない場合に比べて、前記健全性を低く評価するように設定されている、請求項1又は2に記載の健全性評価装置。
【請求項7】
複数の構造物の健全性の評価を示す情報に基づいて、前記複数の構造物の健全性を序列化する序列部を備える、請求項1又は2に記載の健全性評価装置。
【請求項8】
掛け渡された構造物に設けられる複数の振動検出センサと、
請求項1又は2に記載の健全性評価装置と、
を備える、健全性評価システム。
【請求項9】
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得し、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出し、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する、健全性評価方法。
【請求項10】
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得する処理と、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出する処理と、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する処理と、
をコンピュータに実行させる、健全性評価プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、健全性評価装置、健全性評価システム、健全性評価方法及び健全性評価プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁などの構造物の老朽化に伴い、構造物の健全性評価の重要性が高まっている。例えば、特許文献1では、鉄道構造物の新設状態における正常固有振動モードに対して、鉄道構造物を走行する鉄道車両に設けられた加速度データに基づいて算出された卓越振動数のうち、外乱の影響による卓越振動数以外の卓越振動数が同定された固有振動モードが変化している場合、鉄道構造物が変状していると判定している。
【0003】
また、特許文献2では、構造物の加速度情報に基づく特徴量として、3軸分の傾き情報及び3軸分の固有振動数情報の少なくとも一方の情報を抽出し、抽出した特徴量に関して、正常状態において算出した確率密度分布と、劣化診断時において算出した確率密度分布との間に所定量以上の有意差を有する分布が存在する場合、構造物の取付状態に異常が発生していると判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-208043号公報
特開2014-228471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2の技術は、構造物の新設状態における正常固有振動モードや正常状態において算出した確率密度分布を予め取得する必要があり、構造物の新設状態又は正常状態での健全性の評価結果を予め取得できていない構造物の健全性を評価することはできない。
【0006】
本明細書に開示される実施の形態が達成しようとする目的の1つは、当該課題の解決に寄与する健全性評価装置、健全性評価システム、健全性評価方法及び健全性評価プログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施の形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態に係る健全性評価装置は、
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得する振動情報取得部と、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出する抽出部と、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する評価部と、
を備える。
【0008】
本開示の一形態に係る健全性評価システムは、
掛け渡された構造物に設けられる複数の振動検出センサと、
上述の健全性評価装置と、
を備える。
【0009】
本開示の一形態に係る健全性評価方法は、
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得し、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出し、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する。
【0010】
本開示の一形態に係る健全性評価プログラムは、
掛け渡された構造物に設けられた複数の振動検出センサが検出した振動情報を取得する処理と、
前記振動情報に基づいて振動モードを抽出する処理と、
前記振動モードに含まれる曲げモードに応じて前記構造物の健全性の評価を序列化するための序列化情報と、前記曲げモードを示す情報と、に基づいて前記構造物の健全性を評価する処理と、
をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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