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公開番号2024141305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052878
出願日2023-03-29
発明の名称メーターボックス
出願人前澤化成工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03B 7/07 20060101AFI20241003BHJP(上水;下水)
要約【課題】保管や運搬にかかるコストを効果的に低減することができるメーターボックスを提供すること。
【解決手段】量水器ボックス1は、蓋体4と、側壁(例えば、長側壁31、短側壁32)を構成する側枠体3と、底体2と、から構成され、蓋体4及び底体2の対向面に凹部2f,4iが形成されており、底体2と蓋体4との間に側枠体3が配置される使用状態と、凹部2f,4iを利用して蓋体4と底体2との間に側枠体3を収容する保管・運搬状態とに変化可能であることで、保管や運搬にかかるコストを効果的に低減することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
蓋体と、側壁を構成する側枠体と、底体と、から構成されるメーターボックスであって、
前記蓋体及び前記底体の対向面のうち少なくともいずれか一方に凹部が形成されており、
前記凹部を利用して前記蓋体と前記底体との間に前記側枠体を収容可能とした
ことを特徴とするメーターボックス。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記側枠体は、前記凹部内に収容可能なサイズに分割または変形可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のメーターボックス。
【請求項3】
前記側枠体は、互いに離間対向する一対の短側壁と一対の長側壁とから四角枠状に構成され、前記一対の長側壁の長手寸法が前記凹部の長辺よりも短寸となるように分割可能である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のメーターボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、量水器等を収納するメーターボックスに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、量水器等のメーターを収容可能なメーターボックスとして、例えば、蓋板及び該蓋板を開閉可能に支持する蓋受枠からなる蓋体と、上下面が開口した筒状をなす側枠体と、底体と、から箱状に構成されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-118059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のメーターボックスは、内部空間を有する箱状に構成されていることで、倉庫にて保管したり運搬したりする際にメーターボックスを積み重ねる場合、内部空間を有効に利用できないと広い保管・運搬スペースが必要となる。また、設置現場の状況に応じてメーターボックスの上下寸法が長寸になると容積が増大し、限られた保管・運搬スペースに多くのメーターボックスを載置することが困難となるため、保管や運搬にかかるコストが嵩んでしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、保管や運搬にかかるコストを効果的に低減することができるメーターボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明のメーターボックスは、
蓋体と、側壁を構成する側枠体と、底体と、から構成されるメーターボックスであって、
前記蓋体及び前記底体の対向面のうち少なくともいずれか一方に凹部が形成されており、
前記凹部を利用して前記蓋体と前記底体との間に前記側枠体を収容可能とした
ことを特徴としている。
この特徴によれば、凹部を利用して蓋体と底体との間に側枠体を収容することで、上下寸法を短寸化することができ、これにより限られた保管・運搬スペースにより多くのメーターボックスを載置することができるため、保管や運搬にかかるコストを効果的に低減することができる。また、蓋体、側枠体及び底体をユニット化した状態で保管・運搬することができるので、設置現場での組立て作業が容易になる。
【0007】
本発明のメーターボックスは、
前記側枠体は、前記凹部内に収容可能なサイズに分割または変形可能である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、側枠体が凹部よりはみ出すことなく凹部内に収容することができる。
【0008】
本発明のメーターボックスは、
前記側枠体は、互いに離間対向する一対の短側壁と一対の長側壁とから四角枠状に構成され、前記一対の長側壁の長手寸法が前記凹部の長辺よりも短寸となるように分割可能である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、長側壁を短寸化するだけで長側壁及び短側壁を凹部内に収容可能となるため、側枠体の強度低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例1としての量水器ボックスの使用状態を示す斜視図である。
(a)は図1のA-A断面図、(b)は図1のB-B断面図である。
量水器ボックスを示す分解斜視図である。
(a)は側枠体を示す平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
図4(c)のC-C断面図である。
(a)は側枠体を分割した状態を示す斜視図、(b)~(d)は側枠体の要部拡大図である。
(a)は分割体を第1形態から第2形態にする状態を示す平面図、(b)は分割体を積み重ねた状態を示す図である。
2個の分割体をユニット化した状態を示す図、(b),(c)は(a)の要部拡大図である。
(a),(b)は側枠体を底体と蓋体との間に収容する様子を示す斜視図である。
図1の量水器ボックスの保管・運搬状態を示す斜視図である。
(a),(b)は図10の量水器ボックスの内部を示す縦断面図である。
本発明の実施例2としての量水器ボックスの使用状態を示す斜視図である。
(a)は図12のD-D断面図、(b)は図12のE-E断面図である。
図12の量水器ボックスの保管・運搬状態を示す斜視図である。
(a),(b)は図14の量水器ボックスの内部を示す縦断面図である。
(a)は従来の量水器ボックスの載置例、(b)は本発明の量水器ボックスの載置例を示す図である。
(a)は従来の側枠体の載置例、(b),(c)は本発明の側枠体の載置例を示す図である。
本発明の変形例1としての量水器ボックスの保管・運搬状態を示す縦断面図である。
(a)は本発明の変形例2としての量水器ボックスにおける側枠体の収容例を示す平面図、(b)は(a)の縦断面図である。
(a)~(e)は本発明の変形例3としての量水器ボックスを説明するための図である。
(a)~(e)は本発明の変形例4としての量水器ボックスを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[形態1]
形態1のメーターボックスは、
蓋体と、側壁を構成する側枠体と、底体と、から構成されるメーターボックスであって、
前記蓋体及び前記底体の対向面のうち少なくともいずれか一方に凹部が形成されており、
前記凹部を利用して前記蓋体と前記底体との間に前記側枠体を収容可能とした
ことを特徴としている。
この特徴によれば、凹部を利用して蓋体と底体との間に側枠体を収容することにより、メーターボックスの内部空間を有効に利用しつつ小型化することができるため、保管や運搬にかかるコストを効果的に低減することができる。また、蓋体、側枠体及び底体をユニット化した状態で保管・運搬することができるので、設置現場での組立て作業が容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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