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公開番号
2024140736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023052045
出願日
2023-03-28
発明の名称
カバー付きコネクタおよびワイヤハーネス
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/56 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタハウジングとカバーとの間のがたつきを抑制できるカバー付きコネクタを提供する。
【解決手段】カバー付きコネクタ30は、端子31が第1方向X1に沿って内部に収容される筒状の本体部41を有するコネクタハウジング40と、本体部41の外周に取り付けられた弾性部材100と、コネクタハウジング40の第1反対方向X2の端部に組み付けられたカバー70とを備える。弾性部材100の第1方向X1の端面は、本体部41に嵌合される相手コネクタ200の相手ハウジング202と接触可能に設けられている。コネクタハウジング40は、第1方向X1に沿って延びるとともに、弾性部材100の第1反対方向X2の端面を露出するガイドレール部60を有する。カバー70は、第1方向X1に沿ってガイドレール部60に挿入されるとともに、弾性部材100の第1反対方向X2の端面に接触可能に形成されたガイド突起80を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電線の端部に接続される端子と、
前記端子が第1方向に沿って内部に収容される筒状の本体部を有するコネクタハウジングと、
前記本体部の外周に取り付けられた弾性部材と、
前記コネクタハウジングの前記第1方向の反対方向である第1反対方向の端部に組み付けられたカバーと、を備え、
前記弾性部材は、前記第1方向に向く第1端面と、前記第1反対方向に向く第2端面とを有し、
前記第1端面は、前記本体部に嵌合される相手コネクタの相手ハウジングと接触可能に設けられており、
前記コネクタハウジングは、前記第1反対方向の端部から前記第1方向に沿って延びるとともに、前記弾性部材の前記第2端面を露出するガイドレール部を有し、
前記カバーは、前記コネクタハウジングの前記第1反対方向の端部から引き出される前記電線を収容可能に形成された収容筒部と、前記第1方向に沿って前記ガイドレール部に挿入されるとともに、前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に形成されたガイド突起とを有する、カバー付きコネクタ。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記ガイド突起は、前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に設けられた先端面と、前記先端面よりも前記第1方向に突出する突出部とを有し、
前記突出部は、前記本体部の外周面との間に前記弾性部材を挟む態様で、前記弾性部材のうち前記本体部の径方向外方に向く第3端面を被覆するように設けられている、請求項1に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項3】
前記突出部は、前記弾性部材の前記第1端面よりも前記第1方向に向かって突出するとともに、前記本体部の外周面との間に前記相手ハウジングを挟む態様で前記相手ハウジングの外周面を被覆可能に設けられている、請求項2に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項4】
前記コネクタハウジングは、前記本体部と一体に形成された2つの第1側壁を有し、
前記2つの第1側壁は、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向しており、
前記2つの第1側壁の各々は、前記本体部の外周面よりも前記第1方向および前記第2方向の双方に直交する第3方向に向かって突出しており、
前記ガイドレール部は、前記第1方向に沿って延びるとともに前記第1側壁に設けられた第1溝を有し、
前記ガイド突起は、前記第1方向に沿って前記第1溝に挿入される第1挿入部を有し、
前記第1挿入部は、前記第3方向において、前記第1溝の前記第3方向の内面と、前記第1溝の前記第3方向の反対方向である第3反対方向の内面とによって挟み込まれている、請求項1に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項5】
前記ガイドレール部は、前記第1溝の前記第3方向の内面から前記第3方向に向かって突出するとともに前記第1挿入部に接触可能に設けられた第1リブと、前記第1溝の前記第3反対方向の内面から前記第3反対方向に向かって突出するとともに前記第1挿入部に接触可能に設けられた第2リブと、を有する、請求項4に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項6】
前記ガイドレール部は、前記第1溝と連通するとともに、前記弾性部材の前記第2端面の一部を露出するように形成された第2溝を有し、
前記ガイド突起は、前記第1方向に沿って前記第2溝に挿入されるとともに、前記第1挿入部と一体に形成された第2挿入部を有し、
前記第2挿入部は、前記第2溝から露出する前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に設けられた先端面を有する、請求項4に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項7】
前記ガイド突起は、前記収容筒部と連続して一体に形成されるとともに前記第1方向に延びる第1突起と、前記第1挿入部および前記第2挿入部を有するとともに前記第1方向に延びる第2突起と、前記第1突起の前記第1反対方向の端部と前記第2突起の前記第1反対方向の端部とを繋ぐ連結部とを有し、
前記第1突起および前記第2突起は、前記第2方向および前記第2方向の反対方向である第2反対方向の両側から前記第1側壁を挟み込むように設けられている、請求項6に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項8】
前記ガイド突起は、前記第1突起のうち前記第2突起と対向する内面から前記第2突起に向かって突出するとともに前記第1側壁の外面に接触可能に設けられた第3リブを有する、請求項7に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項9】
前記弾性部材は、前記本体部の外周を周方向全周にわたって包囲する筒状に形成されており、
前記ガイドレール部は、前記本体部よりも前記第3方向に設けられており、
前記コネクタハウジングは、前記本体部よりも前記第3反対方向に設けられるとともに、前記弾性部材の前記第2端面の一部を露出するように形成された挿入孔を有し、
前記カバーは、前記収容筒部よりも前記第1方向に向かって突出するとともに、前記第1方向に沿って前記挿入孔に挿入される挿入突起を有し、
前記挿入突起は、前記挿入孔から露出する前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に設けられている、請求項4に記載のカバー付きコネクタ。
【請求項10】
前記収容筒部は、底壁と、前記底壁の両側縁に設けられた2つの第2側壁とを有する半割筒状に形成されており、
前記2つの第2側壁は、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向しており、
前記2つの第2側壁の各々は、前記底壁から前記第1方向および前記第2方向の双方に直交する第3方向に向かって突出しており、
前記第2側壁の前記第3方向の端面は、傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記傾斜面の前記第1方向の端部から前記傾斜面の前記第1反対方向の端部に向かうに連れて、前記底壁に近づくように傾斜して形成されている、請求項1に記載のカバー付きコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、カバー付きコネクタおよびワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、コネクタハウジングと、コネクタハウジングから引き出された電線を覆うカバーとを備えるカバー付きコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。カバーは、コネクタハウジングの軸方向の端部に組み付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-81993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したカバー付きコネクタでは、コネクタハウジングとカバーとの間に寸法公差等の公差に起因する隙間が生じる場合がある。このような隙間が生じると、コネクタハウジングとカバーとの間でがたつきが生じるおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、コネクタハウジングとカバーとの間のがたつきを抑制できるカバー付きコネクタおよびワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のカバー付きコネクタは、電線の端部に接続される端子と、前記端子が第1方向に沿って内部に収容される筒状の本体部を有するコネクタハウジングと、前記本体部の外周に取り付けられた弾性部材と、前記コネクタハウジングの前記第1方向の反対方向である前記第1反対方向の端部に組み付けられたカバーと、を備え、前記弾性部材は、前記第1方向の第1端面と、前記第1反対方向の第2端面とを有し、前記第1端面は、前記本体部に嵌合される相手コネクタの相手ハウジングと接触可能に設けられており、前記コネクタハウジングは、前記第1反対方向の端部から前記第1方向に沿って延びるとともに、前記弾性部材の前記第2端面を露出するガイドレール部を有し、前記カバーは、前記コネクタハウジングの前記第1反対方向の端部から引き出される前記電線を収容可能に形成された収容筒部と、前記第1方向に沿って前記ガイドレール部に挿入されるとともに、前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に形成されたガイド突起とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のカバー付きコネクタおよびワイヤハーネスによれば、コネクタハウジングとカバーとの間のがたつきを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図3は、一実施形態のコネクタを示す概略正面図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図3における4-4線断面図)である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図3における5-5線断面図)である。
図6は、一実施形態のコネクタの一部を示す概略分解斜視図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図8における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図3における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図8における9-9線断面図)である。
図10は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図9における10-10線断面図)である。
図11は、一実施形態のカバーを示す概略斜視図である。
図12は、一実施形態のカバーを示す概略平面図である。
図13は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
図14は、一実施形態のカバーを示す概略正面図である。
図15は、変更例のワイヤハーネスを示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のカバー付きコネクタは、電線の端部に接続される端子と、前記端子が第1方向に沿って内部に収容される筒状の本体部を有するコネクタハウジングと、前記本体部の外周に取り付けられた弾性部材と、前記コネクタハウジングの前記第1方向の反対方向である第1反対方向の端部に組み付けられたカバーと、を備え、前記弾性部材は、前記第1方向に向く第1端面と、前記第1反対方向に向く第2端面とを有し、前記第1端面は、前記本体部に嵌合される相手コネクタの相手ハウジングと接触可能に設けられており、前記コネクタハウジングは、前記第1反対方向の端部から前記第1方向に沿って延びるとともに、前記弾性部材の前記第2端面を露出するガイドレール部を有し、前記カバーは、前記コネクタハウジングの前記第1反対方向の端部から引き出される前記電線を収容可能に形成された収容筒部と、前記第1方向に沿って前記ガイドレール部に挿入されるとともに、前記弾性部材の前記第2端面に接触可能に形成されたガイド突起とを有する。
【0010】
この構成によれば、電線が引き出されるコネクタハウジングの第1反対方向の端部にカバーが組み付けられる。このとき、カバーに設けられたガイド突起は、第1方向に沿ってコネクタハウジングのガイドレール部に挿入されるとともに、ガイドレール部から露出する弾性部材の第2端面に接触される。ここで、コネクタハウジングの本体部に相手コネクタの相手ハウジングが嵌合されると、相手ハウジングが弾性部材の第1端面に接触される。このため、弾性部材は、第1方向において、カバーのガイド突起と相手ハウジングとによって挟まれる。これらガイド突起と相手ハウジングとによって、弾性部材が第1方向に圧縮するように弾性変形される。このような弾性部材によって、コネクタハウジングおよびカバーの第1方向の公差を好適に吸収できる。この結果、第1方向におけるコネクタハウジングとカバーとの間のがたつきを好適に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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